暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

2月18日:近況

2030-01-05 | はじめに
相変わらずです。
寝ようと思った時にふと思い立ち書きました。
それから2018と2019年の詩の中で
良いなと思ったものをカテゴリに分類しました。
でこの時間です。
お前はいつも計画性がないやつだ。

皮肉まじりの詩が好きなようです。
あの頃はもう少したくさん書こうと
心がけた頃でもありました。
よって多少はまとめる記事も増えています。
去年と今年はきっとおそろしく少なくなります。
創作は未だ続けており、
何なら今まで以上に書いてはいるのですが、
果たして私はまともになっているのでしょうか。
何をもってしてまともと呼ぶのか。
けれど読み返していると、
笑ったり感心したり、それなりに
良いなと思えるものがあるのは喜ばしいこと。

どのみち死ぬまで生きるのだから、
せいぜい好きなように生きて死にます。
できることならもう少し書きたい、
詩の書き方を忘れる前に。
とりあえず、今は、
寝ます。
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詩日記を始めるにあたって

2030-01-01 | はじめに
鶏卵と申します。

この暇人詩日記は、ひたすらに節操もなく
詩のみを展開していく所です。
幾年も、推敲を一切していないものを載せてきたため記事数がそこそこ膨大です。
カテゴリ別に閲覧されるといいかもしれません。
カテゴリの解説を掲載します。

年代別:該当年で比較的マシなものの自選集。ただし夢カテゴリ内は自選除外
暗い:救いを特に考えず書いたもの
明るい:救いがありそうなもの
かなしい:かなしさを糧に書いたもの
あたたかい:優しいきもちで書いたもの
つめたい:全員殺すきもちで書いたもの
狂おしい:猟奇的描写の激しいもの
錯乱:情緒不安定の境地で書き散らかしたもの
夢:実際に見た夢の記録、脚色
心から:心から思ったこと
自動筆記:自動筆記

となっています。
カテゴリ詐欺と思われる内容が多々あるでしょうが、
私の中ではそういうことになっているのでクレームは受け付けません。

主にはやや暗めの詩が多く、
科学や数学の世界が入ることもあり、
少なからず人体の部位が表現として使われます。
グロテスクではないと思っているのですが
閲覧の際には今一度お気をつけ下さい。

もし私の詩を気に入られた際には
名無しでも一言でも評価をいただけると
喜びます。
批判も受付中。

コメント及び
トラックバック、
ブックマーク等は
お気軽にどうぞ。
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それはあなたの血肉でもある

2021-07-12 | 狂おしい
なめくじが這いつくばっています
面白いですね
愉快ですね
あかいあかい筋をつくって
粘液にみんないやなかお
面白いですね
愉快ですね
ちょっと塩を塗ってみましょう
泣いて詫びてもゆるさない
なめくじに舌はいらないので
ぬいちゃいましょうそうしましょう
どれくらい経てば死にますか
面白いですね
愉快ですね
だからわらっているのでしょう
たのしいあなたはなめくじの
めだまがくるりと裏返り
ぐじゅぐじゅ腐った粘液を
だらりだらりと垂れ流したとき
それでもわらっているのでしょう
背中にずしりとのしかかる
重荷をかんじることもなく
あるいはほんのすこしでも
なめくじのことを思い出し
血と肉と髄液ほとばしる
粘液の筋を思い出して
砂をかんでくれますか
わたしには何ら関係のない
そこらへんのなめくじですが
いやなものを
いやなものを見ました
愉快でしょう
楽しいのでしょう
蝿は口のあいだに入り込み
あなたの咽をならしています
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くまんばち

2021-03-26 | 明るい
その藤は人を食らうと云う。
あな美しき鈴生りの花に、
大口の顎を忍ばせて。
枝垂れ香るは花序の蜜、
濡れて煌めく朝露が、
涙のようだと人は云う。
されど見目麗しき簾を掻き分け、
絡み巻き付く藤の幹には、
正に真なる性がある。

見事な枝振りをした黒松の、
指先までをも覆い隠して、
燦々と注ぐ光を満面に浴びるかの藤は、
松の泣くのを喜んでいる。

くまんばちよ、涙を啜った
露と蜜は美味かろう。
あな美しき鈴生りの花、
人々は口々に褒めそやす。
まるで人でも食らったような、
見たこともない青藤であると。
御簾を開いて覗いたならば、

くまんばちよ、真を知るのは
きっときっとおまえだけだ。
大きく開いた真黒い虚、
甘く苦い血潮の滾る、
人をも食らう大顎を、
包みたるこそ蔓の幹だと。
枝振り見事な松の洞を覆い隠すは、
色付き見事な青藤色。
絡み巻き付く藤の幹には、
正に真なる性がある。
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死の穴

2021-02-25 | 暗い
真っ平らな大地
私はどこにいるのでしょう
行けども行けども果てはなく
けれど声が聞こえるのです、
前に、前に進みなさいと
飢えども齧る果実はなく
渇けども啜る水もなく
ただ茫洋と広がるだけの
道すらない平地を歩くのみで
私はどこにいるのでしょう
どこへ向かっているのでしょう
声は答えてくれません
ただ進めと促すばかりで
蹲って人を待ち
ただいたずらに喉を震わせ
どこまでも見える果ては残酷です
戻る場所さえとうに見えなくなりました
死ぬためのロープさえもなく
頸には手の形の痣だけが
いたずらに堆積してゆきます
掻きむしった腕から滲む血では
死など到底望めやしません
私は、私は何のために
何のために生きて死ぬべきなのか
目的のない生は狂おしい
無益な死さえも許されない
ひび割れた爪の先が腐る頃には
痣だらけの頸が弛む頃には
死の穴が祝福してくれるでしょうか
何も見えないのです、何も
ひとりきりの声は虚ろに
進め進めと囃し立てます
真っ平らな大地は残酷に
私を生かし続けるのです
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