暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

食彩館

2010-08-24 | -2010
ぴんく色なら腸の色
き色の汁を吐き出しながら
黙って蠢く腸の色

きみどり色なら皮膚の色
殴られ蹴られて砕かれて
それでも生きているなら皮膚の色

まっちゃ色なら肝の色
潰れて元に戻らない
きっと美味しい美味しくないの肝の色

やまぶき色なら舌の色
食べるも食べられるも任せなさい
縮んで汚れた舌の色

色の世界はとっても不思議
いろんな色が潜んでいても
いろんな色は無いなんて
人の体に潜むいろいろ
体の具合で変わるいろいろ
鼻の先からお尻の穴まで
いろんな色を覗かせて
いろんな色を教えてよ
きっといろんな色がある
いろんな色はないけれど
色の世界はとっても不思議

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