おそろしいものは蓋をして
見えないようにしていれば
わたしは平気でいられるのです
そう そこのシンクにたまる
排水溝の中のような
平気でいるわたしは外に出て
楽しくたのしく笑いました
忘れたふりをしながら
蓋を閉めたはずのものでも
しだいににおいは充満して
目を背けるには限界は
着実に近づいているのです
わたしの隣で笑うのは誰
わたしの周りを歩くのは何
おぞましい怪物の姿を摸した
絵画はやわらかなところに突き刺さり
もはや臭いはたとえようもなく
わたしは平気でいられたのです
汚泥のうえに転がるわたしは
そう信じていたのです
見えないようにしていれば
わたしは平気でいられるのです
そう そこのシンクにたまる
排水溝の中のような
平気でいるわたしは外に出て
楽しくたのしく笑いました
忘れたふりをしながら
蓋を閉めたはずのものでも
しだいににおいは充満して
目を背けるには限界は
着実に近づいているのです
わたしの隣で笑うのは誰
わたしの周りを歩くのは何
おぞましい怪物の姿を摸した
絵画はやわらかなところに突き刺さり
もはや臭いはたとえようもなく
わたしは平気でいられたのです
汚泥のうえに転がるわたしは
そう信じていたのです