湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

同族経営の良さ

2007-01-25 19:06:14 | Weblog
昔と今と、どちらが良いか?
人によって、条件によって、立場によって、境遇によって
それぞれ異なる意見はあるでしょう
しかし、これだけは今の方が良いと思うものに
私の場合、日本酒の味があります

私の子供の頃の日本酒は不味かった
何故、子供の私が日本酒の味を知っていたのかという問題はともかく
とにかく不味かったのです
今でも、不味い日本酒はありますが
全体としては、ずいぶん旨くなったと思います

高校生の時に飲んだ「越の寒梅」は旨かった
こんなに旨い日本酒があるのかと衝撃を受けました
ドイツの白ワインみたいで、フルーティーで後味が良くて
ただし、大人になってから飲んだ「越の寒梅」は全然違う味で
とても、がっかりしたのを憶えています
あれはどうしたわけでしょう?

日本酒に限らず、ビールも焼酎も、そして国産ワインも
昔に較べると、本当に美味しくなりました
ビールは大手企業の独占状態が続いていますが
他のアルコール類は、地方の中小醸造所が、がんばっているのです
その多くは家族経営や同族経営です
強い意志と夢を持ったオーナー経営者が
美味しくて個性的なお酒を造っているのです

不二家の事件で、同族経営を批判する新聞や論者がいます

不二家の社長は自分の責任を認め、辞任しました
不二家は消費者に直接的な被害を出しておりません
「三菱ふそう」は死者を含む多くの被害者を出し
消費者を欺きつづけました
にもかかわらず、社長以下、責任逃れを繰り返し
法の形式的解釈で無罪を勝ち取りました

オーナー経営のどこが悪く、サラリーマン経営のどこが良いのでしょう
「三菱ふそう」のサラリーマン経営は、そんなに素晴らしいものでしょうか?
コメント
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