ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

桃の節句・いいとこどり

2006-03-03 23:04:17 | Weblog
 俗に“雛祭り”の日だけど、もうずっと実感はない。
 昨日のドリンク誤飲の方は、小康で様子見。
 夕方に鎖骨下静脈穿刺の方向転換(初めにやったときにカテーテル=点滴を流す細い管、が下大静脈ではなく、内頚静脈と頭部に向かっていってしまったのを、本来の下大静脈の方向に戻す)を研修医とやった。
 やったというのは、私の監督下に研修医が実行するのです。
 患者さんには私と一緒に若いのがやりますと言ってあるのです。
 やる前に、紙面に書いてイメージさせて、レントゲンTVで透視を見ながら修正。
 簡単、10分で終了と思ったら、看護師が点滴の落ちが悪いのですというのです。
 見ると確かに悪く、仕方ないので太いのに差し替えることとなった。
 急なことでで、イメージを研修医に話してやらせたのです。
 残念、どうもうまくいかないのです。致し方なく、今までの努力を御破算にして、折角のカテーテルを抜いて、その場で刺し直しになってしまった。
 更に、もちろん研修医にその場で鎖骨下静脈穿刺の再穿刺をやらせたのです。
 (当たり前だよね、ケリがつくまでやるのは。)
 結局、今日も穿刺の日になってしまった。
 ここで研修医に差を付けてしまった。
   研修医が鎖骨下静脈を探しあぐねて迷っていると、患者さんから“背中が痛  い、もういい、部屋に帰る”と言われてしまったのです。
   ここで登場する私。“10分だけ待って下さい”と頼んで、パシッと穿刺し  て、ケリをつけました。

※ たまには、“いいとこ”見せても良いでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする