FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



先のエントリーの続きである。もし、先のブログの言うように、金で見た株価がきれいな波動を描いており、現在がその下落局面であるとするならば、ダウだけでなくS&P500でもそれは妥当するはずである。また、ちょうどうまいぐあいに今はS&P500とゴールドがほぼ同一価格であり、レシオが1となっているのでわかりやすい。
 
で、さっそく、その長期チャートを見てみると掲出したもののようになる。このように1980年代には0.5以下であったレシオは、2000年ごろには5以上となった。それからは、表示したように階段状に下落しており、現在は1.0となっている。先のダウゴールドレシオから類推すると2017年にはまたもや0.5を大きく割り込むことになるだろう。このような下落局面であるとするならば、現在の価格で、等量ずつ、金をロングし、S&P500をショートしておけば、まちがいなく2017年には相当な益がでることになるはずである。L&S(ロングアンドショート)の典型的投資手法ということになる。ひとつの思考実験としてご覧いただければ幸いである。




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相場は意外にも反発が少なく、まだドル高継続かのように見える。どこまで続くドル高なのだろうか。自分のトレードは89.40あたりからドル円のショートである。そこそこで利食いを入れてまた上げを待ちたい。
 
さて、あちこちのブログを読んでいたら、非常に興味深いところを見つけた。「ドラクエ的経済観」というおもしろい名前のブログなのだが、ゴールド(金)を単位として株価などを見ていくというコンセプトのところである。で、その中でダウゴールドレシオを数式からシミュレーションするという試みがされており、それによって2048年までの未来のダウゴールドレシオを予測するというのである。興味深いテーマだと思う。ぜひご覧いただきたい。その内容の鋭さには虚を突かれる思いである。3回の連載ものなので、順にご覧いただきたい。当たっているかどうかはともかく、ゴールドを基準にダウ価格を見たダウゴールドレシオが実質的な経済成長の動きを反映するというのはかなり真実に近いのではないだろうか。

(連載第1回)
(連載第2回)
(連載第3回)

この予測によれば、実質的な経済は徐々に成長するが、株価バブルはそのたびごとに山を増してゆき次のバブルにはとんでもない高さとなることになる。また、次の底が2017年あたりというのも参考になる値だろう。





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週末あちこちを見てきたが、コメントで千葉ハムさんからも指摘があったように、やはり、今の相場のテーマはずばり「ユーロ」(欧州)だ。これが、株式・商品すべてを支配している。現在、ユーロドルで1.36台とかなりいいポイントまで下げており、普通ならここから反発に入ってもいい価格帯である。今の「ユーロ」問題が単なる相場の材料なのかそれ以上のものなのかによってここからの動きへの見解は分かれるだろう。いったんの戻し(1.4くらい?)はあってもさらに深くユーロが崩れ、ユーロドル1.2まで見るのか、それともここから大きく反発して1.5を越えていくのか、ひじょうにむずかしい。株式・商品(含む、金)とも、その動向に完全に左右されると思われる。
 
ということで、当面はFXにしぼってトレードしていくが、確実なところでドル円のショートを短い周期での戻り売りで行っていきたい。ドル円も、ドル高があるので大きく崩れることはないと思うが、89円台が底ということもないだろう。金については、もっと下げるまでは当面さわらないことにする。想定していたチャートと食い違ってきている(前回安値を割った)ので長期のレバをかけたロングは遠慮しておく。地金(レバレッジ1)はここよりさげていけば買いはありだろう。



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