FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



さて、チャートはS&P500ゴールドレシオの日足である。ご覧のように数日前に1.0であったところ、今日は0.98となっている。不思議なもので、この値、そんなに大きくは動かない。株が下がれば金も下がり、株が上がれば金も上がる。
 
ということでブレが少ないのでCFDでの証拠金の余裕が比較的少なくても大丈夫なようなので昨日あたりからすこしL&Sポジションを拡大している。実験するつもりだったが意外に好調なので、金(オンス単位)のロングとS&P500のショートとを等量で増やした。これは長期的には金の上昇と米株の下落に賭けていることになるが、短期的には金のロングについて、株のショートでヘッジをしていることにもなる。現状、ここからの金の大きな値下がりは、株の値下がりによる換金売りになる可能性が高いので、株のショートは充分にヘッジになるはずだ(株のショートに金ロングでヘッジしているとも言える)。もちろん金の上昇に対しても株のショートは逆に働くので当面の儲けは少なくなるが、長期的には、L&S全体で益になるはずである(ダウゴールドレシオの長期下降が正しければ、金がさらに上がり、株はいずれは暴落するだろう。)。また、もう少し状況がはっきりしてくれば、ロングかショートのどちらかに比重を随時置き換えるというトレードもありだろう。




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意外に早く金が1100ドルを回復してきた。このまますんなり再度高値をめざして上がってゆくかどうかひじょうに微妙なところである。一目では、現状、日足、雲下を巡航中であり、遅行線も雲下、転換線と基準線も平行状態という具合で、まだまだ順張りで買っていくパターンではない。なお、MACDがクロスしようとしている点は認められる。現時点での買いは、今後のファンダメンタルを考えながらの長期的なものになると思う。月末あたりまでに1120を越えてくれば安定的上昇も期待できそうだがどうか。

コメントでもご指摘があったように、この金の上昇がユーロ圏のソブリンリスクをも反映したものであるとすれば、ここからユーロドルと金価格との乖離が進むことになる。つまり表層的には、ユーロ建て金価格の上昇である。このところユーロ建て金価格は2ヶ月横ばい傾向であったが、この動向を見ていれば、ユーロ圏への懸念の大きさが計測できる部分もあるはずだ。今後注視してみたい。掲示のチャートのように、コメントでシルバーマンさんが指摘された800ユーロのレジスタンスを突破したようにも見える(今日は811ユーロ)ので、特に今後は注目度が高いだろう。811ユーロはユーロ建て金価格史上最高値更新のはずである。




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