FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



さて、ロンドンタイムでクロス円はかなり戻した。これはまだ先週までの強いクロス円への残像が残っているためだろう。またユーロドルや金などの戻しも同じだ。ただ、チャート上はいずれもそれほどの強さはなくなっている。
 
遠からず、ドル高・円高、そしてクロス円、ドル円、金の下落が見られることになると思う。ドル円の97円、ユーロ円の134円、ポンド円の159円などは絶好の売りポイントと見ているので、ショートしている。じっくりと様子を見てみたいものである。金はもう少し下げるのを待って押し目買いを狙いたい。




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予想通りドル高がやってきた。理由が今ひとつはっきりしないのであるが、テクニカル的な調整と考えている。豊島氏が金価格について述べていた、「新雪の表層雪崩」というところでいいのではないだろうか?足下の経済はひじょうに不安定なところに、投機資金によって株・商品・欧州通貨・資源通貨に資金が積み上がったものが、自然の重さで崩れたものと考えてよいと思う。AIAの堀内氏も同様な分析(ポジションの傾き=伸びきっていた)を示していた。もちろん、その背後に、ドル体制を維持するための各国の協調政策(それによる操作)のようなものがあると考えることも可能だが、それは実証することが困難である。しかし、BRICsサミットの直前という時期にドルが上がったのは微妙なタイミングとは言える。
 
さて、金価格は928ドルまで来たが目標値の900ドルまではまだある。また更に下げる可能性もある。したがって逆にドルの方も、例えばユーロドルなどは1.35あるいは1.34程度までは下げてもまったくおかしくないだろう。したがってクロス円も現在のラインよりはあと5円以上下降するだろうし、そこまで下がればドル円も95円を保つことはむずかしくなるに違いない。商品が崩れてくると、株も崩れてきて雰囲気が悪くなり、円高傾向が強くなることも予想される。すくなくとも今週いっぱいはこのようなムードが継続しそうな相場であると考えている。来月の満月である7月7日くらいまではサイクル的に下降ムードであり、意外に深い押し目を形成することがあるかもしれない。

ただ、別のエントリーで述べるが、円インデクス分析では、大きな円安が近いうちに予測されており、その後ドル円・クロス円が上昇する時期があることは推測できる。大きく押し目があれば、円売りの大きなチャンスと見る。同時に、ドル売り・金上昇への転換もあると考えている。このところのトレンドの変換を見通してゆきたい。



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