ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

“現場に戻れ”

2006-03-24 17:08:14 | Weblog
 昨日、研修医と一緒に外来をやる。訴えの多い方だったので研修医は混乱に陥ってしまったようだった。
 分からなくなったら、今の最大の訴えは何かということに立ち戻って考えるようにと言ったのだけどイメージ出来たかな。
簡単に言うと“何しに来たの?”ということに舞い戻る。
 よく聞く言葉に言い換えれば、“現場に戻れ”。
 年度末で研修医2年生は修了し、4月からは新卒で国家試験合格者が来る予定。
 一昨年までは、合格発表は4月下旬だったので、発表までは侵襲のある医療行為はさせられなかった。無資格医療で罰せられる可能性がある。
 自分たちの頃は古き良き時代で、発表までに注射を始めとした医療行為は無資格のままやっていたのです。もちろん、罰はなし。
 そして、発表後に毎年数人がそっとやめていくのです。
 彼らは国家試験に落ちた人々です。突然部下だと思っていた研修医がやめてしまった、一部の研修医指導担当医師は、受け持ち患者が急に増えてあわてるのです。
 なぜ、あわてるかって? それは部下に診させて自分はあまり診ていなかったからです。
 でも、もうこんな時代は過ぎ去り、研修医指導担当医師も研修医から逆評価されるのです。
 2年目の研修医はぼちぼち引越しの準備をしなければならない。彼らは出身大学から離れてきており、これからも荒波にもまれて行くのだけれど、5年後位には厚生労働省の考えの答えがでてくるだろう。
 意見が色々あっても、彼らを犠牲者にはできないと文句を垂れてる方々は分かっているのかな。
 先輩方は研修医の目線に立てるだろうか?

 今日はこれから送別会に行って来ます。

※ 昨夜は午前零時前には帰宅しようと考えていたのだがタイミングがずれてしまい、同じ日付で2通のブログと格好の悪い始末になってしまった。
  そんなことのないように今日は早め、でもどこかの誰かのように就業時間内に乗せるのはまずいね。
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帰ったら午前様

2006-03-24 01:01:46 | Weblog
 昨日の内に、家に帰るつもりだったんだけど、家に着くと時計は12時を回っていた。そのためにこのブログも日付を越えてしまった。
 ちょっと飲み会があって、時計に追いつけなかったのです、“堪忍”。
 機能の検査は、物には当たっていたが、十分に取れなかったようだ。
 術者(やった人)が若いからではなく、おそらく組織細胞が崩れ始めてきて、即ち個体から流体に変質しかかってきてるんじゃないかな。
 これで細胞をかたまりとして、すくい切れなかったのだろう。
 若いのの、手技はぎこちなかったが、もう少しで慣れるだろう。
 でも、イメージの格好付けはできてなさそうだった。

※ 明日はまた別の送別会がある。参加の声のかかるうちが花だね。
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