Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

バッジか花(エリグロギンポ)

2018-07-09 19:31:13 | イソギンポ科

接近中の台風8号は、沖縄島直撃コースからは逸れてくれるようです。

本日は青空、北寄りの風が心地よかったり…。

風はまあ徐々に強まってきてはいますが、まだ海は問題ないコンディションでした。

やんばるは暴風域に入らないようなので、海が落ち着くのも早ければいいのですが。

風は北東。晴天。

■■

背広の襟は、上襟(カラー)と下襟(ラペル)を縫い合わせて出来ているのだとか。

ちなみに縫い合わせたラインを襟刻み(ゴージライン)と呼ぶのだそう。

ところで、背広のラペルにボタンホールがありますよね。

今はこの穴にバッジをつけたりしてますね。弁護士さんとか、議員さんとか、まあ普通の会社員さんも。

しかしこの穴は、実は第一ボタンの名残なのだとか。

つまり背広の襟はもともと立って閉じていたということなのだそう。

これはスタンドカラー、学生服のような詰襟ですね。最近は詰襟の制服は少なくなったとか聞いたりしますけど。

詰襟学生服は陸軍の軍服に由来しているそうですが、すると背広の原型も軍服ということなのでしょうか。

それはともかく、どこかの時点で詰襟は開かれたわけです。

何故?

その理由は暑かったから、というこなのだとか。装飾的な意味より実用的な意味だったよう。

そして誰が?

それには軍人という説と、郵便配達人という説があるのだとか。

軍人の他にも、欧州の郵便配達人は詰襟の制服だったようです。

古くは自転車で郵便配達していたわけですから、それは詰襟では熱いでしょうね。

前述のラペルのボタンホールに、欧州の方は花をさすことがよくあるのだとか。

花を止めるための小さな輪がラペルの裏に作られているジャケットもあるのだそうです。

僕には出来ないなぁ…。

■■

さて…

〈イソギンポ科エリグロギンポ属エリグロギンポ Crossosalarias macrospilus 18年6月1日 沖縄島安和グスク〉

画像は幼魚。

学名種小名は『大きな斑点の』の意。

背鰭基部の黒色皮弁のことでしょうか。

あるいは腹鰭直前の鰓膜にある左右1対の大きな黒斑のことでしょうか。

まあ和名の『クロエリ』は後者でしょうね。

 

コメント
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