自信を持っていた
かつての私は消え去り
濾過の後の滓にも似た
醜い自己嫌悪が素顔を晒し始めた
いつかはきっと笑えるだろう
今はただ自嘲する
存在そのものがもはや
私のものではなくなったから
突き破ろう
くだらない虚栄心など
やましい嘘など
他人と暮らす常識など
眠っている
起きるために
起きないように
眠っている
あらかたの皮膜は剥がされて
潰れた内臓がついに露見し
(それは幻視だ)
ここまでみずからを打ち付けてきたのは
誰でもないというのに
(だからこそ)
眠りに落ちたのは
少しでも傷付きたくはなかったから
(矛盾が生じた)
被害妄想の布をかぶり過ごす
隙間から他人の目をうかがう
(幻聴だ幻聴だ幻聴だ幻聴だ幻聴だ幻聴だ)
枯渇したはずの滓から
まだまだ堊は溢れてくる
足元を滴り落ちるどす赤い泡
これが醜くないなどとどうして言えるだろう
真価はいまだ眠らせて
ここに住まうのは残滓の境界
かつての私は消え去り
濾過の後の滓にも似た
醜い自己嫌悪が素顔を晒し始めた
いつかはきっと笑えるだろう
今はただ自嘲する
存在そのものがもはや
私のものではなくなったから
突き破ろう
くだらない虚栄心など
やましい嘘など
他人と暮らす常識など
眠っている
起きるために
起きないように
眠っている
あらかたの皮膜は剥がされて
潰れた内臓がついに露見し
(それは幻視だ)
ここまでみずからを打ち付けてきたのは
誰でもないというのに
(だからこそ)
眠りに落ちたのは
少しでも傷付きたくはなかったから
(矛盾が生じた)
被害妄想の布をかぶり過ごす
隙間から他人の目をうかがう
(幻聴だ幻聴だ幻聴だ幻聴だ幻聴だ幻聴だ)
枯渇したはずの滓から
まだまだ堊は溢れてくる
足元を滴り落ちるどす赤い泡
これが醜くないなどとどうして言えるだろう
真価はいまだ眠らせて
ここに住まうのは残滓の境界