S&P500と金はいずれも1100ドルあたりで底堅く粘っている。為替が、ユーロ・ポンド・ドルとも弱く、円買いになっているのと考え合わせると、全体として通貨への不信相場と言えるのではないか。週刊朝日の記事で日本は1年で破綻するとかF氏が書いているが、あり得ないだろう。例のごとくの財政破綻・円安・インフレ論であるが、今年のサイクル的な一時的円安はあっても、来年以降の超円高は避けることができない。今の欧米通貨不安相場がさらに悪化するのが来年以降だからである。金が買われると、円も買われる傾向は今後も継続するに違いない。来年は、景気実体悪化で株は下がるだろうが、円高・金高の傾向がはっきりしてくると思う。ダウゴールドレシオの下降と、ドル円の下降である。この夏のドル円の上昇、そして来年の下降と、今後ドル円は激しい上げ下げの様相を呈するはずである。それにつれて、クロス円も大きく動くだろう。
為替トレードはポンドドルの売りをある程度手じまった。ドル円は両建てで持っているが、89円ジャストでショートは利食いしてまた戻りを待っている。もうしばらく戻り売りパターンでいけるのではないだろうか。
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