無意識日記
宇多田光 word:i_
 



多分、いろんな人に「よくそんだけネタが続くねぇ」と「毎日おんなじようなことダラダラ書いてて飽きない?」の両方を思われている気がするが、今、7つくらいネタが思い浮かんでどれについて書くか悩んでいるところだ。

こういう時は、その7つを全部一旦捨てて(また来週以降拾う予定)たった今から新しいネタを捻り出すのがいちばんいい。

さて。(この間約6分)…整いました。(ねづっちか)

昔、らくごのごというテレビ番組があった。観客からお題を3つ貰い、そのお題(キーワード)を盛り込んでその場で幾らか時間を貰い即興で落語を披露するという脳味噌が磨り減りそうな内容である。かの蘊蓄王決定戦もそうだが、テレビ朝日は頭脳を何だと思っているのか。

同じ事を歌で出来ないか、と昔提案した事がある。ニコニコ生放送をイメージしよう。コメントでお題を募りヒカルがそれを3つ拾って即興で歌詞とメロディーを作って歌う、というものだ。まぁ出来て数十秒だろうが、著作権に配慮しなければならないカバー等よりはよほど現実味のある案だったんじゃないかと思われる。その場で作ったものだから、ややこしい話は無しになるだろう。

で。どうせならそこから続きがあってもいいんじゃないか。その数十秒の歌詞とメロディーを元に、今度はリスナーの方がフルコーラスの構成を考えるのだ。それをYoutubeに上げるなりボーカロイドに歌わせるなりして皆或いはヒカルにだけ見て貰う。で、その中でヒカルが気に入ったものがあれば(恐らく、ヒカルが幾らか手直しをして)ヒカルにまた歌って貰える、というのはどうか。別にフルコーラスでなくとも、ヒカルが気に入ったところだけ歌ってくれればよい。何だかアーティストとファンの間で双方向のクリエイティブが生まれて、いい感じなんじゃないの。なお著作権は基本的にヒカル側に、という事になるが(でないときっと楽しくない)。

勿論、実現は難しいだろうねぇ。ヒカルがまずたぶん"即興"というものに弱い。さっき作った歌を鍵盤を弾きながら歌うとか結構難易度高い。WILD LIFEを見る限り、弾き語りスキル自体は随分と上がった気がするが。更に、「こういうのは性に合わない」と言う可能性が大だ。確かに、ヒカルでなくてもよい企画ではある。

ではもう一押し。こういうのはどうか。くまちゃんに歌って貰うのだ。声の出演:宇多田ヒカルで。ギガントを着てしまうと歌えないだろうから、ヒカルが黒子になりながらでも何でもいいからくまちゃんに踊ってもらって。歩けないけど踊れるんだから。歌うくまちゃん。新機軸な事この上ない。

「くまちゃんとラジオ」という企画にまでいってしまうと若干イタイか。やる事がやる事なのでライバルはいっこく堂になってしまうが、ヒカルがノリノリになりかねない企画としては秀逸かもしれない。なんだか昔懐かしい教育テレビ(今ETU)のノリである。そういえばテレビ朝日も昔は教育テレビだったなぁ。今は見る影もないが。

ヒカルとくまちゃんが会話する絵にするか、くまちゃんだけが出ずっぱりで出る図にするかでも大きく違う。前者はかなりイタイが、後者は立派な芸である。しかし、ファンとしてはくまちゃんよりヒカルを見たいだろうから前者の方が人気がありそうだな…。

ここまでくれば「歌:くまちゃん」でデビューしてしまってもいいかもしれない。…デビュー何度目だあんた。(笑)

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次のニュースの待ち方が難しい。例えばHikaruの復帰がEVAと連動したりしている予定だったとしたら、先方の都合次第で年単位で時期がズレたりするかもしれない。となると、レーベルとしては何か間を埋めるリリースを考えたくなってくるところだが、宇多うたアルバムの後は何を発表してもファンから"がっかり"される可能性が、そろそろ出てきた。もう本人が出てくるだろうと思ってたのに、という心境だ。

動きづれぇ。そう思う。とはいえ、もともとアーティスト活動休止は"無期限"の約束なのだから5年だろうと6年だろうと本来なら構わない。なのに三宅さんや照實さんが余計な事を言うから…と思ってるのは、彼らの発言をチェックして覚えている極一部のファンだけ、だったらよいのだが…。

そういう意味では、世間で忘れ去られていく状況というのは、悪くないかもしれない。期待も何もない状況でいきなり宇多田ヒカルが現れたら"儲けもの"だろうからだ。「そういえばコイツが居たじゃないか!」という具合。そういう意味では、更にもっと何もせずに休止していた方がいい、かもしれない。

一方で、機運とか雰囲気とかいうものもある。周りをあたためておいてから満をじして、という具合。あたためる、というのに本人を巻き込むか否かは難しいところで、それはその時の状況によるとしかいえないが。

プロモーション・スタッフの方は、この5年間もずっと現役のA&Rをやってきているのだから、シーンの風向きみたいなものはよくよく知っている筈だ。あとはファンの世代交代をどこまで読むかだろう。

結構なパズルである。タイアップがあって、そちらの予定が未定なら尚更だ。多分、今は何も手を出していないのではないか。現時点では動くだけ無駄考えるだけ無駄、というのが最善の判断たりえる。我々には状況把握など及びもつかないから、推測しておくしかできないが。


いっそのこと、あと2年くらい音沙汰無しの方が色んな問題がシンプルになっていて楽かもしれないな、とも思う。多分、復帰後は色々なライターさんたちが「宇多田ヒカルの空白期間の長さ」について"時代的必然性"を持ち出して語るだろうからそれはその時の楽しみにとっておくとして、今の私は今ここから見えている風景を書き留めておこう。渦中において海の全景を眺めるのは無理難題なのだから。いやまぁ、今が渦の中かというと、別にそんなことはないのですけれども。

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