早朝は穏やかな天気だったのですが…
お昼までに急激に風が強まった本日のやんばるです。
空もドンヨリ、雨交じりで…、体感はかなり厳し~感じに。
明日はさらに冷え込むようで…。
でも寒さのピークは明日で、その後は寒さもやわらぎ、年末年始はいい感じの陽気になりそうです。
風は強い北~北西。曇、ときどき雨。
〈スズメダイ科ソラスズメダイ亜科ソラスズメダイ属クロメガネスズメダイ Pomacentrus vaiuli 16年11月14日 沖縄島安和〉
画像は幼魚。
ヒレにダメージがありますね…
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水の色は何色でしょう…
コップ一杯の水ならば、それは無色透明ですよね。
でももっと大きなスケールならば…、それは青ですよね。
水が可視光線の赤色を吸収してしまうから…なのだそう。
つまり水が赤色の波長を吸収してしまうから。それは水の分子が赤色の波長を吸収してしまうということ。
すなわちそれは、水分子の運動(移動運動・回転運動・振動運動・結合伸縮運動)に、赤色波長のエネルギーが吸収されてしまうから…ということだとか。
というわけで、水は本質的に青を纏っている、ということなのだそう。
しかしながら海が青いのには他の理由も。
一つは、空の青色を海面が反射しているから。
もう一つは、水中に入った光が水底に反射して。
水中に大きな浮遊物があれば白く濁ってしまいますが、それがなく、また水底が珊瑚砂のような底質で白ければ、そこで反射した光は青色になるのだそう。
さて…
本種のタイプ産地は、サモア独立国の首都アピア。南太平洋に浮かぶウボル島の北方の海岸に位置するサモア唯一の都市です。
その地で、本種は vaiuli と呼ばれていて、それがそのまま本種の学名種小名になったよう。
vaiuli はサモア諸島で『青い水』の意味なのだとか。
〈同種同一個体 同日 同ポイント〉
何故魚である本種が、『青い水』と呼ばれることになったのでしょう?
漠然と、ファンタジックなイメージが浮かんできたり…。
なんにしてもこのタイプ産地の海は、きっと珊瑚砂の真っ白な底質で、高い透明度の青々とした海なのだろうなぁ…と思えたり。