おおなんと浅ましい音
罪なき野花の茎を齧る
その歯は緑に穢れていよう
対する骨を噛み砕いた時の
何と甘く上質な音か
双葉を若葉を摘んで食うなど
筆舌尽くしがたいほど悍ましい
(ああ、今日の夕餉には
子牛のソテーをよろしく頼む)
よくもよくもそのような
我らによく似たいのちを さも
美味そうに食えたものよ
おまえの体液はよもやこの
子牛の肉ほどに赤かろう
同じ下手物を食らうなら
ヒトの子ひとりを狩れば良いのだ
なぜおまえは菜花を齧る
おまえとよく似た仲間の子を
罪なき野花の茎を齧る
その歯は緑に穢れていよう
対する骨を噛み砕いた時の
何と甘く上質な音か
双葉を若葉を摘んで食うなど
筆舌尽くしがたいほど悍ましい
(ああ、今日の夕餉には
子牛のソテーをよろしく頼む)
よくもよくもそのような
我らによく似たいのちを さも
美味そうに食えたものよ
おまえの体液はよもやこの
子牛の肉ほどに赤かろう
同じ下手物を食らうなら
ヒトの子ひとりを狩れば良いのだ
なぜおまえは菜花を齧る
おまえとよく似た仲間の子を