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Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

南の守護神(スザクサラサエビ)

2016-12-23 19:36:57 | エビ・カニ類

北風がビュービュー…な本日のやんばるです。

日差しはタップリだったのですが、それでも寒い~。

明日はもう少し寒くなるのだそう…。

まあ、クリスマスっぽくっていいのかもしれませんけど。

風は北西。晴れ。

〈サラサエビ科サラサエビ属スザクサラサエビ Rhynchocinetes durbanensis 16年11月11日 沖縄島安和グスク〉

西暦794年から1869年まで、日本の首都は平安京でした。

泣くよ(794)ウグイス平安京…、なんてつぶやいて覚えましたよね。

現在の京都府京都市であるこの都市は、〈四神相応〉の都市でした。

〈四神相応〉とは、大地の四方の方角を司る「四神」の存在に最もふさわしいと、伝統的に信じられてきた地勢や地相のことだそう。

つまり平安京は四つの方角のそれぞれを、伝説上の神獣に守られている場所に建設された計画都市なのです。

その神獣とは…

東を司る青龍、西を司る白虎、北を司る玄武、そして南を司る朱雀。

そう、本種の和名にくっついている朱雀(すざく)。

朱雀は鳥の形で表される神獣。

でもまあ、本種は鳥のような形にはまったく見えませんから、形からの名前ではないでしょう。

朱雀の朱は赤。五行説での南方を表す色で、朱雀のパーソナルカラー。

本種の赤い模様を朱雀に見立てたのでしょうか。

『シュイロサラサエビ』や『アカサラサエビ』とかじゃないところが、格好いいなぁ…とか思えたり。

一方…

本種の学名種小名はダーバンという都市。タイプ産地ですね。

ダーバンがある国は、南アフリカ共和国。

あっ、南だ……。

微妙~に朱雀と繋がってるなぁ…とか思えたりも…。

 

コメント
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