ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

久しぶりに“阿吽”

2007-03-31 22:41:42 | Weblog
 今朝は7時に起きて、朝食後の一休みの後、宿題をするはずだった。
 すると、こんな時に限って電話、病院から。
 当直医から、昨夜に一人入院でお願い。まあ、いつも診てた方でしょうがないね。
 でも、もう気管内挿管がなされていて、あとやることは御家族へのお話だけ。
 しばらくして、出勤。患者さんを診て指示を確認して帰ろうかと考えていると、御家族が来た。未明に来て、一旦帰られていた。
 2、30分話して、“阿吽(あうん)”を感じて帰る。
 この場合の阿吽とは『無理ない範囲で、出来るだけ。』、具体的には“心臓マッサージ”をするとかしないとかの生々しい言葉は一言も言わずに終了。
 もし、突っ込み鋭い御家族が あとから来たりするときわどくなる可能性も出るけど、そんなのはいい。
 しかし、これでは自分の身は守れていないだろう。
 夕方、血圧が下がってきたとの報告に再度出勤。診てると暫くして、また、御家族が見えて、少し話して帰る。
 家に帰ると病院から電話が入っていた。掛け直すと「○○○」、帰ったばかりなので後は当直に任せた。
 朝夕と二回お会いしたのでまあ良いでしょう。

 お陰で宿題は二ページ分しかできなかった。後は明日に任せる。今日はヤメた。

 宮崎県東○○知事はインフルエンザで入院。少々のインフルエンザで入院しまくったら病院はパンク、院内感染頻発でメチャになるってこと知ってる?
どいつがインフルエンザで入院を勧めたのかいな、まったく!
 これって特別扱いになる。
 当院は極力入院させず、自宅療養。これが一般のレベル。

※ ついでに、あの“タミフル”飲んだかどうかも教えて!
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年度替わりの宿題?

2007-03-30 23:07:26 | Weblog
 朝は雨の中の通勤、カゼもようやく九分通り軽快、一週間もかかった。
 薬を飲んでみたい誘惑に耐え、早寝と力を抜いて耐えて治った。
 でも39度近くまでになってたら、きっと“タミフル”を飲んだはず。

 今日の外来の中に一人心配だった方。経過から悪性疾患は考え難かったが治りが遅く、もしや何か抜けてる?って不安が残っていた。
 多分ウィルス感染で良いだろうという推定、ウィルス確定は対象が絞れないと困難。

 3月は31日が土曜日なので、退職する方の殆どは今日が最終日。挨拶回りに花束を抱えて、やはり照れちゃいそう。
 何と声を掛けるべきか、何人も来ると少しは変えないと格好付かない。
 来月からよそへ行く若いのは挨拶に来た、一応って感じかな。
 新しく来る若いのがきて、中心静脈穿刺は頸動脈からやってるという。
 まあ、ええがな。

 同僚が患者さんの身内に市会議員の方がいたけど腰が低かったよと言う。
 そう、地方選挙がもうすぐだから、高くできない。
 夜、車で走ったら選挙カーは左端を遠慮がちに走っており、追い抜かれる時には更に左側に寄せ、左ランプ点滅までさせて遠慮を示す。

 明日あさっては必ず宿題と準備をしかかってたら、パソコンが突然ブルー画面で停止。再起動に時間がかかり焦った。この頃よく起こるようになり、このマイナーパソコンはハズレのよう。

※ トーキョーミッドタウン、みんなわざわざ元気もてあましてる、ヒマも。
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国試一人落っこち

2007-03-29 22:31:58 | Weblog
 夕方、私の勤務病院に4月から研修希望を出していた内の一人が医師国家試験に落ちてしまったことが判明。
 合格率からみると、ぼちぼち誰かが落ちる頃とみんな危惧、“やっぱり”。
 今は国家試験は年一回、来春まで浪人。私の頃は年二回で、秋から研修に来るのもいた、ちょっと格好悪いけど。
 今日、合格を確認した残りは日曜を入れてたった三日の安息日しかなく、四日目には仕事開始、最初は退屈研修が待ってる。
 私も、4日(水)に一時間ほどお話をせねばならない。準備は去年のまま、先日の風邪のため、今度の土日に掛けるしかない。
 四月初めの研修医は世間に対して無知だからまだまだ十分素直で楽しみ。
 いい加減な怪しいことを教える先輩もいるけどね。
 
 他の社会でもそう?
 でも、ふとスポーツニュースを見ると、“楽天”田中投手は本番試合で投げてた。
 三月三十一日までは、まだ高校生かと思ってたけども、三月でももう働いて良いんですね。しかし、打たれて残念“KO”。
 準高校生投手に簡単に抑えられては、先輩達は立場ないし。
 古いけど、あの浪商高二中退(なら確実高校生)の尾崎投手は超伝説。

※ 医師国試に落ちても、行き先は他にはないよ、今更。
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注意力散漫の結果

2007-03-28 21:41:08 | Weblog
 風邪も後一、二歩で良くなりそう。今日は予約外来だけど、まあ熱もないし、坐業だから出来るね。急に変更頼むと交代医師は初対面の患者さんを把握出来ずにうーんと遅れる。自分でやった。月曜の夜が一番悪い状態だった。
 患者さんにしてみれば、急な交代はた迷惑の限りだろう。
 外科医の手術、長時間の立ち仕事は無理だし、特別で無ければ顔も見えないので代理出来そう。こう書くと外科医師に叱られる?
しかし、先週末からの不調で患者さんには迷惑をかけてしまった。
 今週初めから化学療法(悪性疾患)を予定していた方には、不調だからこそミスは絶対にいけないと気をつけた分、そうでない方にはおざなりの部分が出て、患者さんに熱が出ていたのを食欲OKだからと軽く流してしまい、二日分遅れてしまった。
 『痛い思いをさせてはならない』と、痛い思いはさせなかったけど、熱い思いを感じ続けさせてしまった。  

※ 「わかっちゃいるけど、やめられない」真実の言葉。
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後二日で国試発表

2007-03-27 22:09:46 | Weblog
 昨夜は早く寝たけど、けっこう悶々と芯からの熱さを感じて不調の夜。しかし、朝方には身体も楽になってきた感じで、快方に向かってるかな。
 朝食の味も普通でまあまあ。でも、もう少しなので自転車出勤。
 入院患者さんには必要以外は近づかない。ひどめの方もなく、やや低めで平穏。
 机でデスクワーク、次週から新研修医も来る予定でスケジュールを調整。
 国家試験の発表は3月29日。
 私達の頃ははるかな昔、発表は5月だった?忘れちまった。
 試験から発表までの間は、学生でもなく社会人でもなく、全くの脳天気(能天気)、浪人身分んの古きよき時代だった。
 今の学生は卒業、国家試験、発表後3日目から早速研修医になって修行。
 中間の雲の間を漂うような期間はほんの数日。

 夕方、研修医が気胸の方の胸腔穿刺。見てると言いたくなるけどじっと我慢。
 少々の回り道はあったけど何とか終了。

 別に会議もあったが、実りのない時間を費やしてしまった。

※ 患者さんに『痛い思いをさせてはならない』。
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タミフルいらない

2007-03-26 20:18:08 | Weblog
 だったら、「インフルエンザの検査もしなくていい」と言ってよ。
 検査と時間の無駄。今日は週明けで40人以上の新患患者さんが来て、私一人でやったのではないけど、適宜ダッシュをしてるのに、言ったら悪いけど、無駄な時間でみんなに迷惑。
 中年の方だったし、病状的にインフルエンザが非常に疑わしく、検査確認を勧めて実施。こんなことなら、検査をする前に断りを入れるべきだった。
 『タミフルを飲まないのでしたら、インフルエンザ検査は殆ど無駄です。』と。
 結果が陽性で、お勧めしたら「飲みたくない」とお返事が二人も。
 連日のマスコミ教育宣伝効果が充分すぎる位で、今日の方達拒否反応が強かった。
 返せば、ただの風邪には薬は要らない、数年前まではインフルエンザも無理しないでしのいで待つだけだったとまでも教育してくれたら、患者さんの要求もどんどん上がっていかない。
 でも、ワクチンしたけどインフルエンザ発症の不運な方もいた。

※ 熱は出てないけど私の風邪も今一つ、集中が続かない。早く寝る。
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カゼを引くのは“労災”

2007-03-25 21:49:50 | Weblog
 23日の金曜日から、ノドの変な感じがあってやばそうと思っていた。昨日は何とか持ちこたえてお話も出来たが、今朝から鼻水が出てきて、これはカゼ。
 熱っぽさや倦怠感はなく、食事の味も量もかわらないので、インフルエンザではなく、いわゆる“ただのカゼ”。先週病院で誰かからもらったんだろう。
 家族は引いてなかったし、通勤に満員電車はないから、これは労災だろうね。
 特効薬はないはずだから、無理しないで辛抱だけ。
 外は雨だし、来週の勉強会の準備を少し。
 
 石川県で地震のニュース。こっちまではゆれてこなかったからTVニュースで知った。自分の立ってる大地がゆれるのは何回感じても、足元から崩れそうでビビル。
 庭の石灯籠なんて、お亡くなりになった方には気の毒だけどさすが石川県。

 相撲の優勝決定戦、蒙古大会は一見説明し難い取り口。

※ そういえば、昔のハワイ・三巨漢リーグ戦にも、そんな感じがあった。
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タミフル、立証できる?

2007-03-24 22:55:32 | Weblog
 今日は健診に来た方々に対し、検査結果の出るまで小講義を少し。
 出だしはノリが悪く、自分でもこの話し方では理解されてなさそうと感じるくらいのスタート。
 それで、話しては簡単にまとめを入れて、次へ進むというやり方にして少しは分かったということにしておく?
 健診なんだけど、しっかりと病気になってしまっている方も来たりして、その方の気持ちを聞いてみたい気もしたが、傷つけるのでやらない。
 まあ、一般的にはまだまだこんな認識程度が混在していると受け止めるべきだろう。

 先日、超高齢者インフルエンザ患者さん、元気なかったので入院させたが、迷わずこれ飲むしかないと“タミフル”を出し、、効果(+)。元気回復している。
 これはやはりよく効いたと判断すべきだろう。
 ロシュは、2000年の発売以来、タミフル服用4500万人、死亡例128件報告。うち8件は精神・神経系の行動に関連していたが、いずれもタミフルが原因とは立証されていないと述べた。
 状況証拠は怪しくても、立証は極めて難しいのは当たり前。が、疑わしきは注意しておくとすべきだろうはもう致し方ない。
 でも、今の自分では、まだインフルエンザが発症したら飲みたい気が大。

※ 二連敗スタートの朝青龍、今日も勝って、やはり優勝戦線入り。
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自分がいないから?

2007-03-23 22:17:57 | Weblog
 今日の会議で労働環境についてちょっと注文。
 ある場所、時として結構熱そうで汚臭がしっかりただよう
 先日、たまたまその事実を体感し、そこでの仕事は時間帯によっては劣悪環境。
 しかし、ずっと以前からそのまま。働いている方は立場が弱く余り言わなかったようで、それなら周囲がもっと環境改善に努めてあげたらっていう状況のはずなのに、今日の話し合いでは、『自分はそこにいないから・・・』なんて他人のような言い方。『昨日今日じゃなく、数年前からなんだよ!』とまあ、頭の中では切れても、言葉では切れなかったけど。
 そんな認識では立場の弱い人は“どうすりゃいいの?”。
 今度から『あんたがそこで働いてみな!』とちょっと“正義派”になった。

 外来予約は少なく、一見順調そうだったけど、解決しがたい病態の方がいて、困ってしまった。
 結局、他の診療科の考えも聞いて、一週間待つことにした。でも、患者さんにとっては不安の一週間だろう、堪忍。
 3/16に重圧の中で鎖骨下静脈穿刺をさせてもらった方は逝ってしまった、残念。
 この頃入院患者さんが増えて、仕事がズルズルと時間外に入ってしまう。

 午後、結論のさびしい話し合いをしたのは間違いだったかな。

※ 目標を見失ったら、取り繕い(とりつくろい)ばかり。
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タミフル、どうする?

2007-03-22 22:39:55 | Weblog
 早速、新患患者さんの第一号は10代、昨日からの急な発熱、39度。
 話を聞いていくとかなり“インフルエンザ”が怪しい。
 しかし、朝刊の第一面やTVニュースで厚生労働省からの言葉巧みな実質“使用禁止”と読める通達が出ては、表向きは使えなくなってしまった。
 「あなたはインフルエンザが非常に疑わしいが、厚生労働省からタミフルは使うなとの指令が出てしまい、通常の方には処方出来ません。インフルエンザの検査をしても、タミフルを使わないのなら、後やることはその昔と同じですから、検査することは無駄になります。弱めの解熱剤などで水分補給して辛抱だけ。」
 次に20代前半の方が親と一緒に来た。この方も臨床的にインフルエンザが疑わしく、「迅速検査をしましょうか?でも陽性の場合、タミフルを飲まれますか?」と聞くと、ためらった後「飲みません」と言われた。
 「それでは検査をしても、余り役には立ちませんから御自宅で休んでください。」とやはり弱めの解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン:患者希望)を出してお帰り。
 その後、三人のインフルエンザ(三人とも検査陽性で今日の検査陽性率は100%)患者さんが来た。
 しかし、高齢者、喘息持ち、自ら飲みたいと言う方達で、お三方とも処方。

 今日の新患は春分の日明けのためか、多くて40人近かった。
 午後には今月二人目の鎖骨下静脈穿刺予定。この方は以前から私が診ていて、まあ、自分でやった方がよさそうと考えた人。
 やや緊張こいたけど、まずまずに終了。
 今月は久しぶりに鎖骨下静脈穿刺を二回、胸腔穿刺を二回自分でやった。
 いずれも、プレッシャーかかったけど、乗り切れた、経験だね。
 研修医にはもっと見本を見せて、イメージさせて、やらせるべきだろうと反省。

※ タミフルに代わるリレンザは在庫僅少と言われた。無くなったら実力しかない。
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