ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

五月も終わり

2012-05-31 21:59:31 | Weblog
 初夏の様な日と雨の日を混ぜ込んでいた五月も最終日。
 新卒研修医、一人目との新患外来も今日が最終日。
 中間テストのように、どんな治療法を考え出すかを試してやろうと思ってたら、そんな日に限って新患患者さんが少なめ。
 中味は頭痛と妊婦さんの風邪、いずれも微妙なモノがあり、ちょっと難しそうで今回はナシ。
 研修医には、医師と患者は五分だけど、困ってきているのだから、医師の意見を話してから決めてもらうようにと話した。
 患者さんに、「どうしますか?」と二者択一を迫るのではなく、医師の考えではこうですと方法を示してから決めてもらうようにと話した。

 昨日、書き忘れてしまってたけど、昨夜は近隣で講演会出席。
 勿論、質問はしてきたけど、少なめだったので2回もしてしまった。
 いつもながらに、なんで質問しないのか、分からない。
 質問の応答がないなんて、オモローない。

※ 民主党、エラモノ会談は物別れみたい、この先?
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“予約日来院せず”

2012-05-30 22:54:10 | Weblog
 朝行くと、時々診てた方が、この前来てないと思ってたら、近隣の別の病院に救急搬送されており、当直医から「病状経過書を送ってもいいですか?」と電話が来る。
 「お手間、ありがとうございます。」と頼む。
 外来直前、すぐには書けない時間帯で、些か悪いと思ったが、そのまま任せる。 
 調べると、前の外来予約日は4月なのに、その後はどうしていたのか。
 予約日から、1ヶ月以上も間があいて、来院する元気もなかった?
 もし、来る元気もなかったら、体力も落ちており、今回の入院は長引くかも。
外来予約日に来なかったら、無断の場合はカルテに“予約日来院せず”の確認印を押す。後々の、もしもの場合に証拠がなくてもめないように、今まで、もめたことは一度もないけれど。
 この方の場合は、予約無断キャンセルで、押印あり。
 しかし、無断キャンセルされる方も、結構いるので、一々追求はしていないし、出来ない。
 このこぼれて来なかった方の中の一人が、不運にもこの方だった。
 確かに、今までにも無断キャンセルで、来なくなってしまう方も散見され、ふとしたときに『そう言えば、あの方近頃、見かけないなあ~』と思い出すも、呼び出す事も難しいし、自己都合無断キャンセルと考えるしかない。
 勿論、無断でなく連絡を入れて下さる方は、それなりに糸は細くてもつながっている。
 つながりが切れたら、手は届かない。

※ “S”国の大使を国外退去にしたら、これからは誰と話し合う?
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福島原子力発電所事故調査委員会のようなもの

2012-05-29 22:38:51 | Weblog
 よく分からなかったが、こんな感じの委員会は一つではなかった。
 “東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会”、は内閣官房に設置される委員会で「ヒアリングは,原則非公開かつ少人数い、事故責任を追及することを目的とするものではない。」
 また、“東京電力福島原子力発電所事故調査委員会”というのもあって、これは、国会が法律に基づき設けた事故調査委員会で、行政の内閣が設けた「東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会」とは成立の根拠が異なる。
 ・・・とあり、近頃出てくるのはこちら。非公開がいつの間にか公開になってたりで、今まで違いなんて知らなかったし、同じモノだと思ってたら、よく似た名前でも、何故か委員長名が違っていて『あれれ?』って思っていた無知。
 何で似たようなモノを二つも作るの、よく分からん。無駄、こんな考えこそ“仕分け”。「情報が上がってこない」というのに、この鈍重さが元凶に思えてしまう。

 仕事は間欠期か、時間が出来て、次の講演会の構想の時間。
 でも、構想は眠くなる。

※ 世界初の放射線測定機能搭載スマートフォン、誰の発想、○○に見える?
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退院後に帰る所

2012-05-28 22:30:52 | Weblog
 某入院患者さんはそれなりに落ち着き、家庭の事情から、行き先を漸く決めて、待ちの状態。
 自宅から、入院しても帰宅先は、ご自宅ではなく、別の療養施設という流れはよくある。
 御家族が、入院で患者さんの介護から開放され、もう面倒が看きれなくなってしまい、厳しい現実と向き合って選択するのは、自分を開放する方向。
 配偶者がそこそこ元気なら、かなりは御自宅に戻られるが、配偶者がもういなかったり、元気がない場合は、回りの方が自分たちの実力を冷静にみすえて、大体は療養施設を選ばれる。
 共倒れは出来ないし、自分たちの生活も維持しなければならないし、その辺りは如何ともし難い。そこに療養施設への社会的適応が出てくる。

 今日、健診に来た某方、「3週間前位まえから、股関節が痛くてMRを取って貰えませんか?」と言う。
 『痛い』、直ちに“MR”とは、余りにも短絡的で、検査願望をされているみたい。
 「関節が痛むなら、まずは、整形外科を受診して、診察を受け、本当に“MR”が必要なら検査をするというのが順当ですよ。」と話して、整形外科へ紹介とする。
 結果、MRは不要で暫く養生。
 まあ、このように考える方は、あふれるほどいる。

※ 昨日の日本 vsセルビア戦、両方共に五輪出場権獲得は出来試合並みの結果。
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日本 vsセルビア

2012-05-27 21:08:42 | Weblog
昨日は医学的な“vs”だったが、今日は女子バレーボールのロンドン五輪世界最終予選。
 昨夜、たまたま“日本 vs ロシア”を見て、ランキング3位は形式だけで実力はちょっとと感じてしまったが、ここまできたら、是非とも五輪に行って欲しくなってテレビを見た。
 1セット目はずっとリードで追い上げられても、何となくすり抜けて勝ち。
 2セット目は、何か単調なズルズル負け。
 この悪いムードはまずそうに思ってたら、3セット目は1セットにも増して、勢いが出て、以前の日本チームでは、一度失速すると回復は難しかったのに、2セット目の負けムードを切り替えられたのはスゴイ進歩。
 もう十分に脳細胞も世代交代をしている事実。

 今日の日中は暖かで、ゴーヤ植え替えの準備に地面を掘り返して、土を軟らかくしておく。苗の成長からみると、今週末か次週末辺りにが植え替えの時期かな。
 病院が落ち着いていると、ついつい脳天気ムード。

※ 奈良市観光協会の外国語版ホームページ、ネットの自動翻訳システムのままだったとはちょっと?
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日本脂質栄養学会 vs 日本動脈硬化学会

2012-05-26 17:15:19 | Weblog
 7月の講演会の材料を捜していて、コレステロール値を巡って、“日本脂質栄養学会 vs 日本動脈硬化学会”の論争中の問題があった。
 後者は、“コレステロール値が高いほど心筋梗塞などの心臓病が増え、コレステロールを下げる治療により、死亡率が低下する。”と説く。
 前者は、“心臓病が増えるのは、コレステロール数値が190以上の場合であり、動脈硬化学会の基準には根拠がない。糖尿病を併発する場合でも、LDL値140以上で心臓病の危険が高まるというデータはない。”と反論し、延べ17万人を対象の、総コレステロール値と死亡率の調査結果から、総コレステロール値が160未満の人に比べて、160~200未満の人のほうが男性で4割近く、女性は3割ほども死亡率が低かったという。
 このもめてる話もしなければならなそう。
 両学会の訴える数値差は、50位離れており、「薬は飲むのですか、飲まないのですか?」と聞かれたら、困ってしまう。
 統計結果の出るまでには、長い年月を要し、その間には色々な修飾因子が重なって、この抗生剤で肺炎が治ったとか治らなかったなんていう、短期間で比較しやすい結果は出難い。
 出難い分だけ、解釈に幅が出て、どうする。
 先日、80代の被爆者検診をした時、受診者から「今の不調は、あの時の原爆の影響でしょうか?」と聞かれ、「可能性はあるけれど、50年以上も経過して、加齢その他が加わっているから、可能性は言えても証明することは誰にも出来ません。極力受診者の不利益が少ないように考えるのが精々と思います。」と答えるしかなかった。
 原因が少し違うけれど、10年以上の経過を追う変化には、元のモノ以外のモノが加わってしまうから、抗コレステロール薬を飲んで10~20年、飲まなくて10~20年の経過を追う位でないと、どっちが良いのか分からなそう。
 目の前の患者さんにはどうする?
 強烈に高い人は下げるべき、ここまでは良いがどこまで下げるべきかが微妙。 

 この1ヶ月で考えてみよう。

 日中は初夏の暑さ、5月も残り一週間になってしまった。
 来週末までに、パソコンのウィルスソフト、どれにするか決めないと試用期間が終わってしまう。
 試用試用で繋いでも、半年位は行くけれど、疲れそう。

※ 我が国は、借金超大国なのに5億ドルの援助とエエ格好、何で?
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気配り不十分

2012-05-25 21:17:19 | Weblog
 夕方、院内で某メーカーの新薬説明会。
 場所と提供しているので、定刻前に見に行くと、メーカーさんが一人で場所設定をやっている。
 当院窓口の人は、居なくてほったらかし。
 『ちょっとマズイよ』と少々手助け。
 説明会は無事に終わったけど、病院側の人はさっさと退出。
 結局、自分が残って後片付けを見て、手伝って終了。
 窓口の人は口利き以外は、抜け過ぎというか、抜き過ぎ。
 自分のテリトリーに誰かが来た場合は、それなりの対応をするというのは当ったり前
と思っていたが、もう世代断絶を見知ってしまった。

 その新薬1錠、1万円以上と極めて高い。朝夕2錠内服だから、一ヶ月飲んだら、約70万円近くになりそう。保険で3割でも、21万円/月と高い。
 病気になったら、どうすると考えておくのも必要。

※ 某タレントの母、生活保護受給問題、法的には“可”、道義的には“?”、難しい境界。
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「ポンポン、しなかったんですが?」

2012-05-24 22:33:51 | Weblog
 今日の新患外来、この前に来て咳込みなどの治りが不十分できた再来患者さん。
 研修医が問診を済ませ、診察に入るときに言われた。
 「この前に来た時は、ポンポン、しなかったんですが?」
 “ポンポン”?、一瞬ポンポンだからお腹の診察かと思ったが、患者さんの言うイメージでは胸の音を聞く、聴診のことの様だった。
 瞬時の後に、患者さんのイメージを理解できたが、逆にその瞬間、研修医の背中が固まったのを感じた。
 『この前の医師は聴診をやってないんだ。どう答えれば良いのか?』
 後ろに座っていた自分も、即、口出しもぶちこわしなので、数秒待機。
 研修医は「病気によって、診察方法は色々ありますから・・・」と切り抜けてくれた。
 もし、患者さんが前医の手抜きを見抜いていたら、マズイ時間になっていた。
 前医師のキズを舐めさせてしまった。
 研修医が素直に、『えっ?聴診器はなしだったのですか!』なんて言ってたら、正直だけど、延々と辛い時間が続いていた可能性。
 ヌケを詫びるのも一つだけれど、後ろにまだまだ患者さんが待っており、怪しい現実的対処は、実害のなかったので適度の誤魔化しで“堪忍”してもらうしかない。
 研修医は現場の手抜きを学習し、尻ぬぐいまでも学習してしまった。

※ 福島第1原発事故放出放射性物質総量(ヨウ素換算)推定約90万テラベクレルと言われても大きすぎてイメージできない。
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夏前の晴天

2012-05-23 22:20:30 | Weblog
 昨日の寒いような天気と変わって、夏のような晴天だけれども、空気は乾いて蒸してはこない清々しさ。
 予約外来、いつもの様に太めの方はいつものまんまで太め。
 昨年末から増量し、そのまんまでとうとう検査の諸数値が悪化を示すようになってしまった。
 でも、体重増以外に体感的な感覚に変化はなく、意識も変わらず、『どうするつもり?』と言いたくなるけれど、それは言えない。
 痛い、苦しいなんて感覚に訴えられてこなければ、なかなか先に進めないのも、繰り返されている。
 5月連休で増えた体重も、減らすのに苦しんでいる自分。漸く、なんとか0.5kgは減らせた。できるなら、あと1kg減目標。
 でないと、来る夏休みに満腹の余地がなくなる。
 
 7月の市内で講演会の予定で、担当者に中味を聞きに行くと、「まだ、決まってはいませんけれど・・・」というので、更に突っ込むと、もうポスターの見本まで出来ていた。
 『だったら、正直に言ったら・・』と感じてしまうが黙す。

 昨日は薄ら寒さもあったので、今春最後の“熱燗”、きょうはもちろん“ビール”。

※ 東京電力、販売は企業6割なのに、利益は家庭向けから9割は“アコギ”。
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東京スカイツリー

2012-05-22 21:51:06 | Weblog
 今日の一番はこれしかないはずなのに、雨の中で始まり、最新技術が強風のため、午後5時45分、第1展望台から450メートルの第2展望台に向かう上りエレベーターを停止。
 最新の技術も自然の前には“蟷螂の斧(とうろうのおの)”を、思い知らされた瞬間。
 まさに、今の日本の技術戦争の象徴の如くにならなければ良いがと感じてしまう、内心はミジメ少々。
 昨日の金環日食に合わせて、“ツリー展望台で日食観光”のオープンすれば良かったと思うが、後の祭り。
 “エレベーター停止”とは、危険を避ける意は十分に伝わるけれど、初日から休憩のマイナスイメージは遠い世界から見ると、『何だ、その程度だったの!』と、ドカンとデカイ。逆を考えれば、十分に分かりうる事態。後は、地道にやっていくしかない。
 誰かが言ってた、『すぐに役立つものは、すぐ役立たなくなる。』
 その続き、『なんでもいいから少しでも興味を持ったことは自分から掘り下げてほしい。そうやって自分で見つけたことは君たちの一生の財産になる。』と言う言葉があった。
 この考え続ける忍耐と努力は分かるけど、キツイものもあるが、きっと限りなく真理に近そう。

 午後の会議二つ、両方とも『ウ~ン』と言いたいけれど言わない、無情。

※ Webブラウザ、Google Chrome がInternet Explorerを抜いてトップは世界の流れかも。
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