暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

受け入れなさい

2020-04-30 | 心から
いのちあるものはみな潰え
ひとしく降りかかるのはたったそれだけ
あなたがなにを想おうとも
わたしがなにに抗おうとも
それらはひとしく降りかかる
振り子がひとつ止まったとして
別の振り子はゆらいでいて
それらがすべて止まったときに
無力さを悔いる必要はない
けれどおおきなうねりのなかで
たったひとつ止まりゆくそれを
どうして眺めるしかできないのだろう