FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



#末尾に補足記事あり

雇用統計によってドル円は予想通り大きく上に跳ねた。雇用統計は、しばしば米国財政当局に都合がいい数値が出るので疑惑の指標扱いされている。今回も、雇用統計がいい数字なのに、失業率が悪く出たので、一時は、誤報というニュースが出たほどだ(それでドル売りになった。)普通は雇用統計での為替の動きは、いわゆる行って来いになって、その後には大きな影響を与えにくい。

しかし、今回、ドル円の上げ幅は思ったよりも大きく、他のドルストレート通貨まで、ドル買いになったのは意外だった。ドルについては明日のエントリーで考えることとして、まずはドル円についてみてみる。

画像のドルインデクス÷円インデクスでわかるように、今回は下値を切り上げているトレンドラインによってサポートされて、大きく上昇した形となっている。昨年も同じように、だんだんと下値を切り上げていって、上昇して、最後に大下落するという形となっており、今年もそれを踏襲しそうな感じだ。

とすると、この上昇によってひとまずは100円程度を目指すことも考えられなくはない。ただ、サイクル的にはまだ下げのリズムも考えられるのであり、ここからの展開は五分五分だ。月曜の満月(ドル円の転換点となりがち)を待って様子を判断してみたい。クロス円も、ドルの動向によって大きく異なるので、明日また考えてみたい。

いずれにせよ、この大幅な上げはやや意外性があり、予測が難しくなったと言える。

# 「雇用統計」の位置づけについて、コメントでひじょうに有益な情報を教えていただきました。まとめるのが困難なので、「雇用統計」についてさらに知りたいかたは、このエントリーのコメント欄をご参照ください。


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