無意識日記
宇多田光 word:i_
 



グーグルグラスがライバル
と書いたが、本音はつまり、スマートフォン/タブレット全盛の今の時代に「おまぃら目で見てばっかり。耳でも聞けよ。」と言いたい訳だ。

Apple Watchには魅力を感じない。機能的にはipod nano5thがネットに繋がった、という程度にみえる。

今思い返してもipod nano5thは異常に優秀で、最大の過ちはnanoと名付けた事だった。それまでのnanoファンにはウケないが、その10倍以上の厚さの層にはバカウケするポテンシャルを持っていたというのに。あれは勿体無かった。

もっとも、今のところ私が知る限りベストなデザインのポータブル・プレイヤーはTimpyだ。あれめっちゃ欲しかった。あれの画面表示がipod nano5thになったら最強だ。詳しくは検索して欲しいが、未だにあれをどの企業も商品化しようとしなかったのが信じられん。間違いなく買ったと思う。

まぁそれはいい。イヤホン型ウォークマンを手に入れて何が変わったかといえば、「日常の生活の中にこんなに音楽を聴いていられる時間があったのか」という事だ。前はヘッドバンド型ヘッドホンに極短のコードでipod nano5thを繋いで擬似Timpyにして悦に入っていたのだが、274Sを手に入れてからは兎に角それより1日に聴ける曲数が増えた。その気になれば宇多田ヒカルのフルアルバムを1日で聴き終えれてしまう。炊事洗濯掃除買い物昼寝お散歩なんていう普通の休日を過ごせばすぐにそうなる。トイレはおろか風呂に入るのも大丈夫。何しろ最初水に入れて売ってた位ですから。流石に頭を洗うのに邪魔なので結局外しちゃうんだけど、それくらい。前にも書いたが、「パンツを穿く前にもう着けている」勢いなのだ。わしゃどんだけジャンキーなんだか。

本音をいえばこのスタイルでAM/FMラジオが欲しい。片耳AMラジオは実在したようだが今はもう手に入りそうにない。ここで秀逸だったのがipod nano5thで、ヘッドホンにかけたままFMラジオを十分受信できていた。勿論Timpyはラジオ搭載である。

散歩好きにはラジオは欠かせない。特に交通情報と天気予報がすらっと入ってくるのはいい。そりゃもちろんスマホか携帯があればすぐチェック出来るのだが何も取り出さなくていい、という便利さは体験してみないとわからないかもしれない。

1日が長くなった。どれだけ忙しい1日でも、アルバム一枚分くらいなら曲が聴けるものなのだ、と知れたのは大きい。不便さは幾らでもある。正直、まだまだ商品名を連呼して他人に勧められるような完成度ではない。興味をもってもらえたら、様々な弱点を踏まえた上で試してみてくれたらいいかな、という程度だ。

という訳で今の私の音楽ライフは両面だ。イヤホン型ウォークマンを耳に嵌めて大量の音楽を摂取する一方、ハイレゾ音源の高音質をいい音で堪能する。どっちも必要であるが、やっぱり利便性の追究というのはウキウキする。あとはメーカーがもっと本腰を入れてくれたらと願うばかりだが今年の2月に発売された新商品のコンセプトからすると、なんだか全然その可能性の大きさに気がついていないようで…そら没落するわ。(←言い過ぎ)

という訳でヒカルにも、もっと音がよくなったら愛用を進めたい。10年前ipodを手に入れてワークアウトに励んでいる話をしていたが、今ならこれだろう。水泳までできちゃうんだから凄い。場所によっては、緊急時の呼び掛けが聞こえない為装着を断られる事もあるらしいが。

そうなのだ。こいつの最大の弱点はそこで、便利過ぎて本来なら耳が聞こえていないと危ない場面にもひょひょひょいっと飛び込めてしまう事なのだ。これを解決する為に「外部音も同時に再生するモード」の開発と普及が待たれるところなのだが…という話にまで踏み込むと随分話が長くなるのでここらへんで打ち切ろう。次回からは多分、 #Utada と #Hikki の2つのハッシュタグが復活する筈ですんで…。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




コードレスイヤホン機能付きイヤホン型ウォークマンはまだまだ未完成だ。恐らく、本丸はインターネットラジオの搭載だろう。

理想をいえば単独で無線ブロードバンドに接続できればいいのだが、次善としてはスマートフォンで一旦受信してそこからBluetoothでギヤホンに飛ばす、という手順でもよい。まぁそれはどっちだっていいさ。

妄想を逞しくすると。操作性としてはギヤホン単体で選曲出来るのが望ましい。例えば、本体左右にダイヤルを1つずつ設置してその組み合わせで選曲する、とかすれば一ダイヤル10チャンネルなら100局、12チャンネルなら144局のプリセットが可能だ。勿論この数を個人がプリセットするのは面倒なのでiTunesStoreのプレイリスト販売みたいな感じで各ジャンル推奨のプリセットを取り揃えてそこから選べるようにすればよい。買った時には最もオーソドックスな最新の選曲リストをドライバーと共にダウンロードできるようにして…。らじるらじるやRadikoのような既存のラジオ局もあった方がいいな。兎に角、左右のダイヤル操作だけでリアルタイムに世界中の音楽やトークが流れ込んでくるのが理想である。ギヤホン単体では画面が無いので設定により音声でラジオ局名を案内してくれる機能も必須だろう。


音声案内、という所からもう一歩踏み込むと更に便利になりそう。そこまでいくとギヤホンかどうかは関係ないのだが、画面表示に頼らず音声だけでどこまでいけるかの思考実験である。

DJAIの開発。人工知能ディスクジョッキーだ。機能としては、もうシンプルにMP3のタグを読み上げるところから始めればよい。実際ipodにはその機能が搭載されている。ここから一歩踏み込んで、キャラ付けされたDJAIたちが楽曲情報をもとにそれぞれの個性にしたがって"トーク"を繰り広げる、という寸法だ。

幾ら無線ブロードバンドが普及したとはいえ、接続が不安定になるケースはどうしたって出てくる。そんな時にローカルのソースだけを使って"ラジオ番組"を生成する事はできないだろうか。ギヤホン内に保存されたMP3ファイルをシャッフルしてそこにDJの曲紹介が被さる。ギヤホンの弱点にして長所は画面をアテに出来ない事なので、今再生されている楽曲のアーティスト名とか曲名とか作曲者名とか収録アルバム名とか、喋って伝えて欲しい事柄は幾らでもある。それをDJAIに喋って貰うのだ。

最初は一昔前の初音ミクのようにぎこちないだろうが、AIというからには学習して次第に"達者な喋り"になっていくだろう。その成長ぶりもまた楽しみになるのではないか。

カスタマイズも自由度が高い方がいい。曲間を切らさずにクロスフェイドの中イントロだけの尺で曲紹介するような設定とか、NHKFMのように「二曲続けてどうぞ」モード、更には曲が終わった後にも「今お聞きうただいたのは…でした」を付け加えたり加えなかったりできるとか、色々あるだろう。てか、こゆのって交通情報や天気情報で先に実践されてないのかな。定型データに従って機械音声で読み上げさせれればいいのだが…。


ともかくこの分野はまだまだ"夢がひろがりんぐ"だろう。WindowsやAppleのおかげで蔑ろにされ続けてきた"音声"の分野だけに、できる事はまだまだありそうだ。まぁライバルはグーグルグラスになるんじゃないか。妄想を広げているだけだけど、これが妙に楽しいんだよねぇ…。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )