怠惰の証は病というかたちになり私を覆いこんだ
歩みを踏んでいることの不確かさも
血を流したまま談笑する不確かさも
病巣がかたちを持つことですべてが許される
ほどけた愛は絡まりながら四肢を包み
呼び上げられる時のないまま私を庇護しているはずだ
惨めな罪悪感に心臓を浸しても
たぶんこころはしあわせな不幸に酔いしれて
そうして会うこともなくなったはずの旧い友と囲いをつくる
つくっている
滴り落ちた体液について
彼女たちは聞くことを知らない
私の病はどうあろうと病でしかなく
けなげな使命感に燃え尽きるのを
誰も彼もが心待ちにしているようだ
優しい蜘蛛の巣にみずから飛び込んだ私は
きっと誰よりも蜘蛛たらしめるだろう
身じろぐ必要もなく 慈愛の網にとらわれて
私はただ惜しみない愛情を享受する
誰一人として病の根絶は目指さない
そこに病が病たる役割を果たしたなら
歩みを踏んでいることの不確かさも
血を流したまま談笑する不確かさも
病巣がかたちを持つことですべてが許される
ほどけた愛は絡まりながら四肢を包み
呼び上げられる時のないまま私を庇護しているはずだ
惨めな罪悪感に心臓を浸しても
たぶんこころはしあわせな不幸に酔いしれて
そうして会うこともなくなったはずの旧い友と囲いをつくる
つくっている
滴り落ちた体液について
彼女たちは聞くことを知らない
私の病はどうあろうと病でしかなく
けなげな使命感に燃え尽きるのを
誰も彼もが心待ちにしているようだ
優しい蜘蛛の巣にみずから飛び込んだ私は
きっと誰よりも蜘蛛たらしめるだろう
身じろぐ必要もなく 慈愛の網にとらわれて
私はただ惜しみない愛情を享受する
誰一人として病の根絶は目指さない
そこに病が病たる役割を果たしたなら
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