暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

7月3日:近況

2030-01-05 | はじめに
雨が降っています。
近況を最後に書いて一年が経過しつつあることを知りました。

昨年の8月終わりから別の創作に没頭している日々です。
我ながらどうかと思うくらい取り憑かれてしまい、
今は日常への侵食度合いが増して困っているところです。
のめり込むといつもそうだ。お前はいつもそう。
社会で生きることに向いていません。

良き出会いがあったと思えば、
ちょっとした波乱もあります。
私は私の呪いを大切にしている、
おのれの情念はおのれのみが大切にできるものです。
だから誰かの悲しみや恐怖を、
むやみに共感したくないとも思っています。
持ち続ければ腕が疲れる。
時々手を離さなければ多分腕がもげるでしょう。
私は、私の意思で、ただ、悲しいと感じるしかないのです。祈りでそれが為せるのならばいくらでもいくらでも祈ります。四肢がなくなるまで。
昨今のご時世とは直接関係のないことです。

折り合いをつけて生きていくと決めたのに、
また創作する機会に恵まれて、
いろんなものを削らずに創作することができると喜んでいたのだけれど、
やっぱり何かは削れていました。
何が削れているんでしょうね。
とりあえず時間はゴリゴリ削れています。
言葉を一気に出しすぎて、どれもこれも見たことのある言い回しのようで、
それによってちょっと行き詰まっているだけのような気もします。
ほらこの文章だって支離滅裂でしょう。
雨が降っています。雨の日は、いつからか、ほんの少し、頭がおろそかにもなります。
かわいいかわいい私のヤモリ。
生き物はやがて死ぬから、いきものなのでしょうね。
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詩日記を始めるにあたって

2030-01-01 | はじめに
鶏卵と申します。

この暇人詩日記は、ひたすらに節操もなく
詩のみを展開していく所です。
幾年も、推敲を一切していないものを載せてきたため記事数がそこそこ膨大です。
カテゴリ別に閲覧されるといいかもしれません。
カテゴリの解説を掲載します。

年代別:該当年で比較的マシなものの自選集。ただし夢カテゴリ内は自選除外
暗い:救いを特に考えず書いたもの
明るい:救いがありそうなもの
かなしい:かなしさを糧に書いたもの
あたたかい:優しいきもちで書いたもの
つめたい:全員殺すきもちで書いたもの
狂おしい:猟奇的描写の激しいもの
錯乱:情緒不安定の境地で書き散らかしたもの
夢:実際に見た夢の記録、脚色
心から:心から思ったこと
自動筆記:自動筆記

となっています。
カテゴリ詐欺と思われる内容が多々あるでしょうが、
私の中ではそういうことになっているのでクレームは受け付けません。

主にはやや暗めの詩が多く、
科学や数学の世界が入ることもあり、
少なからず人体の部位が表現として使われます。
グロテスクではないと思っているのですが
閲覧の際には今一度お気をつけ下さい。

もし私の詩を気に入られた際には
名無しでも一言でも評価をいただけると
喜びます。
批判も受付中。

コメント及び
トラックバック、
ブックマーク等は
お気軽にどうぞ。
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疲れた

2020-11-06 | 錯乱
目の前には一面の光があふれていて
にっちもさっちも進めない
上を見るからいけないのです、
だから下を見て歩きましょう。
視野の端に行ってしまえ
どこへでもどこへでも
人々は楽しそうですね、
私はちっとも楽しくない。
地面を彩る光の橋を
歩いて背骨がぐらついている
それでは地下などいかがでしょう、
あっという間に帰れますよね。
光の代わりにヒトがいる
数多、うごめく、ヒトがいる
どうやって帰れば良いのでしょう、
どうやって帰れば良いのでしょう。
つんと痛んだ目頭から伝うものは
まるで美しい橋の下を流れる
川の水のように汚れています、
なんと不出来な生き物でしょう。
帰る手立てがわからない
けれど歩いていればいずれは
いずれはたどり着けるのです、
たとえ膝が笑おうとも。
たとえ歩くことができなくとも
歩けるのだから歩いていられる
死にでもしなければ生きられる、
人はどうしようもなく生きられるのです。
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イルミネーション

2020-11-02 | 錯乱
この季節がやってきた
今年もまたやってくるし来年もきっとやってくる
乱反射する路面を遮り
隠者のごとく行進を続けたところで
光はちらちらときらきらと網膜に刺さる
ぎらつくライトは至る所に虹を残し
まぼろしはすぐさま消え去るだろう、しかし
かつてそこにあったまぼろしに
わたしは大いにかき乱されている
光、光が
光がそこにあると言った
歓声をあげる人々にまぎれ
悲鳴は誰にも聞こえやしない
それでいいしそれが正しい
喜ぶべきはいつも通りの予定調和
ありもしない虹のように
わたしの恐れも所詮はまぼろし
あなたに知覚できるだろうか
わたしにだって知覚できやしないのに
これは本能的な恐怖なのだ、
感情の論理など所詮は詭弁で
ああ恐ろしい、なんと恐ろしい
色とりどりの光だろうか
いつの間にかそこにあって
いつの間にか消えていく
けれど今から年の瀬までを
それらは華々しく寿ぎ続ける
目を潰せ、でなければ飛び降りろ
そうすれば誰も不幸にならない
眼球に満ちた水晶体を
可視光線は乱反射する
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羨望

2020-10-21 | 心から
万能の神になりたかった。
幼い頃から何でも出来た。
人並みに、人よりほんの少し楽に。
大体のことはこなすことができた。
だからこそ万能に憧れた。
一芸に秀でた彼らを見送る日々。
労せずとも手に入れられるからこそ、
手にし続ける努力を怠っては、
ただただ願望だけを募らせて、
何にもなれないのが私だからだ。

一握は乏しく、足りず、
片方を得れば残りをこぼす。
出来ることから始めるべきだ、
決して多くを望むことなく。
あなたが羨ましい、
外に出て人と会話し、
当たり前に生きていられるあなたが。
道を歩けば失意にまみれ、
強すぎる五感にうずくまり、
泣きながら同じところをぐるぐると回る、
万能のいきものになれたならば。
きっとあなたと同じように、
当たり前の顔をして生きられる。
免状を得ることができる。
だから万能の神になりたかった。

なぜ私はのうのうと呼吸をしているのだろう。
灰がじりじりと燃えていく、
肺がじくじくと腐っていく。
人並みに、人よりほんの少し楽に、
何をもこなせたところで意味がない。
だって一人では何も出来ないのだ。
人間になりたい。
当たり前に生活をして、
当たり前に会話をして、
当たり前に外を出歩き、
当たり前に感動できる、
人間に、なりたい。
呼吸をするだけで精一杯ならば、
一握など何の意味があるだろう。
役割をこなすことさえできなければ、
一握など何の足しになるだろう。
あなたのようになりたかった。
あなたたちのようになりたかった。
私にとって、あなたたちは、
万能の神に等しいからだ。
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