べらべらとよく喋る
止むことのないあなたの声
一日、二日、
ひと月、ふた月
流れ続ける永遠の波に
ほんのひとつ瞬きをした
目を開けば四季は過ぎ
目覚めた卵は空っぽで
飛び回る虫は落ち葉の下
一段、二段、
ひとり、ふたり
うすく光る階段の先は
果てしもないほど遠くに見える
ひとつ段を上がるごと
あなたとあなたとあなたとあなた
大きな口は塞がりもせず
一日、二日、
ひとこと、ふたこと
羽音のような瞬きをして
まぼろしの段をひとつずつのぼり
あなたの音波に呑まれながら
目を開いたなら雪景色
一年、二年、
過ぎていく
あなたと、あなたと、
あなたの声に
わたしの器官は揺れている
止むことのないあなたの声
一日、二日、
ひと月、ふた月
流れ続ける永遠の波に
ほんのひとつ瞬きをした
目を開けば四季は過ぎ
目覚めた卵は空っぽで
飛び回る虫は落ち葉の下
一段、二段、
ひとり、ふたり
うすく光る階段の先は
果てしもないほど遠くに見える
ひとつ段を上がるごと
あなたとあなたとあなたとあなた
大きな口は塞がりもせず
一日、二日、
ひとこと、ふたこと
羽音のような瞬きをして
まぼろしの段をひとつずつのぼり
あなたの音波に呑まれながら
目を開いたなら雪景色
一年、二年、
過ぎていく
あなたと、あなたと、
あなたの声に
わたしの器官は揺れている