ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

6月30日は年の臍(ヘソ)

2009-06-30 23:20:00 | Weblog
 今日の朝刊の言葉、初めて知った。
 臍(へそ)は出生時臍帯脱落後の瘢痕(傷跡)、いじりすぎると腹痛を起こすのは直下に腹膜があるからみたい。
 当初の言葉は一年の真ん中、でも、凹んでると思ったら今日はへこんだ。
 午前中に突然病棟から電話。予定している腹腔穿刺の時間変更は出来ないか、CV(中心静脈)穿刺もあるからという。
 なんとか予定時刻辺りに、腹腔穿刺をやらせてもらい(でないとスケジュールをずらせない)、CVのことを聞くと、私がやることになっていると言う。
 「えっ?そんなん知らんで~。」と私本人。研修医担当の患者さんにCVを行いたいというのだが、私への事前連絡はなかった結果。
 研修医に腹腔穿刺をしてもらったら、すぐに腹水が出てこない。
 刺入挿入が不十分で、腹腔内(腹の中)に管が届いてなかった。
 確かに、管を押し込む際の研修医の手つきは微妙にズレを呼んでいたようだ。
 こんなことのないように、しっかりと押し込んでいたらドジはなかった。
 これが、今日の“ヘソ”の始まり。
 突然CVは夕方しか、時間がとれず、遅めの開始。
 今日の研修医は見ていて、手際が悪く、とても入りそうな連想は出来ない。
 と、思ってたら、動脈穿刺で10分休憩。
 腹腔穿刺の方、見に行くと、管がまた抜けていて、これはその場の外科医師に御願いし、戻る。
 CV、ギブアップかと思ったがもう少し続けたい様子。でも、さっきの手際の続きで結局、無理。
 本来なら、後始末なんだけど、次の予定時間が詰まっていて、今日は“堪忍”。
急いで、院内講演勉強会。
 今日のヘソはいじりすぎで、痛かった、こんな日もある。 

※ 民主党では“個人献金”=“故人献金”、ド○○。
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上海の恥・日航の恥

2009-06-29 23:08:59 | Weblog
 ニュース見てたら、中国上海、建設中の13階建てマンションが突然倒れる。
 「何、作ってんねん?」とシンジラレナイ展開・転壊。
 これが世界にニュースで流れたら、中国の建設力に疑問符が付く。
 購入者の代金返還請求手続きにどこまで答えるかも注目。
 日本の大手建設会社の建物、例えば都庁が横転したらなんて直下型地震以外は考えられない。そのように思い込み、教育されている。
 中国は四川大地震や今回のマンション転壊を、どう始末するか。
 これで、国の人口、広さ、GDPなんかに関係のない本当の国力が分かる。。

 と思ったら、日本航空副操縦士さん、ハワイで飲んで、近くの公園で立ち小便、拘留と罰金。外国に仕事で行ってるときは、背中の片隅に日の丸が付いていることを忘れてしまっている。あの“N”前大臣と同じレベルだった。

 今日は天気予報、梅雨の合間の夏日で暑い。
 病棟は空床があちこち、収入減は必至、いつも夏はそれ程増えないゾ、ヤバイ。
 明日は研修医と、先週に続いて腹腔穿刺予定。

※ 恥をかいたら成長するけど、かきすぎはド○○。
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デメロール

2009-06-28 22:17:49 | Weblog
 マイケル・ジャクソンさんは“デメロール”を常用していたようで、ニュース等からだと、これを打ってから心停止。
 デメロール、聞き慣れない名前で中味は塩酸ペチジン(商品名オピスタン)、マイケルさんの所では、“health tonic”、かっこいい呼び名。
 単純に受け止めたら、残念ながら、彼は薬中(やくちゅう=薬物中毒)、段々と深みにはまり、“ショック死”に至った。
 更に、専属医師がついてたなんて、やはりアメリカ、彼の国では、オピスタンを連日のように打っても許され得るとも読める。
 ペチジン注射する位なら、フェンタニルを貼ってた方がやばくなかったかも、ア○リカなら出来そう、コワッ。 
 オバマ大統領のコメント聞きたい。

 昨日はもう夏と感じてたら、今日はやはり梅雨であることを知らされ、朝から一日雨。
 PC不調、でも何とか、院内講演勉強会の原稿終了。

※ 小泉チルドレンはアダルトに成れるか?
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殆ど夏

2009-06-27 17:07:13 | Weblog
 朝から夏の日差しで明け、朝のうちに、ちょっと出勤。
 昨日、某患者さんから「明日は先生、来られないんでよね。」と言われ、「ま、明日は休みですから・・」と答え、「必ず来ますよ!」って言うのも変。
 期待させないで、そっと訪室程度。
 スタッフに月曜の仕事を追加されて病棟終了。図書室で少しだけ調べ物。
 その後、勉強会の準備を少々。
 二週間前は入院患者さん、安定しなくて心配もあったけど、先週と今週は安堵。

 先日の若いのとの“CT下肺生検”、最初の刺入時に手間取り、二回目からはどうもおかしいと感じられ、途中CT撮影で確認すると“気胸”。
 肺を貫通して、肺胞内の空気が胸腔(肺と肋骨の間)に漏れ出て、風船が縮むように肺が萎まりかけて、生検針では届かない距離までになっていた。
 今回、若いのの手際が何か悪く感じられ、色々と疲れていたようだった。
 中止、この検査で気胸は合併症として十分に起こりうるが、久方ぶり。
 一回目のは細胞がとれていて、何とか方針が立てられそう、これも安堵。

※ 真夏に選挙をやる気? 
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研修医上達

2009-06-26 23:09:59 | Weblog
 研修医から、鎖骨下静脈穿刺をしたいと言われ、夕方に実施。
 このところ、最初の頃の連敗から脱出しているので、乗っている続きで気が入っている。
 今日の方は、小太り気味で鎖骨も浮き出てなく、埋もれた感じで、一見難しそう。
 前回から刺す方の腕の位置を上に持ってきて、スタイルを変えてみた。
 腕を上に上げると、鎖骨下静脈が比較的真っ直ぐになって、探りやすく、刺しやすくなるとの文献もあって、変えてみている。
 でも、変えて自分ではなく、研修医にやらせているので実感体感は未だない。
 超音波エコーでイメージを頭に植え込んで開始。見ていて、やはりぎこちなさと怖さを感じてしまうが、研修医はそれなりに一所懸命やってる。
 静脈を探し当て、カテーテルを入れていくと突っかかる。
 ここで、アドバイスを何種か出して、カテーテルは進み、挿入できた感じ。
 この突っかかった辺りでは経験による助言が役に立ち、先輩面目躍如。
 小太りで血管が埋もれ込んだ方にうまくできると漠然とした自信になる。
 後は過信にならないこと。

 この夕方までに、朝からドック健診を担当し、午後にはその結果説明に2時間余、しゃべりまくり、いささか疲れも感じていたが、研修医がきちんとやってくれて安堵。2時間もしゃべり続けまくったのは久しぶり。外来でもしゃべるけど、テンポはもっと緩急で楽だった。
 その後、院内講演勉強会もあったが、溜まった宿題解決で欠席。
 続いて、来週の勉強会の準備を少々で今日は終わり。

※ マイケル・ジャクソン、若すぎて怪しく、50才。
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“骨髄穿刺”は腸骨?

2009-06-25 23:35:08 | Weblog
 一昨日の処置、“骨髄穿刺”は腸骨からやってと希望される。腸骨とはベルトを引っかける高さの腰骨。丁度、腰に手を当てて骨のトンガリを触れる部分。
 この腰骨、前方腸骨からの骨髄穿刺は10年以上やってなく、殆ど忘れた状態。
 でも、後には引けず、昔のイメージを朧に思い出し、20と21の土日で調べて、新たなイメージを作り、このイメージの元にやる。
 腸骨は固く分厚い。この分、グイグイとふとい骨髄針を根元まで刺しても、真っ直ぐに進める限り、骨髄しかなく危険度は少ない。 
いつもやってる胸骨(胸の中央、短冊のような骨)、後まで貫き通すとマズイ。 
 3時過ぎにやりに行くと、見学がかなりいて、「緊張しそう」と実際の緊張前に言葉を出して、自らに予防線を張る。
 向かいの若い医師が、気を利かせて皮膚消毒をやってくれた。
 消毒は中央から周りへ、同心円を外に向かって描くように消毒すると思ってたら、中央から同心四角で四角形を外に描くように消毒していった。
 「四角に消毒する方余りいないよ、性格出るんじゃない。」と振っておく。
 丸でも四角でも、きちんと消毒されたら、どっちでもいいけど、見てると消毒のラインに隙間がある。即ち、未消毒野を残して、先に進んでいる。
 思わず「先生、隙間空いてるで~。」
 ギャラリーが多いときは、いつもより丁寧にする、当ったり前。
 この雑さで、若い医師は、見てた方に秘かにイメージダウンをさせたかも。
 開始、消毒された腸骨の真上に麻酔針で膨疹(じんましんのようなふくらみ)を作って、ここから少しずつ針を深く刺して、骨の外側まで麻酔。
 ついで、骨の表面の骨膜、しっかり麻酔。
 骨髄穿刺針を鉛直方向に進めていく。この腸骨の堅さで昔を思い出した。
 とにかく、骨の硬いところを通り越すまで真っ直ぐに押し進める。
 そして、「ちょっと痛いかも」と言って、骨髄液を抜く。
 「痛かった?」「いえ」この一言で安堵。
 骨髄穿刺は7~8人のギャラリーの前、無事終了、心象ポイント獲得。
 今度から、研修医には腸骨でやらせてみよう。胸みたいにこっちの緊張度合いも減りそう。

 今夕、講演会に行ったが、内容はマニアックで“よく分からん”、と思ってたら、後の乾杯での大先輩挨拶。
 「・・・半分も分からなかった。・・・、乾杯(完敗)!」偉い。

※ 首相「遠くない時期に解散判断」今日以降任期まではいつでも遠くない。
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雨中の現場検証

2009-06-24 22:17:56 | Weblog
 未明からの激しい雨、徒歩通勤はももまで濡れる雨。
 昨夜の火事場にはもう現場検証の人。疑って悪いけど、この激しい雨中、適切な現場検証って出来る?自分は自信ない。
 人身ない時、“書類を満たす項目を埋めて終了”、あるかも?
 真実、それとも虚偽、どつかれそう。
 火事で火元は殆ど全焼、東と北の燐家が類焼。
 そう言えば、昨夜野次馬さん「消防はもっと周りに水を掛けてやればいいのに、下手!」という声も聞かれた。
 消防士さん、一所懸命してるのは重々分かる。でも、もれもあったかも。
 火事に関係する夢、確かに見た。

 雨は午前中、午後の予約患者さんはラッキー。
 この前化学療法した方も、ステロイド飲んでる方も落ちついていて、外来は比較的順調。
 夕方に会議の電話、順調のおかげで出られそうなので、出席。
 結構眠たかったが最後に一言。
 「余計な手間が省けるなら、やったら。」

※ オバマ大統領、「時々は喫煙」正直だが公約未達成。
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消防士さん“御苦労さん”

2009-06-23 23:23:35 | Weblog
 夜の10時過ぎ、PCを起こそうとした頃、外にサイレンの音、何か近そう。
 裏の窓を空けてみると、北西方向に紅色、“ん、近い?”
 外へ出て、自転車で行きかけると、炎!ホントに近い。消防車も見える。
 自転車は迷惑で無理と戻して、歩いて行くと、家から直線で約100m位の家が、正に“火事”。
 その家の2階からの火が西風に煽られ、東へ向かう。
 消防の水は二本しか見えない。一本は火事の家に、もう一本はどこか別、隣の家に水をかけ、類焼を防いでいるみたい。
 確かに火元を一気に消せそうもないなら、今更火元は無理だから、近隣への被害を防ぐのは道理。火元は火災保険で頑張ってもらおうって所?
 下火になってきたのを見て帰宅。消防士さんが、立ち入り禁止のテープを張ってるけど、野次馬マナーは?
 後半、ホースのつなぎ目が緩んで、噴水場面もあり、近くの方々はビショ。
 と、思ったら、後から帰ってきた“GOD”、東方向に類焼広がり、消えてない。
 風下はヤバイこと、実証でよく分かった。
 100m先の火事、ほっといて寝ても大丈夫、少し心配。 

 これで、骨髄穿刺とCT下肺生検の事は後日になった。

※ “火遊び”で“おねしょ”しないように。
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カルテは当直医のために書く

2009-06-22 23:16:48 | Weblog
 ネットでたどっていった時、この文言に出会った。
 カルテについては、拙い字で書きなぐっているようなもので、とても偉そうには言えず、おとなしくしている。
 訴訟などの万一に備えてなんて言う方もいるけど、同意不可、これは目的が間違っている。
 確かに日中は受持担当医がいるので、何かあっても呼べば答えが来る。しかし、夜間休日は日当直医に、まずは任せる。
 呼ばれた日当直医は、カルテをみてその患者さんをイメージするしかない。
 日当直医にイメージさせることが出来るか否かが、そのカルテの価値かもしれない。
 この文言に近づくカルテが書けるかは、新しい宿題命題。

 研修医、先週の鎖骨下静脈穿刺の後始末、今日は研修医も気合いが入っているのか、午前中のうちから、相談の電話が来て、午後半ばに実施予定決定。
 事前に超音波エコーで静脈を探索し、イメージ出来たかなって感じでスタート。
 手つきはちょっと怖かったけど、今回は比較的スムーズでOK。
 「あっぱれ、○○君!」と声を掛けておく。 

※ 栃木県警、足利事件警察庁長官賞返上、表彰した方の弁明も聞いてみたい。
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梅雨空一日

2009-06-21 20:11:52 | Weblog
 昨日はもう夏という暑さ、今日はじっとりの梅雨で蒸し蒸し。
 居間に散乱、平積みの手紙とダイレクトメール、雑誌諸々の整理。
 そのうち見るかもと置いてあって見なかったものはドンドン捨て。
 病院の机の上も近日中に整理しよう。読まない文献のようなもの、埋もれて役立たず、邪と化す。さっとでも目を通し、印象が僅かでも残ってたら、まあまあ。
 今日、整理をしていて、薄くて簡単なものなら、パソコンプリンターで(スキャン)取り込み、PDFに変換してPC内保存とすればと、遅まきながら気づいた。

 次週の研修医勉強会の宿題が待っている今週。
 先日の鎖骨下静脈穿刺の後始末・再挿入、骨髄穿刺、CT下肺生検と研修医や若いのと一緒にやる予定。
 あの、悩んでた患者さん、やっと軽快し、昨日退院したはず。

※ ウィンブルドン選手権、伊達選手は第9シード18才の若さと勢いをさばけるか期待。
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