岩清水日記

「こうして綴ることで想いは深く掘り下げられ、岩清水が湧くように新たな命脈が保たれて、みずからを励ます」平松洋子 

『ブルックリン』観て、「ゆれるこころ」について考えてしまいました。

2016年08月28日 | 映画・DVD 

前回とは別の視点でこの映画について書いてみたいと思います。

主人公エイリッシュは聡明な女性です。

ただ、映画の設定では美人というわけではありません。

演じたシアーシャ・ローナンは魅力的な女性なので、ここは違和感があるのですが、

アイルランドの片田舎のダンスパーティではいつも壁の花です。

ボーイフレンドができません。

若い女性にとってなかなかつらいことでしょう。

仕事はない、ボーイフレンドもいない、となれば古めかしい街から出ていきたいというのは当然のように思います。

アイルランドからの移民船の旅はひどいもので、「タイタニック」の比ではありません。

その苦しい旅の後、入国審査があるのですが、面接時の心得を同室の女性から教えてもらいます。

服装を整えて毅然とした態度で入国審査官に接しなさいと。

そうして無事入国できるのですが、ブルックリンのアイルランド人が集まるダンスパーティでも

やはりモテません。

つらいですね。

そこに現れたのイタリア移民のトニーです。

彼はアイルランド人とは美意識が少し違っていたのかもしれません。

エイリッシュに一目ぼれをします。

まさに一目で彼女の美質を見つけたのです。相性ということもあるのでしょうが。

エイリッシュは、男性への接し方はアイルランド女性としての節度を守ります。

トニーもイタリア男性としての礼儀を持っています。

エイリッシュにとって初めて付き合う男性がトニーでよかったと思わせます。

エイリッシュは少しずつ自信を持ち始めます。

簿記学校に通い資格試験にも合格します。

充実した生活は彼女を磨いていきます。

 

アイルランドのへの帰国をする時には、レディへと変身しています。

日本でも同じですがニューヨーク帰りは、羨望の目で見られ、最新ファッションは注目の的になります。

故郷に錦を飾ったわけです。

もちろん若い女性です。男性に声をかけられれば悪い気はしません。

こころが揺れてしまいます。

観客は彼女の行動や心の揺れにハラハラドキドキしてしまいます。

エイリッシュの心のあり様を丁寧に表現しているからこそ、観客も引き込まれてしまいます。

まさに「愛されるムービーNo.1」という評価がわかります、

 

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女木島のてっぺんから周りの島々を眺める。

2016年08月27日 | 瀬戸内国際芸術祭

鬼の洞窟の真上は、女木島のてっぺんです。素晴らしい眺めなので紹介します。

展望台です。

隣のてっぺんです。

眼下に見える女木島海水浴場です。

男木島からのフェリーです。

東に向けば、大島です。ハンセン病の国立療養所があります。

大島青松園です。

主に四国の方が隔離されていました。

後日、訪問しました。

その奥は小豆島です。

北を望んでいます。男木島の港です。その奥は豊島(てしま)です。

西側です。西浦地区です。右上奥のおむすびは、大槌島です。

小槌島もあります。

左奥は四国本土です。

南側は女木島港と集落、高松の市街地が遠方に見えます。

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『ブルックリン』 これはいい映画です。

2016年08月27日 | 映画・DVD 

岡山にある名画座「シネマクレール丸の内」で観ました。

本日から公開です。朝一番で観ました。

本当にいい映画です。

詳しく書きたいところですが、映画の場合はこれは反則ですね。

そこで背景を含めて映画の半ばくらいまであらすじを書いてみたいと思います。

時代は第2次世界大戦直後です。1950年頃です。

若い主人公エイリシュは、アイルランドの片田舎に住んでいます。

母親とお姉さんと3人暮らしですが、エイリシュにはパン屋のパートしか仕事がありません。

このパン屋の主人がおばさんで嫌味な人です。

エイリシュがアメリカで働くと言うと、即刻解雇されました。

最後の嫌味は、「これでお姉さんはお母さんの面倒を見るしかない人生と決まった」

お姉さんは、地元の会社で会計係をしており仕事も安定しています。

お姉さんには他に選択肢はありません。

パン屋の女主人の言葉は残念ながら真実です。

エイリシュが渡米できたのは、ニューヨークにアイルランド出身の神父がいるからです。

神父がアイルランド人の生活を見守っているのです。

仕事も住処も世話をしてくれていました。

移民を支えているのが、教会を通じたつながりです。

ただ、エイリシュは信心深くはなく、就職先であるブルックリンのデパートと自宅(寮)を往復するのみで、やがて極度のホームシックに罹ってしまいます。

その様子を視ていた職場の教育係の女性が神父に相談します。

神父はすぐにエイリシュのもとに駆け付けます。

「すまない、あなたは大丈夫だと思っていた。ケアすることがおろそかになっていた」

エイリシュは神父の助言で簿記学校に通い始めます。学費の援助もしてもらいます。

そして教会のボランティアも始めます。

アイルランド人が集まるダンス会にも参加するようになりました。

そこでイタリア出身の男性トニーと知り合います。

彼はイタリア人の集まりに苦手だといいます。

イタリア男性の女性に対するアプローチが露骨で嫌だと。

そのような性格のトニーゆえエイリシュも好意をもつようになりました。

自宅にも招待してもらいました。

事前にパスタの食べ方を寮生に教わっていました。

イタリア人は家族で移住します。

アイルランド人は女性ひとりでも移住します。

この違いは、家族制度と言語にあると思います。

アイルランド人女性は訛りがあったとしても、同じ英語です。

移住して翌日から仕事ができるのです。

イタリア人はそういうわけにはいきません。トニーは今でも英語の文章がきちんとは

書けません。8歳の弟に代筆を頼んでいます。

このことでトニー一家の渡米時期は戦後だと推測できます。

エイリシュは充実した生活を送るようになります。

そんなある日、アイルランドから悲報が届きます。

姉の急死です。

エイリシュは一時帰国しなくてはなりません。

心配したトニーは、帰国する前に結婚してくれと彼女に頼みます。

彼女は受け入れます。

帰国した彼女を迎える母親と友人。

そのなかに密かにエイリシュに思いを抱いている男性がいました。

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これ以上は書いてはいけませんね。

ぜひ、映画館にいってください。

※Brooklynの典型的な住居。1階は半地下です。一つの階段に十人ほど住んでいます。

1家族で利用している人もいます。

 

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女木島 『鬼ヶ島大洞窟』

2016年08月25日 | 瀬戸内国際芸術祭

1931年に発見されたという大洞窟です。

鷲ヶ峰山頂直下にあります。

真夏でも洞窟内は16度だそうです。

洞窟の入り口は狭いのですが中はかなり広いです。

 

 

 

なにか不気味です。

鬼瓦がいっぱい展示されています。

 略奪してきた宝箱。

作品なんだけど気持ち悪い。

女性や子どもを誘拐してきたようだ。

やっと出口が見えてきた。

振り返りました。

身も心も涼しくなりました。

 

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女木島の「鬼の洞窟」へ。

2016年08月24日 | 瀬戸内国際芸術祭

島のてっぺんに鬼の洞窟があります。

皆さん、バスで行かれるのですがいつものように歩くことにしました。

麓の住吉神社です。海の神社ですね。

さっそく、鬼くんが出迎えます。

どんどん登ります。

港が見えます。左奥が屋島。右奥が高松市街です。

木陰があるので助かります。

高松の摩天楼(?)が見えてきました。

峠です。さらに登ります。

やっと来ました。でもバスでもここまでは来れます(;´・ω・)

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佐藤雅彦さんの『私の希望と尊厳のある暮らし』

2016年08月22日 | 佐藤雅彦さんと認知症のページ 

佐藤雅彦さん(認知症当事者)のフェイスブック、タイムラインからです。

私の希望と尊厳のある暮らし
シェアしていただければ感謝です。
衣食住、が足りていること
過度に将来に不安がないこと
自分の望みがかなえられずとも、話をきいてもらえること
寂し時、不安な時、話相手がいること
買い物に自由に行くること
役割があること
生活にハリがあること
ことができること
外食したり、映画を見たり、美術館に行ける自由
好きな時間に、散歩できる自由
同じ境遇の認知症仲間と話し合える場所があること
無視されず、自分の話がきいてもらえ
たまには、旅行ができること
パソコン、ipadなどの便利な機器のサポートが受けられること
外出の自由があること
テレビ出演など、やりたいことが出来ること
希望を持って、前向きに生きること
いろいろなイベント、会合にでかける時、付き添いなどのサポートがうけたれること。
すきな時に、好きなことができる自由
なにができなくとも、尊い存在だと扱われること。

みなさんの希望と尊厳
のある暮らしをコメントして下さい

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運転免許更新しました。

2016年08月22日 | 京都

京都では10年ぶりの更新です。

最近、クルマを運転する機会が激減しています。

というわけで5年更新です。

職員の指図どおりに幾つかの窓口と視力検査、写真撮影を進めて、

最後に講習(30分)を受けて新しい免許証を受け取りました。

今回の講習で初めて講師が受講者に質問をしました。

これはなかなか効果的でした。

質問票も初めてでした。病気や運転中の症状の自己申告です。申告に違反があれば罰則が適用されます。

京都府の昨年度の死者は87人(全国4117人)。その内高齢者が44名です。

歩行者の事故は23人。

最近の交通事故発生状況では、追突、交差点右折が多いとのこと(もう1点あったけど覚えていない)。

京都府の交通事故件数は減少が続いています。

最後に講師の方が強調したのは、一旦停止を守ること。

一旦停止は、心に平常心を取り戻すためだと言われる。

焦りやイライラが交通事故の大きな原因なのは確か。

だから、一旦停まって、心の平穏を取り戻し運転していただきたいと。

思い当たること。

このような事故予防へのアプローチは有効かもしれない。

次は5年後、いつまで免許が必要かと考えてしまう年齢になりました。

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『オリバー・ストーンが語るもう一つにアメリカ史』を読んでいます。

2016年08月21日 | 

なかなか難解な書物です。

それは私がろくにアメリカ史を知らないからです。

私だけではないでしょうが、イメージでアメリカを賞賛したり批判したりしているのです。

この本は全米に大論争を起こしたといわれます。

もっともでしょう。

ゆえに読むに値すると思います。

アメリカの指導者や資本家、銀行家の考え方がよくわかります。

また、メディアや広告のありようもよくわかります。

アメリカは、今も続く『帝国主義国家』であることは否定できません。

それは自国民(特に権力を持つ階層)のためには、やりたいことをやる国ということです。
 
国が違っても同じようなものだということもいえるでしょう。
 
まずはアメリカに甘い幻想を持たないことです。
 
懐疑的であることは、今を生きるためには基本的な姿勢ですね。
 
 
オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 1: 2つの世界大戦と原爆投下 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
オリバー・ ストーン,ピーター・ カズニック
早川書房
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オリンピックは長すぎる。

2016年08月20日 | スポーツ(身体に魅せられて)

やれやれやっとオリンピックが最終盤になった。

オリンピックをテレビで見るだけの私には、この長さが苦痛でもある。

興味がなければいいのだけれど、スポーツ観戦が好きなので、観戦漬けになってしまう。

単競技の世界大会ではたいてい1週間までである(サッカー、ラグビーは長いがそれは競技の特徴による)。

ところが、リオ五輪は17日間、朝から深夜まで続く。

競技数も26競技306種目にもなる。

ちなみに1896年第1回アテネ大会は9競技43種目、前回の東京大会(1964年)は19競技163種目となっている

随分と拡大している。

主催する負担に耐えられる都市もそうあるわけではないだろう。

セキュリティやドーピング対策などは今までに比較できないほど大きな負担になってきた。

「どうしたもんじゃろのー」である。

とりあえず、4年後の東京まではこのまま進むことになるが…

今のまま開催地を変え規模を拡大し続けるのは無理ではないか。

私は開催地を固定すればいいのではないかと考えている。

または複数の開催地を巡る。

担当都市は別に決める。

それはそれでいろいろ課題があるのだろうが、このままでいいわけはないと思う。

 

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女木島 043 愛知県立芸術大学瀬戸内アートプロジェクトチーム

2016年08月18日 | 瀬戸内国際芸術祭

女木島は高松市からもっとも近い海水浴場ではないだろうか。

かつては大変な賑わいだったという。

その面影が海辺沿いに残っている。

避暑地の別荘という感覚だ。

「龍潜荘」が展示会場になっている。

庭が南国風です。

撮影は自由です。これがありがたい。

この建物の開放感がとても気にりました。

海外提携校との交流展です。

 

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リオ五輪 卓球の映像が素晴らしい。

2016年08月17日 | スポーツ(身体に魅せられて)

リオ五輪の楽しみ方はいろいろあると思います。

私は映像のレベルの高さに注目しています。

IOCは、競技だけではなく、競技を中継する映像も世界一であるべきだと考えています。

身体の極限を演じる競技ばかりですから、その迫力や美しさを映像化することに心血を注いでいます。

決して、表には出てこない裏方として映像や音声、照明スタップがいます。

五輪には数多くの競技があります。

そのひとつひとつの競技に専用のスタッフがいるはずです。

この文章を書いている時にも女子ゴルフがライブ中継されています。

カメラアングルや、太陽の影、逆光が効果的に映し出されています。

しかし、なんといっても感心したのは卓球です。

何台のカメラを使っているのか見当がつきません。

サイドから、両背面から、天井から、最低でも8台以上でしょうか。

選手を際立たせるために背景となる観客席は暗く落としています。

そして、超スロー映像を可能にするカメラ機材。

限られた光量の中で色調を乱だすことなく撮影・再生する技術。

このあたりは日本のメーカーが活躍しているのでしょう。

そのような最高の映像の中で日本の三人娘の活躍が余すことなく表現されたと思います。

五輪のドラマは演出できません。

それだけに熱狂できるのですね。

 

 

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瀬戸内国際芸術祭 女木島 045 大竹伸朗

2016年08月16日 | 瀬戸内国際芸術祭

休校中の小学校が、アートの洪水になっていました。

まずはなんの変哲もない玄関。

受付です。

中庭の入っていくと仰天。

原色があふれ、視覚が圧倒されます。

これが小学校の中庭です。

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女木島 No. 046 「女木島名画座」 ISLAND THEATRE MEGI

2016年08月15日 | 瀬戸内国際芸術祭

女木島に「名画座」ができていた。

使われていない倉庫を改造したという。

依田洋一朗氏が、マンハッタンの古いシアターをイメージした作品だ。

確かに倉庫を改造している。でも看板はマンハッタンのシアターですね。

1階の壁面です。

2階への階段があります。

チャップリンが迎えてくれます。

2階はまさしくシアターです。

もちろん映画も上映していました。

ゆっくりした時間が流れます。

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8月15日に思う。

2016年08月15日 | 戦争を語り継ぐ

1945年から71年経ちました。

71年経っても語られてこなかったことが数多くのあります。

71年経ったから、もういいではないかという声も聴きます。

そんなわけにはいきません。

今は戦後71年だけれど、戦前〇年かもしれない。

昨夜はNHKスペシャルで「国策としても満州開拓団」という内容のドキュメンタリーを観ました。

戦争末期になっても「満州開拓団を募集する政府」に対して、すでに村民は出征や挺身隊へ人を取られ人手不足に陥っている地方の村。

政府は農林省の補助金を利用して村長に決断を求める。

村長自ら村民を口説き、満州に開拓団を派遣する。

満州では開拓団の男性が軍に徴集され、残った女性や子供たちは集団自決に追い込まれる。

その事実を調査しようともしない政府。

村長は村民の悲劇を聞き知った後自殺する。敗戦の次の年だった。

これが戦後70年経ってわかったこと。

やはり戦後は終わっていない。

合掌。

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女木島 No.052 西浦の塔

2016年08月13日 | 瀬戸内国際芸術祭

西浦は港から島中央の峠を越えてたどり着きます。

西浦の塔は今年できたばかり、今年の公式ガイドには塔の写真は掲載されていません。

そこでこのサイトで初公開です。いっぱい写真をとりました。

歩いて峠を越えてたどり着きましたが、素晴らしかったです。

作者はナウィン・ラワンチャイクン+ナウィン・プロダクション

なんか懐かしい絵ですね。映画の看板ですね。

OKって、OKです。

作者の国タイでは満足という意味もあるそうです。

まさにOKです。

ご覧のとおりに木材でできています。

訪問した人のコメントが張ってありました。

村の人にインタビューした音声が流れます。

だれかいるのかなと思うほどリアルでした。

西浦には20軒しか家がないのです。

お薦めですよ。

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