Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

Mutualism(アカシマシラヒゲエビ)

2021-09-21 19:25:31 | エビ・カニ類

台風14号の影響が消えてから凪の海が続いているやんばるです。

日中は鋭い日差しの真夏日続き。今日は午後の遅くにザッと一雨降ったりして、まだ真夏感たっぷりの日々です。

さすがに朝晩はそれなりにヒンヤリするようになってますけど…。

明日は前線通過で真夏日にはわずかに届かないようですが、その後はまた真夏日続きになりそうな週間予報です。

風は南東~南西。晴れ一時雨。

■■

影響し合う2種の生物の種間関係は、捕食・被食関係と競争関係が主流だと以前はされていたのだとか。

いわゆる弱肉強食的な関係ですね。

しかしその後理解が進むにつれ、寄生を含む共生も普遍的な現象であり、生態系を形成する基本的で重要な種間関係の一つであることが認識されてきたのだそう。

水中世界で言うなら、クマノミとイソギンチャクの関係や、サンゴと褐虫藻の関係、あるいはソメンヤドカリやキンチャクガニとイソギンチャクの関係などがよく知られていますね。

共生はざっくり4つのタイプがあり、双方が利益を得る場合は『相利共生』、片方のみが利益を得る場合は『片利共生』、片方のみが害を被る場合は『片害共生』、片方のみが利益を得て片方のみが害を被る場合は『寄生』と呼ばれるのだとか。

ところがこれらのタイプの間には明確な境界がなく、同じ生物の組み合わせなのに時間的に利害関係が変化したり、環境の影響を受けて関係が変化したりすることもあり、単純にこの4タイプにあてはめることは難しいのだそう。

どこか人間関係にも似てるなぁ…、とか思えたりも…。

■■

さて、こちらの共生は…

〈モエビ科ヒゲナガモエビ属アカシマシラヒゲエビ Lysmata amboinensis 21年8月19日 沖縄島安和〉

学名種小名は『アンボン島の』の意。

タイプ産地であるモルッカ諸島アンボン島に因んでいます。

岩穴に住み、魚の体表を這って食べかすや寄生虫を食するクリーナーシュリンプ。

魚もこの子も利益を得ていますから、相利共生(Mutualism)ですね。

本種の特徴的な体色と白く長い触角を振り回す動作が、クリーナとしての標識の役割をしていると考えられています。

 

 


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