安穏な日々は私の心を殺し
一個の歯車のようなもの、
歯車に見える何かへと
この姿を変えさせたに違いない
(何か役に立つことをと、願っていた)
(誰かの役に立つような何かを、と)
(それが、私にできる、己の罪悪感への償いだった)
毎日繰り返される自由を咀嚼し
反芻する
そうして私は歯車、
そのようなものへ
求めてやまなかった充足感はいつまでも訪れず
(わかっていたことだった)
燻っていた確信が実像になる、
罪悪感におしつぶされるかつての日々、
苛まれ続けた不安に過ぎなかったもの、
(せっかくしあわせに死ねたのに)
晴れ渡る秋空のように、
私の芯へすとんと突き抜け染み込んでいくのだ
私は、私など
いてもいなくても同じなのだと
一個の歯車のようなもの、
歯車に見える何かへと
この姿を変えさせたに違いない
(何か役に立つことをと、願っていた)
(誰かの役に立つような何かを、と)
(それが、私にできる、己の罪悪感への償いだった)
毎日繰り返される自由を咀嚼し
反芻する
そうして私は歯車、
そのようなものへ
求めてやまなかった充足感はいつまでも訪れず
(わかっていたことだった)
燻っていた確信が実像になる、
罪悪感におしつぶされるかつての日々、
苛まれ続けた不安に過ぎなかったもの、
(せっかくしあわせに死ねたのに)
晴れ渡る秋空のように、
私の芯へすとんと突き抜け染み込んでいくのだ
私は、私など
いてもいなくても同じなのだと