ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

麻酔なしで縫っていいですか?

2008-03-31 23:12:21 | Weblog
 年度末は冷たい雨。
 今日で研修終了の研修医、律儀に挨拶に来た。
 今日が1年目最後の日の研修医も来る。
 患者さん、ひどめのはいなかったが、数をこなしてそれぞれの差を体感したはず。
 午後に胸腔穿刺、ちょっと見学。
 胸膜手前で患者さんが痛がる素振り、そのまま刺しこもうとするので、管に沿って局所麻酔の注入をアドバイス。
 これでOKと思っていたら、最後に縫う場面。
 「少し痛いかも」と言いながら縫う。
 『痛そうなら麻酔を追加』と何で考えないのか信じられないよ。
 『今からあなたを麻酔なしで縫います』と言ってるのと同じだ。
 折角1年目の最後の日、ここまでは良いと思ってたのに、痛みよりも手技を優先していた現実はガッカリ。
 患者さんに『麻酔なしで縫っていいですか?』って聞けますか?
 縫うことを教えた指導医はだれだ?
 痛みまで気の回らない研修医も余裕が出来てない。
 研修医に対して『おたく、麻酔なしで縫っていいですか?』って聞くぞ!

※ 暫定税、何でガソリンだけ不可で、それ以外は全部妥協なんて変な奴。
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4日でやれ

2008-03-30 21:59:12 | Weblog
 28日金曜午後に突然、来月2日位に新人勉強会をやってよ。
 「準備はたった4日しかないぞ、なんでもっと早う言わんのや!(何考えてんねんとは言わなかった)」
 この計画のいい加減さには、拒否してもよかったんだけどただの伝令をいじめても、間に立ってかわいそうなので、努力することにした。
 こんな急な場合は責任者が直接依頼すべきだとは思わないのって感じ。
 おかげで今日はスライド作りとイメージ作り、外は肌寒く雨だし、まあいいか。

 3月も後1日、4月からは新卒研修医が初々しくやってくるのは楽しみ。
 1年生も明後日からは2年生、1年たつと結構慣れて、あわてることも減った。
 研修1年目の初めは患者さんの前でカチカチになってたことも、もう昔話。
 自分に身近な経験があると1年生にも身をもって教えてあげられるはずと期待しておこう。
 明日は1年目最後の新患外来をする研修医にも期待しておこう。

 新人はきちんと挨拶できる、誰か教えてあげてる?

※ 暫定税率、暫定なんてずっといい加減な名前がまずい。
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斎場は迷惑施設?

2008-03-29 23:57:54 | Weblog
 夕刊を見てると斎場は“迷惑施設”で昔からの“宮型霊柩車”は乗り入れ拒否の場所が増えてるとある。
 何で斎場が迷惑施設なのか?『身内の葬儀を静かに終えたい』、それはいいけど身内の方の存在は世間様に迷惑だったのかい?
 宮型霊柩車だろうと、ただのワゴン車だろうと、そんなのは“関係ない”はず。
 まあ、監獄ならば映画宣伝にもあるように黒塗り高級車が出所のお迎えで迷惑施設かもだけど、斎場が迷惑だなんて考え、それは違うんじゃない。
 宗派によっては“塩”も無いところもあるし、身内の葬式が迷惑だなんて思ってるの、本心でって感じ。
 どんな葬儀がいいかは、それぞれで考えて“OK”
 例えば、病院なんて病原体をまき散らしてるから、実質本当の迷惑施設だ。
 でも、誰も何にも言わない。
 こんなのは自己中心が過ぎてるんじゃないの? 

 昨日も午前様になってしまい、投稿が出来なかった。今年3回目ミステーク。
 送別会、そのまま帰るつもりだったのが、つい二次会行き。
 ちょっとストレス溜まってたのもあり、また、初めから帰るなら強く意識に沈めておくべきだった。
 自分のスケジュール管理は自己責任。重要度判定をしっかりしておかないからズルズルになるけど、そんなに意志の強くない隙間に入り込んでしまった。
 と、虚しい反省は改善につながるかな?

 昨日は研修医に胸腔穿刺をやらせた。
 今回は肺と胸膜の隙間が2cm位しか無く、刺しすぎると肺を刺す可能性が十分ある。今までやってもらった気胸や胸水の場合は十分に間が開いていて、針を根元まで差し込んでも肺には届かない場合。
 慎重に超音波エコーで確認し、丁寧に麻酔針でさぐっていた。
 次いで、穿刺針で刺して、当たらず、「もう一回麻酔の針で確認したら」とアドバイス。
 今度はOKで、後は胸水を手動で抜く作業だけ。
 後で聞くと研修医もかなり慎重になっていたようで、骨の側をたどるように工夫していたという。それ位の要領でもいいでしょう。

※ 市街に出るとガソリン、もう少し下げてる店もある。
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多数決4対6で負け

2008-03-27 22:45:19 | Weblog
 夕方、私が議長をしている会議での評決結果、私の提案は4対6で否決されてしまった。
 提案は何?『ワクチン接種前のアルコール消毒をやめることにしよう』と。
 ガキの頃から今まで、予防接種の注射をする前には、アルコール綿で皮膚を拭かれてから、注射を打たれていた。
 このアルコール拭きの有用性はなく、格好つけだけだから止めようと提案したのです。
 ガキの頃からきれいなケガ、刃物でさっと切った傷などは消毒せずに治ったことも多々あったはず。このばい菌がそれほど入らないきれいそうな傷なら、自然に自力で治る力があり、それなら、事前消毒の役割はなさそう。
 実際に清潔注射針で皮膚を刺した時には、皮下に皮膚の菌はごく少数しか入らない。そして、それが膿んで化膿することはない。
 口の中を噛んでも、治りが悪くても、膿んだ記憶はない。
 通常、口中には雑菌が山といるはずなのに、ずっと湿っているのに、それでも傷は膿にはならない。
 考えて正しそうと思ったら、過去の因習に対して自らやってみよう。
 この辺りと、数年前に某地で実施したインフルエンザワクチン接種前にアルコール消毒をしなかった。それでも、誰も注射部位に化膿することはなかったことを話し、採決。
 それでも、4対6で負けた。
 何で反対なんですかと聞くと、今までやってたからやはりアルコールで拭いてほしい、実験的だなどの、私から言わせれば感覚的反対が理由。
 ガッカリ!!!多数決なんてしなければ良かった。
 この前の拍手なんて技、絶妙に思えてきてしまった。
 それでも、ワクチン接種前のアルコール消毒は無駄だと考える。
 結果は今の委員さんの多数意見だから、形式だけは尊重する。
 提案の仕方に急ぎすぎがあったかも、“昔から、こうやっている。”という壁はすごく厚い抵抗勢力だった。

※ 道路特定財源、もう忘れてたけどまだやってる。
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講演会自己評価

2008-03-26 22:44:25 | Weblog
 昨夜はその後一気に宿題をやってたら、パラパラパラとの音、“雹(ヒョウ)”が降ってる音。
 朝の天気予報では雨も、ヒョウなんて一言も言ってなかった。
 もし、ここまで予測できた予報官がいたら“超”名人。
 一気にやり終える。

 今日の外来午前中はスムーズ、午後は遅れる。午後は割り込みは無いのに、不調の方が続いてずれ込み。
 何とか4時前に終わらせて、夜の勉強会に備える。
 今ひとつの気落ち感があったので、密かにイヤホンで景気づけを聞きながら最後の復習、イメージ作り。
 結果、自己判定でまあ、75点位。中身は比較的平易だったので、話すスピードがやや速くなってもOKだったはず。
 イメージ伝わったかは後で聞いてみよう。
 新人からの質問もあり、質問してくれて感謝。
 最後に「迷ったら丁寧にやれ!」と話す。この意、伝わったかな。

※ 昨日の日本MJB、わざわざなのに延長戦で尻切れなんて?
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どっと面談

2008-03-25 19:55:58 | Weblog
 今日は午後に二件面談、いずれも面倒そうなので間に1時間あける。
 きっと言いたいことを一通り言わないと、そして、聞いて貰わないと治まらなさそうなので、まずは聞き役に徹して、頃合いを見て話を答えに誘導。
 でも、途中でまた言いたいことがわき出してくるようでなかなか。
 それでも、さすがに20分余り話すと話も一段落し、落ち着きが出て、話を結論に持って行けそう。
 急がせると抜けが出たりして、またやり直しになるから、きちんと聞いて相手に言いたいことを先に言わせてしまうのがよさそう。

 この後、小会議が二つで今日は終わり、と思ったら、ある方から先日の会議報告を書くが、メモが足りないのでその要点を教えてくれと言われる。
 もちろん、私の主観の入った記憶を書いて渡す。
 どれ位修正されて報告されるかは、楽しみ。

 年度末月末はローテートや退職で雑々とした雰囲気。医局にも机が入ったりでゴチャ。

 明日の夜は私が演者の勉強会、イメージ通り出来るかな?
 今日は、これから明日提出の宿題を一気にやらねばならない。

※ 海上自衛隊の新海幕長は赤星海将、ドジった時の見出しは決まった。
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精神疾患患者

2008-03-24 22:40:50 | Weblog
 新患外来はそこそこの数が来て、研修医も数はこなしたはず。
 途中、突っ込まれて答えに窮し、後ろから「失礼ながら・・・」と助け船。
 でないと、研修医が苦し紛れに間違ったことを言ってしまって、双方にマズイ結果を残してはいけない。
 研修医も苦しくなって、ちらちらと私の方を見たような気がしたし、患者さんもそれを察して研修医の肩越しに私の方に視線を投げかけてきていた。
 患者さんも若い医師、研修医らしき者が診療していることは分かってくれてたようだ。

 別の患者さん、この方が下地に精神疾患がある。
 だから、自分の不調がその精神疾患によるものだとはどうも認識出来てなさそう。
 今回はハイハイと説明に分かったような返事をされたが、そのうち繰り返しそう。
 多分、御自分が精神疾患を患っているとは分かってないみたい。
 気の毒だけど、、このジレンマが堂々巡りを繰り替えさせる。
 おそらく、生活は出来るだろうが、堂々巡りから抜け出せるかは分からない。
 もちろん、私が後ろについて研修医に話をさせたが、研修医も話していてどうすべきかを悩んだはず。何が最善かは分からなくても、よりよいと考える方向へ導けるかな?

※ 茨城の予告刺傷事件、こんな場合警官の配備人数が少な過ぎたんじゃない?
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屋根の葺き替え相談

2008-03-23 20:55:36 | Weblog
 住居の屋根、結構痛んできていると、セールスに言われ、そうかなと思ってしまう。
 確かに築後かなりの年数を経て、そう言われたら確かに汚れも劣化もあるが、分野が違うから全く分からなく、「そうですか」と。
 ネットで見ても、まあ、そんなもので妥当に近そう。
 言われたら反論の根拠も持たないと言うより分からないまんま。
 宣伝に来ている業者さんが良いのかあこぎなのかなんて分かんないよ。
 見積もりが高いと、丁寧なのか、ボッてるのかも判別不明。
 安いと、良心的なのか、ボロなのかも同様。

 きっと、医師に対する患者さんもその御家族もこんなもんだろう。
 後はやはり口コミ、両意見があっても、ほどほどで妥協して任せるしかなさそう。

 宿題も適度で妥協して後は口の回転に任す。

※ 日米プロ野球オープン戦、「なぜ、(パリーグ開幕後)この時期に開催するんだ?」当たり前の疑問、野球でも“ポチ”!
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久しぶり勉強会

2008-03-22 22:34:32 | Weblog
 今夕、久しぶりに某メーカーさんの勉強会。
 3人の講演。
 初めの人、内容は平易だが、かなりのスピードでまくし立てていた。
 次の人、あまり新鮮味が無かった。
 三人めの人、あまり知ってない内容をよく説明してくれた。
 ここで質問しようかと思ったが、諸般の事情で会場では止めて、その後の情報交換会という懇親会の中、捜し出して質問。
 ちょっと先鋭的なことを聞く。壇上で力入ってたから前向きの返事を期待したけど、無難な返事で保守本流だった。 
 まあ、壇上に上がる方は、立場上先頭を切ると風当たりがウ~ンと強くなるから難しいかも。
 だったら、誰が先陣をするの?この先は考えておこう。

 明日は宿題の詰めを必ず。

※ 日銀総裁空席でも影響ないと代行いうなら、総裁って何?
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猿回しの“猿”

2008-03-21 22:54:16 | Weblog
 外来は比較的順調、予約減らしてるから当たり前だ。
 ややこしい方も、今日はなく月曜の当たりの患者さん、今日来るように言っておいたが、きちんと来た。
 「どう?調子よくなってきた?痛み、大丈夫?」
 「痛み止めは二日で飲まなくなりました。」と軽快傾向を話してくれてよかった。
 月曜はちょっと心配で、抗生剤を通常の倍量飲ませた。帰り際に、「多めに薬出してるから、腹なんか変だったら減らしてよ。もし、悪くなってきたら我慢せずに来てよ!」と言い聞かせておいた。
 胸のレントゲンを確認させて貰って、“OK”。あと数日飲んで良ければ飲みきり終了(元気になってきたら来なくていいこと)。
 
 夕方、今月に交換した診療端末の方と話し合い。
 以前よりも使い勝手が悪くなって不便。
 そしたら、今日になって「これ以上の修正なら、コストがかかります。」
 「えっ?この前はコストのことなんか、何にも言ってなかったやないか!」と言うと、側の内輪の者が「先生にはコストのことは言うなと自分が止めてたのです。」と言う。
 今更、何言うねん!ムンテラを小出しにして後で困る(初め軽そうににおわせて、しばらくしてから本当は軽くないのですと、日を経てから実は重いと言う)のと同じパターン。内から足を引っ張られるとは思わなかった、ガッカリ。
 今まで、私は空回りしてたのかい。猿回しに回されてた“猿”だった。
 ここで内輪もめを見せるとマズイから、その場では何も言及せず、アホくさ!
 敵は背中にもいたなんて、どないする?

※ “衝突1分前、当直士官「この漁船近いなあ」”これが自衛隊だった。
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