ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

教えることって

2006-03-11 21:10:23 | Weblog
 ちょっと飲み会があって帰ると、留守電があった。携帯にも送られていたのだけれど、鞄に入れてたので気付かず。
 急いで、聞くと夕方に鎖骨下静脈穿刺をした方が、夜半までに自分で抜いてしまい、血管が細く手足は刺しにくく、明日即ち今日に再穿刺をしたいとの連絡だったのです。
 そんなの、緊急性もないから夜中に電話するなよと言いたかったが、まあ忍耐。
 それで、今日は10時過ぎに出勤。行くと、もう一人、合わせて二人やりたいという。二人目も血管が細いのでという理由で、それはいいのだけど、それなら、平日のうちに計画を立てて、平日に実行すべきことで、わざわざ人の少ない休みの日にする事ではない。計画をきちんと立てるように話したけど、やらねばならない。
 さすがに練度は少しは上がってきたけど、今度は注射器内の血液を押し出し捨てるために、床に向けようとする。
 瞬間、「そんなとこに垂らすな!」と叫び、垂らさず。ちゃんと受け皿がおいてあるのだから、緊急時以外はきちんとするべし。“分かってるんかい?”とまでは言わなかったけど、一から十まで、見て教え諭さないといけないだろう。
 次回からは、始める前に“物品準備OK? イメージOK?”の指示確認を必ずさせよう。これからの新人に対する反面教師でもあったし、私自身の教え方への反省でもある。
 うまく教えるのは難しく、教師のイメージと生徒のイメージはなかなか一致しない。
 私はどのように鎖骨下静脈穿刺を学んだかって。
 先人の手技を見て、書物を見て、先人に側にいてもらい実施。まあ、見ながら技を盗み学ぶという、古典的学習ですね。

※ 鎖骨の下には必ず静脈はある。“イメージできる?”よく聞いたよ、この言葉。
コメント (1)
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