肌の突き刺す朝を超え
雪も溶けだす昼を超え
またしんしんと冷えいる夜
おまえはどれほど寒かったろう
臓腑が凍えてしまったのか
ふくよかな尾はあっという間に痩せこけて
腹は膨満しているという
おまえはどこを見ているのだ
手のひらにたやすく乗ってしまうほど
おまえは変わり果てて小さくなった
寒かったろう、苦しかったろう
もはや知る由もなく
緩解していく、春が来る
それでも夜はいまだになお
しんしんと爪先を刺してくる
おまえはどれほど寒いだろう
狭く暗い箱はどれほど
おまえを凍えさせているだろう
はんぶん開いた眼の先は
わたしには何も見えないのだ
雪も溶けだす昼を超え
またしんしんと冷えいる夜
おまえはどれほど寒かったろう
臓腑が凍えてしまったのか
ふくよかな尾はあっという間に痩せこけて
腹は膨満しているという
おまえはどこを見ているのだ
手のひらにたやすく乗ってしまうほど
おまえは変わり果てて小さくなった
寒かったろう、苦しかったろう
もはや知る由もなく
緩解していく、春が来る
それでも夜はいまだになお
しんしんと爪先を刺してくる
おまえはどれほど寒いだろう
狭く暗い箱はどれほど
おまえを凍えさせているだろう
はんぶん開いた眼の先は
わたしには何も見えないのだ