北風がビュービュー…な本日のやんばるです。
日差しはタップリだったのですが、それでも寒い~。
明日はもう少し寒くなるのだそう…。
まあ、クリスマスっぽくっていいのかもしれませんけど。
風は北西。晴れ。
〈サラサエビ科サラサエビ属スザクサラサエビ Rhynchocinetes durbanensis 16年11月11日 沖縄島安和グスク〉
西暦794年から1869年まで、日本の首都は平安京でした。
泣くよ(794)ウグイス平安京…、なんてつぶやいて覚えましたよね。
現在の京都府京都市であるこの都市は、〈四神相応〉の都市でした。
〈四神相応〉とは、大地の四方の方角を司る「四神」の存在に最もふさわしいと、伝統的に信じられてきた地勢や地相のことだそう。
つまり平安京は四つの方角のそれぞれを、伝説上の神獣に守られている場所に建設された計画都市なのです。
その神獣とは…
東を司る青龍、西を司る白虎、北を司る玄武、そして南を司る朱雀。
そう、本種の和名にくっついている朱雀(すざく)。
朱雀は鳥の形で表される神獣。
でもまあ、本種は鳥のような形にはまったく見えませんから、形からの名前ではないでしょう。
朱雀の朱は赤。五行説での南方を表す色で、朱雀のパーソナルカラー。
本種の赤い模様を朱雀に見立てたのでしょうか。
『シュイロサラサエビ』や『アカサラサエビ』とかじゃないところが、格好いいなぁ…とか思えたり。
一方…
本種の学名種小名はダーバンという都市。タイプ産地ですね。
ダーバンがある国は、南アフリカ共和国。
あっ、南だ……。
微妙~に朱雀と繋がってるなぁ…とか思えたりも…。