湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

経済的チャンスを潰し続ける日本人

2021-06-06 16:41:07 | Weblog
日本経済の行く末について、少し考えてみました
香港から自由が奪われ
東アジアの金融センターが失われようとしています

当然ながら、それに代わる都市が必要です
それはシンガポールか東京か?
本来、東京がなるべきところです
それが出来ないのは、日本政府の共産主義的性格です

以前、一度、そのチャンスはありました
1980年代の後半です
1984年に、香港返還が決まり
香港に代わるアジアの金融センターが求められたからです

アメリカからは貿易赤字の削減のため
内需拡大が求められ、日本は金融緩和に踏み切りました
1985年のプラザ合意により
円高を容認する全世界の協調為替介入が合意されました

円高と低金利により
土地は高騰し、その流れで日本株も高騰しました
日露戦争以来の日本の対外債務も消えました
日本は世界有数の債権国となり
東京がアジアの金融センターになる条件は整いました

強い円を背景に、日本は積極的に海外投資をすべき段階にありました
実際、ニューヨークの摩天楼を買い取ったりしたのですが
どう考えても、前向きの投資とは言えません
人類の未来のために、もっと別の投資先を探すべきでした・・・

世界中の金融機関、資本家、金持ちが日本に集まろうという
まさにこの時に、何と、日本政府は、国土法を使って、土地取引の自由を否定し
消費税という新たな税金を作って、増税路線に転じました
バブルと呼ばれた空前の好景気は、あっさり潰れてしまいました
正確に言えば、潰してしまったのです

今、仮に日本を国際金融センターにしようとしても
日本人のメンタリティーでは、上手くいかないでしょう
経済の自由について、本質的な理解が必要です
金持ちを虐める国に、金持ちは集まりません


コメント
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