暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

非人間

2007-09-27 | 暗い
何もかもを自分のせいにする
私自身に吐き気がする
ぐちゃぐちゃで
何がなんだかわからない
間違えた数式を
どこから消せばいいのだろう
途方に暮れていてもリミットは迫る
強く
強くならなければ
焦りだけが日増しに強くなり
もうどこにいればいいのか
何をすればいいのか
目の前に何があるかもわからない

整理すればいい
少しずつ
整理すればよかった
少しずつでも
今やそんな時間は
無い

思考回路が破綻する
私が能力を否定したから
持ち直すことは難しい
このままならば死ねばいい
周囲は次々に失望して
私の才能とやらを惜しむだろう
期待と羨望と同情にまみれ
間であれたらと願うあまり
間と錯覚した
歪んだ者は生きれやしない
まっすぐ生きていたいのに

手遅れでない
けれど疲れてしまった
いつまで耐えれば消えるだろう
どこまで耐えればいいのだろう
かまけるあまりに薄弱になったこの意志に
絶望すら抱くことができない

SideOfTwo

2007-09-25 | 狂おしい
Hate sweet piggies,
Don't we let you see
Will never see things what
To protect yourself

Waste sweet kitties,
You were so sweet
Too sweet to eat
But I had eaten hate you

One side in this world
There are only hating piggies
So we will love piggies
To watch with satisfy to kill

Another side in this world, fuck it all,
There are only wasting kitties
I want kitties to throw garbages
Kitties, piggies, both never like I will, no

おんなのこってなにさ

2007-09-22 | つめたい
自分で歩いた脚を、
太いと笑うあの子たちは
砂利も歩けないほど細い脚
吹けば折れそうなくらい細い脚

可愛いって何
役に立たないこと?

わたしの持ってたお人形は
ふっくらしてて気持ち良かった
骨人形って怖いもの
誇らしげに歩いてるけど
折れやしないかって心配しちゃう

可愛いってそんなこと?
弱いか弱い女の子
それが一番可愛いこと?
太くなりたくないからって
歩かないなんて何だかおかしい
太った太ってないのお世辞なんて
ちょっとした妄想みたい

わたしの飼ってたワンちゃんは
そこら中を走って元気いっぱい
歩けないワンちゃんはかわいそう
誇らしげに歩いているけど
階段までのぼれないの?

ありのままを見せた瞳を、
不細工と笑うあの子たちは
象牙の粉の石膏お肌
にきびを隠すウソつきお肌

キレイって何
隠し続けること?

目の下の隈も
夜更かしで荒れた肌も
隠してくれる甘い毒薬
やらなきゃみんながやってるから
それがキレイの決定法則?

正直ね、
痛々しいんだ。
あとね、
馬鹿馬鹿しいんだよ。

2007-09-21 | 錯乱
ねえおまえだれ

わたしはにんげんじゃない

ねえおしえてよ

ここどこ

ねえあれなに

ちっともみえないよ

ねえこたえてよ

どっちえらべばいいの

ねえいつになったら

むかえにきてくれる

ねえつかわせて

なぜってききたいから

生きたいから
魔法の言葉は使わない

ライフアロオン

2007-09-19 | 暗い
噎せっかえる陰気な臭いに
ぼくの神経はやられそうだよ
来る日も来る日もここで寝て起きるけど
嗅ぎなれたりなんてするもんか

獣じみたぼくの臭気に
滅入っているのは何より誰よりぼく自身
そろそろ布団を干さなきゃあ
思った日ならいつだって雨模様

じとじとじとじとやかましくって
どうにもこうにも眠れやしない
汗だくで目覚めるのにももううんざりだし
やっぱりこの部屋は気が滅入る

掃いても捨ててもぼくの部屋
いつ帰っても漂うぼくの臭い
ぼくがずっとそこにいてずっとそこにい続ける証拠と予言
慣れやしないさ鼻につく

幻●

2007-09-18 | 錯乱
誰かが何かをしたいって言って足を踏み鳴らしている
悪いけれどこっちはそれどころじゃなく
耳を切り落として抉り取りたい思いと戦っている
騒音なんて生易しいものじゃ済まされない

無いものを欲しがっては腹を叩く
浅ましいのは私なのかそれならば
筒に仕舞ったままの憂鬱の種は土もなく芽を出し始めて
内側から声が聞こえてくる

掻き抱け
叫べないのなら黙れ
口以外に道はない
身を守れ

機能しすぎた機械はがらくたと呼ぶだろう
過ぎるよりは及ばない方が良い
耳朶を這う憎悪の脳髄は足まで伝う
(それならば次は目を潰せ)

秘密の花園

2007-09-18 | 狂おしい
苦痛以外には何も見えず
日に落ちた虫も腐り行くを喜ぶ
目まぐるしくも時は過ぎ
花弁は緩やかに色を変える

どうせ生死しかうたえないのだろうと囁く蛭の唇に
忘れないようしるしをつけておこう
お前だけに私の秘密を話すのだ
たとえ詭弁であろうとも あろうとも

潰れた肉のように美しい
お前の花弁をむしり取ろう
崩れ落ちずに腐れる蛭よ
苦痛をえらび生き笑う虫よ

私の秘密の花園は秋を迎え枯れていく
しかしお前の沼は残しておくよ
制止もきかず真に望むのはこの蛭だけだから
生死の花弁はただ腐りながら蕾を開く

紙切れの命

2007-09-13 | 錯乱
博識ぶった善人たちは笑顔でもって悪人を処刑する
法典と神の言葉に左右され理屈を失った群れ
罪を許して人を許さず人を許せば人が許さず
知っているか紙幣に使う墨には罪人の血が混じっている知っているか

銃殺された死体たちの映像を繰り返し流しながら
処刑 処刑 処刑 処刑 処刑!
行進デモをしている間にも人間は死ぬ
善人たちが明日の夕食を考えている間にも人間は犯される

平等に生きるために必要な鍵
差別をおこなうために必要なのは平等
恐慌が続きおそらく生物は気が狂ってしまった
尋問 拷問 虐殺 処刑 生贄

おかしくなった時計でさえ逆には戻らない
罪を許して人を許さず人を許せば人が許さず
恐慌が続きおそらく生物は気が狂ってしまった
人間に最も必要な尺度といえば役にたつかそれ以外残りはすべて紙幣紙幣紙幣

破滅

2007-09-12 | 狂おしい
隠れるように雲の陰
ぼくを照らすよ月明かり
お日さま笑って消滅さ
みんなみんな悶えてる

見い出すように空の下
ぼくと一緒にさがそうよ
目印忘れて大目玉
みんなみんな血眼さ

お日さま忘れたぼくらの病は
結局誰にもさがせなかった
肌はとろけてまるでタコさん
のたうち回るよ天罰なのさ

暗くなった世界の上で
陸は海と同化した
光の差さない殺伐世界
人の自虐は殺戮へと