湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

「完食指導」と「会食恐怖症」

2021-06-03 12:22:27 | Weblog
私が糖尿病になってから
あとの祭りとは言え、原因を色々考えました
その一つに「完食義務感」があることに気付きました
自分の目の前に出された食べ物は完食すべきという義務感です

私は、家では、そうした教育は受けていません
両親も祖父母も、私に食事を強要することはありませんでした
そういう家庭環境で育った私は、学校給食が苦手でした
あまり美味しくなかったし、完食を求まられるのが苦痛でした

私は、このことをいつかブログで書こうと思っていました
今日、パソコンを開くと

”「会食恐怖症」給食の完食指導が引き金に”

というニュースの表題が目にとまりました

中国新聞の記事です
私はピンときて、記事を読んでみると、予想通りの内容でした
食の細い子供にとって、あれは残酷な行為です
やがて、子供の時のトラウマが、成人後に「会食恐怖症」を発症するらしいのです

私も小学校低学年の時は、食が細く給食が苦痛でした
完食のプレッシャーは、さほどではなかったと思いますが
完食できないこと自体が情けなく、苦痛でした
さすがに、高学年になれば、そういうことは無くなりました

次なる完食プレッシャーは社会人いなってからです
会食の席では、完食プレッシャーがあります
食が細いと、男らしくないように思われそうで、無理にでも食べていました
そして、付け加えるなら、無理にでも飲んでいました

仕事をバリバリやって、仕事を終えれば、豪快に飲む
それが男らしさであると、自分自身が考えていましたし
周囲に対しても、そんな風に見せていました
その結果が・・・糖尿病でした

私は今「残す勇気」と自分に言い聞かせています
もう少しで完食だと思っても
もう十分だと思えば、残す決断をします
家の中だけで無く、外食でも、そうするように努力しています
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