ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

当直明け研修医は?

2006-07-31 22:17:19 | Weblog
 今日の外来はすいていて、しかも研修医は当直明けとカンファランスで来るの遅く、来たら呼び出されて運も悪く、外来実習患者に遭遇せず。
それなりに上の医師が配慮をしてあげないと、彼等は地位的には一番下なんだから。
 昨日は夜間患者が結構来て、診療に迷いもあり睡眠は自称“30分”だけと言う。午後適当に30分ほど仮眠しとけといったけど、寝たかな?
 行政も、夜間平気で来る患者さんも、この辛い現実に気付かないとそのうち困って来るよ。産婦人科が目立つけど、あそこだけではない。
 残念ながら医療費が安く、安易に掛かれることにも“プラスマイナス”がある。
 当院では、内科や小児科の当直は大概、結構来て大変だよ。
 病院はもっと強くアッピールしてもいいと思う。
 研修医は立場が弱く、裏付けの実力は作成中だから、周囲がもっともっと育ててあげないと。それは自分たちが病気になったら彼等が診てくれるはずだから。
 まあ、研修医だけではないけどネ。“ナマ”は私くらいかな。

 今日の会議では私は単なる出席者であるだけ。
 報告を聞くだけで、多すぎて質問をすると更に長くなるので質問はなく、淡々と報告をして、司会者が「質問ありませんか」と聞いて次に進むの繰り替えしで終わった。
 何か印象に残った?「何にも、長かったと言うだけ。」

※ 今日の会議、役に立った?建設的だった? 聞くだけ○○!
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漸く気象庁梅雨明け

2006-07-30 21:32:23 | Weblog
 しかし、今日の空は真夏の青空ではなく、暑いがメチャ暑くない。
 やはり、みんなが心配するように、微妙な変化の積重ねによる気象のずれがでてるのでしょうか?
 自然の流れには勝てないから、地道に修正するしか無いんじゃないの、例え何年かかろうとも。

 今日も朝の内に出勤し、軽く受持を回診。昨日心配していた方は、顔つきが良くなっており一安心。それでも、微調整を続けて行くしかない。
 この方、今週半ばにちょっと負担のかかる検査を予定してるんだけど出来るかな、体力が。
 出来たらそっちからやや積極的な方向へ、出来なければ消極的な方向に進むしかない。こうして、治療方向が分かれてしまう。この“分かれ道の差”は大きい。
 回診の後、机上の整理。つまり、要らない物を捨てて机らしくする。
 つい書類やパンフレットなどが、平積みに高くなり、雑然で空き場所が狭い。。
 暫く、例えば一ヶ月以上見てない物はゴミ箱行きとし、自分で整理した物は、整理した分類の所へ分ける。
 医局の各自の机上は各々の性格が出てる。
 まあ、その半数は“雑然”。患者さんには余り見せられない部分。
 患者さんには偉そうに言っても、その医師の自分の机上は雑多のまま、これを見せたら信用が少し落ちそう。

※ 天才以外は“地道”しかない。天才は自分の地道を見せないけどネ。
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BSE事後説明会

2006-07-29 22:34:06 | Weblog
 輸入再開を決めてから、その経緯などの報告説明会をやったようだけど、後では何とでも言えるし、輸入中止はする気もない格好だけの説明会だろうね。
 緊急事項以外に事後説明ってのは、理由後付で、まあ、体裁のみ、中身無し。
 BSE輸入再開の適不適位は、日本独自の考えで判断して欲しかった。
 こんな健康関連までも、流されるままに見えてしまうのは寂しい。
 でも、こんな事後報告はあちこちで見かけていそう。

 今日は朝の内に出勤、昨日鎮痛剤を用いた方は、痛みはまずまず抑えたが、精神面もやや抑え、精神面の抑制反応もでてしまい、薬用量を減量。
 少な目に設定したのだけど、それでも効き過ぎ。期待する有効範囲は狭く感じる。
 この薬は? “麻薬のモルヒネ”に決まってるよ。
 昨日も書いて今更だけど、この方の入院時点のタイミングが合わなかったのだが、無理しても研修医に受け持ってもらえば良かった。
 体力の低下した肉体に、微妙な匙加減の試行錯誤を繰り返して、程良い道に乗せる。どうしても、教科書では理解できない所をと反省。
 早めに行ったが研修医も一人来ていた、感心。
 明日も出勤確定。

※ 四国で、もう38℃。息したら返って熱気を吸ってしまう。
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イスラエル、国連軍に入れ!

2006-07-28 22:20:12 | Weblog
 イスラエルって、中東のミニ米国みたいな振る舞い。バックの米国は今度は自分が拒否権をちらつかせ、大国然として見せる。
 北朝鮮の時とは、反対の姿勢。
 レバノンの様な弱小国は、原因は迷路みたいだけど、立場は翻弄され全く弱い。
 日本は国連の声明にどう反応したっけ?北朝鮮の時のように鮮明では無いのは確かで、よく分からない態度。

 今日の会議では、私は一参加者。でも、2,3回発言。形式だけの報告では、何にも残らないし、評価もない。
 計画→実践→評価→改善→再計画→・・・と“輪廻”の如くに回転しないと、無駄が多すぎ、遺産も無し。
 やはり、感想的な意見が多く提案には至らない。この当たりの手加減は微妙に難しいネ。
 意見を提案風に締めくくる、これしか無いね、返事をもらうには。

 外来は比較的順調で、難しい方もいたけど、緊急はなし。
 しかし、先日25日に鎖骨下静脈穿刺を入れた方は元気がなくなってきており、早めに入れたのは正解だったが、早くも元気低下は、先が難しくなってしまった。
 苦痛緩和剤やステロイドを用いてみて、反応を確認してやっていくしかない。
 ベストの治療法は分からない。やってみて反応により次を選択。
 研修医に受け持たせれば良かった。途中からでは、それぞれに悪いしね。

 明日?これで出勤決定。

※ レバノン駐の国連軍に“イスラエル軍”。そしたら、同士討ちはやらないはず。
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危ない橋は落ちることもある!

2006-07-27 22:14:42 | Weblog
 昨日書いた方の、気管内挿管チューブを抜いて失敗。
 橋から落ちてしまいました。
 研修医に「やろう!抜こう!」と声を掛け、準備をして管を抜かせる。
 その直後から、ちょっと呼吸に力が入っていたがけど、そのまま要注意経過観察としていたが、30分位で酸素濃度が下がってきて、ギブ!
 物品準備に怠りはなかったので、側のチューブで再挿管。
 ゆっくり落ち着くと読んだ私の見込みははずれ、慎重な研修医の判定勝ち。
 研修医は“ワシントンマニュアル(ちょっと有名な、色んな疾患についてのガイド書)”に書いてある、注意事項を気にしていたがその通りになってしまった。
 アバウトな私の経験は、緻密な“ワシントン君”の前に崩れてしまった。
気管の粘膜がむくんでしまったのかも。
 *言い訳*この方はもっと前に呼吸状態は落ち着いていたので、もっと早く抜く予定を組むべきだった。私がこの方を診たのは昨日が初めてだった。
 研修医の上級医がもっと密にみてあげるべきだった。
 この反省を研修医は学んでくれるだろう。
 ペースダウンして、そのうち再チャレンジしよう。

 その後、別の研修医に胸腔穿刺をさせる。慎重に超音波を当てて場所を定めて実施、OK。
 文書でイメージを学び、実施でホンモノを学ぶと身に付く。身体を動かさせて、極力体験。

 16時からの会議は、私の提案が時間を掛けさせてしまった。これ以外は順調だったのに、65点。

※ 前者の研修医を、“ワシントン・○○”と呼ぼうか?
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梅雨、あけそう!

2006-07-26 21:47:13 | Weblog
 前線が上がって、蒸し暑くなり8月前に梅雨が明けるかもってなってきた。
 今日は殆ど一日、窓のない部屋で外来をしていたので、そとの蒸し暑さなどは分からない。空調のせいだろうが、その昔なら、窓の無い部屋での一日仕事なんて耐えられないものだった。

 短い昼に病棟チェックし、行こうとすると看護師さんに呼び止められる。
 急な声かけにろくなものはないはず。やはり、某研修医の診ている患者さんの処置に対する“疑問の声かけ”だった。
 具合が悪くて緊急気管内挿管をされたのだが、落ち着いてきており、もう管は抜けそうなのに、どうも研修医の意向は違うようで困っての相談。
 通常、研修医には上級医(先輩医師)が付いているはずなのに、今週は上級医が夏休み。それなら、代理がいるはずなのに代理もどうも看護師さんから、信用がいまいちみたい。
 この余計な仕事と気配りが疲れるけど、研修医と患者さんの為に辛抱を強いる。
 今日は時間が取れないので、明日の午後に管を抜こうと研修医に話す。
 話を聞くと、研修医はやはり心配なんですね。
 私なんて、経験のせいか、なるようにしかならないと感じることも多々。
 明日の午後は私の受持患者さんの胸腔穿刺、(勿論、研修医にやらせる。)もあり、午前中の外来(研修医も来る)を出来るなら13時半位までには終えたい。
 16時からは、また、私が司会の会議。
 うまく回せるかな、ちょっと心配。

※ 梅雨が明けたらビールで乾杯、明けなくてもやっぱり乾杯。
明けても、明けなくても、そんなん知るか!
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司会の仕切り

2006-07-25 22:26:57 | Weblog
 昨日の候補者はやはり、鎖骨下静脈穿刺。研修医にやらせて、私は監督。
 見てると、どうももがいているようで刺さらない。20分余、ちょっと交代して。細い針で探り当てて、また、交代。
 しかし、太いガイド針にして、カニューレ(細いチューブ)を送り込もうとすると、どうしても進まない。
 多分、先端が入りきっていない。再度、交代。近場から探っても刺さらず、距離が遠くなって漸く刺入可。そのまま、私が挿入し終了。
 この間、全80分もかかってしまった。先日来、下手になってしまったのかな。
 後半、ギブ(アップ)したい気にもなりかけたが、絶対に入れようと辛抱した。
 ここで、ギブしたら、“○・・・○●○●”で、まるで弱くなってしまったみたい。→“○・・・○●○○”でOK。

 今日が今週一回目の会議で司会。順調に流そうと準備、予習してきたのに、議題の順を飛ばして発言する方も出て、遮るのも悪そうだし、立てないと悪いし、前もって、もっと議題を細かく設定して、順番を示すべきだった。
 まあ、言いたいことが一杯あったのだと思うことにし、次回は、自分で議題を十分事前にチェックしておこう。

※ 今日の研修医、また鎖骨下静脈穿刺やりたいと言う。それで良いのです。
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紹介すれど逆戻り

2006-07-24 22:48:12 | Weblog
 今日は同僚の一人が夏休みに入ったので少し早く行く。
 早速、外来から電話で、「ちょっと低酸素です」。まあ、少し酸素吸入をしてもらい、手早く病棟の朝の挨拶を済ませて行く。
 この方は、以前に安定していたので、家の近くに紹介させて頂いた方だった。
 手を離れて3ヶ月、突然外来に見えて、「この頃、咳が止まらないのです」という。見ると、一見やせた!と分かるほど。
 直感、「(3ヶ月で一目で分かるほどのやせ方)ヤバイんじゃない?」。
 急いで検査予定を組んでいたんだけど、それ以上に消耗が早く予約日前に来院。
 CT等の検査を至急で入れて、入院。
 言い訳っぽくて嫌だけど、状態も安定し、特にこれといった訴えもなく、それでは近くにお願いと、たった3ヶ月で戻ってきてこの有様はミジメ。 
 まあ、そのまま診ていても訴えが出るまでは、具合の悪さは分からなかった訳だから、五十歩百歩かな。
 でも、診ていてくれた所の診療には、ちょっと疑問符が付く。
 突然いらした時に、「向こうでは何ともない」と言われたと言うのです。
 紹介してすぐにやせてきたので、比較が出来なかったといえばそれまでだけどネ。
 だから、戻ってきてくれたのでしょう。
 患者さんには、何と言えば良いのだろうか?
 
 今日は研修医と外来。新卒生も内科は4週目でやや慣れてきたかと言うところ。
 もう少し、緩急が欲しいが、まだ、精一杯で余裕は無理かな。

 さっきの方も、食事が進まなければ、鎖骨下静脈穿刺の候補になってしまう。

※ 梅雨は8月まで続くかも、との予想もあり、ぞっとする。ムッとするのが正しい感覚。
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冠・“サ○○ー”オールスター

2006-07-23 22:28:15 | Weblog
 いつ頃からか、プロ野球“サンヨー”オールスターゲームと“サンヨー”の冠が付いていた。
 近頃のサンヨーの業績からみると、結構厳しそうなんだけど、今は意地でも引けない。大手電気会社の後塵を“サンヨー”と“シャープ”が拝していたが、“シャープ”は液晶テレビで名を挙げた。“サンヨー”は新しい充電池位かな。
 ここで引くと、世の中から「やっぱり」と感じられてしまい、マイナスイメージはデカイ。
 その昔、“セイコー”ワールドテニスというのがあった。世界の一流選手を大勢招いて、優勝賞金もかなり。日本人選手は相手が強すぎて勝てない。
 でもある年、アナウンサー突然、「“セイコー”ワールドテニスも今年が最後になります。」と言ったのです。
“セイコー(時計屋さん)”も経営が厳しくなったのだろうねと率直に感じさせられた。
 さらにその昔は、日本の時計と言えば一番セイコー、二番シチズン。
 私も、ずっとセイコーを使っていて、とうとう動かなくなってまた、セイコーの、しかもやや高めのを買ったのです。家に帰って開けてセット。しかし、使用書通りにしてもすぐに止まり、何かおかしい。
 購入店に行って見てもらうと、「交換します」と言われた。
 初期不良かとも思ったけど、これで私の中のセイコーのイメージは地に落ちて、シチズンに代えてもらってしまいました。
 “セイコー”が手を引いたのも、この頃に近かったような気がする。

 今日も朝の内に昨日の方を診て来た。まあ、何とかって感じ。
 早めだったので、研修医には会わなかった。
 この方も食が落ちて、“鎖骨下静脈穿刺(中心静脈栄養管理)”の候補者になってしまいそう。
 今週は3回も会議があり、そのうち2回は司会者、取り仕切り役。

※ オールスターゲーム、久しぶりに見たら、真剣さは足りないけど力は入っていた。
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10円銅貨

2006-07-22 23:25:28 | Weblog
 今日はちょっと出勤、入院している方よりも、昨夜寝ていて、ふと先日診た方に見落としがあったのではと思ったのです。
 月曜でも良かったんだけど、週明けの多忙に忘れるとマズイので、(月曜にカルテその他を出して確認の)準備だけ、しに行った。
 ついでに病棟に行くと、家に電話したけど「いない」、「携帯もつながらなかった」と言われる。。
 連絡のタイミングが悪かっただけだけど、こんな隙間に丁度連絡というのも時々は現実。まあ、運が悪かったとしか言いようが無い。
 病棟は私の診ている方の他に、昨夜入院させた患者さんの方針について研修医から相談を受ける。もう、2年目なので研修医が主体に考え、後で相談・承認で良いのも増えた。
 検査が一杯してあったけどネ、まだまだ心配も一杯。
 それでも未経験症例は山ほどあるよ。
 よく診る症例に慣れ、少しずつの違いを体感し、別のサラの症例に親しむ。

 昨日読んだ方もいるかもですけど、“銅を水に入れておくと、蚊が発生するのを防ぐ効果がある。ボウフラを羽化させない。”とあった。
 こんなこと昨日まで知らなかったよ。知ってたら、今までにどれくらい“蚊”に刺されずにすんだかしれない位。
1円でもなく、100円でも500円でも無いというのが何とも言えない。

 これで終わりのはずだったのに、夜にも出勤になってしまった。

※ 500円銅貨に格上げしてもイイ。でもそうしたら使いにくくなってしまうかな。
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