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やまはFX・Crypto



昨日は突然にユーロドルが吹き上がった。スイスフランの売り介入の件もあったが、市場の観測では、ECBの利下げ停止の可能性もとりざたされているようだ。
下はブルームバーグニュースから。

(引用)

方、前日の海外市場では、欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのウェーバー・ドイツ連銀総裁が、ミュンヘンでのイベントで、「ECBの政策委員会は、インフレリスク後退と景気動向の劇的な悪化によって生じた利下げ余地を使い切った」と発言。ユーロの買い戻しにつながった。

三菱UFJ証券クレジット市場部為替課長の塩入稔氏は、ユーロは対ドルでとりあえず1ユーロ=1.40ドル台を上抜けており、ECB当局者の発言も相まって、「すぐには下がりにくい状況になっている」と説明している。

(引用終わり)

テクニカル的には、昨日の急騰で、画像のユーロインデクスのP&Fで見られるように、20日に起こった三角保ち合いからの上方ブレークがかなり明確になった。かなり大きな三角であり目標値は高くなる。このところユーロはドル高によって下げているイメージであったが、ユーロインデクスを見るとそれほどのこともない。ここで上昇すると大きな上昇となるだろう。断定はしにくいが、ここからユーロドルの上昇に転ずる可能性もかなり大きくなってきたと考えてよいのではないか。とすると、金の調整も終了ということになり、先の910ミッドが当面の底値となる。まだ断定できないのでドルストレートでの買いは行わないが、金はそろそろいいのではないかと思っている。

なお、ドル円は、インデクス同士の割り算によって見ると、やはり下降を示唆している。ドル安型のドル円下降というところを第一シナリオで見てゆきたい。

なお、ポンドインデクスもさらなる上昇を示唆していると見られなくもない。とするならば、FOMC声明文発表あたりがきっかけになってドル安の急速な進行もあり得る。ここ数日の動きからは目を離せないだろう。



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昨日は円高傾向は維持されたが、ドル高がいったん巻き戻してドル安傾向となった。主たる原因はユーロスイスに対する介入警戒であろう。ユーロスイスでスイス当局による介入(スイスフラン売り)が入ると、欧州通貨全体が高くなりがちである。
 
ただ、相場としては中途半端なところに位置していることは間違いない。これで今回の調整が完了に向かうとは思えない。GSRもやや下げたもののまだ高いところにある。まだ円高傾向が維持されると考えている。戻りがあるにせよ、次の段階を目指してドル円・クロス円とも下降する可能性が高いのではないだろうか。その時には、たぶん、ドル高も伴うと思うが、こちらはやや自信がない。ドルインデクスのチャートを見ると、単独では、むしろ下げを示唆している部分も大きい。昨日と同様に、ドル安による、ドル円下げというパターンがある可能性も頭に入れておきたい。したがってFXのトレードとしては、クロス円ではなく、ドル円ショートとなる。



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