リスク選好トレンド復帰か？

昨日は小動きだった。豪ドルがサプライズの金利動かずで大きく下げた以外は、かるい自律反発による為替の動きだったと言える。
　
さて、このところのドル高の先駆け現象となっていた原油の下落であるが、ようやく当面の底をうったような気がする。掲げたのは週足であるが、MA200に沿った穏やかな上昇トレンドに乗っており、波動的にはここからしばらくは上げのリズムになりそうだ（RSIが50が底になっているのに注目。2009年から、ほぼ2ヶ月リズム。）。ということで、原油、そして銀・白金、そして金という形で上げていくことが考えられ、となると、為替も、またリスク選好でのドル売り再開という可能性もあると思う。まだまだ為替のチャート的にはなんとも言えない段階であるが、その芽はあるだろう。オバマ・ボルカーの金融機関規制の動きも気になるが、どうも議会の反発は強いらしくあまり実効性のあるものにはならないような気がする。週末の雇用統計がどう働くか未知数であるが、しばし現状のトレード体制を続けたい。