言霊
2009-02-27 | 錯乱
存在するはずのない肉塊のまぼろしに
ぼくはいっさいの夢をゆだねよう
病巣がぼくではない本体の筋肉を食む
痛みの声は決してぼくには響かない
届くことがあったとしても
知覚されて生きながらえる
知覚するだけの生存を確認する?
決して収束もしないが拡散もしない
永遠に平行をたもった捻れの直線上で
次元のちがうことをおもうのは
ぼく以外に無い
他人を想ったところで結局は
この知覚体を憂える以外に道があるはずもなく
痛みの声をおぼえながら
選択肢もなく
(あるいはそう知覚するのみで)
ぼくは肉に入り込みながらその他人の肉をおもう
病巣と名付けられたぼく自身を取り除くために
あれはどれほどの痛みに耐えているのだろう
知覚しかないからだはそれ以外を知らず
ただ夢をえがいてぼくとぼくの肉を慰めている
世界などは閉鎖のグラフ内だけで十分だ
ぼくはいっさいの夢をゆだねよう
病巣がぼくではない本体の筋肉を食む
痛みの声は決してぼくには響かない
届くことがあったとしても
知覚されて生きながらえる
知覚するだけの生存を確認する?
決して収束もしないが拡散もしない
永遠に平行をたもった捻れの直線上で
次元のちがうことをおもうのは
ぼく以外に無い
他人を想ったところで結局は
この知覚体を憂える以外に道があるはずもなく
痛みの声をおぼえながら
選択肢もなく
(あるいはそう知覚するのみで)
ぼくは肉に入り込みながらその他人の肉をおもう
病巣と名付けられたぼく自身を取り除くために
あれはどれほどの痛みに耐えているのだろう
知覚しかないからだはそれ以外を知らず
ただ夢をえがいてぼくとぼくの肉を慰めている
世界などは閉鎖のグラフ内だけで十分だ