台風9号も10号も、結局は沖縄島に近づくことはなく、大陸方向へと去っていきました。
もう台風でもなくなってますし…。
海にも大きな影響はなく、灼熱~な週明けになってます。
5号の動きはまあ気になりますけど、こちらも沖縄島には特に影響はない予報になってます。
しかしまあ暑い…。
暖気の流れ込みが激しく、連日猛暑日寸前まで気温が上がる日々。
さらにはスーパー熱帯夜が続いてますやんばるです。
風は南東。晴天。
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念仏とは、仏を念じること。
念仏には〈法身の念仏〉、〈観念の念仏〉、〈称名の念仏〉と3つあるのだとか。
〈法身の念仏〉とは、理法としての仏を念じること。〈観念の念仏〉とは、仏の功徳や仏の相を心に思い浮かべてみること。〈称名の念仏〉とは、仏の名を口に称えること。
なのだそう。
よくわかりませんね……。
ただ、現代念仏といえば、それは〈称名の念仏〉指すのが通常なのだそう。
それはつまり『南無阿弥陀仏』のことです。
あっ…『南無阿弥陀仏』ってお経の一文じゃあなかったんですね…。
お経と念仏がゴチャゴチャになってたかも…。
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さて…
〈テンジクダイ科コミナトテンジクダイ亜科スジイシモチ属ネンブツダイ Ostorhinchus semilineatus 17年7月5日 沖縄島崎本部ゴリラチョップ〉
画像は幼魚。
少し前に体外運搬型保護について書きました。
本種も体外運搬型保護をする魚。しかも体外運搬型保護のうち最もポピュラーな『口内保育』をする魚です。
体外運搬型保護をする23科の魚類の内、約半数の11科が『口内保育』をする種だとされています。
口の中で卵保護するなら体内運搬型保護じゃないの…とか思いませんでした?
口の中は体外と見なされるのだそう。
さてその口内保育中に、口内の卵に新鮮な海水を送ろうと口をパクパクさせる動きが、念仏を称えているように見えることが和名〈ネンブツ〉の由来なのだとか。
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そしてもう一つ…
〈同種同個体 同日 同ポイント〉
本種は、繁殖期に浅瀬に集まりブツブツとつぶやくような音を立てるのだとか。
どうやって音を発しているのかよく分かりませんが、これは求愛行動の一つなのだそう。
この鳴音が、念仏のように聞こえるというのも和名の由来の一説なのだとか。
他にも由来の説があって、どの説が本来の由来なのかはハッキリしていないよう。
複数の説があり、そのどれが本説なのか分からないほど昔から、この名前を持っていた魚ということなのでしょうか。
ずーと昔から、〈パクパク〉と〈ブツブツ〉をやっていたのでしょうね。