尊大な皮膚をまとい
分厚い利己心に肥え太り
憎悪の筋肉で骨身を支える
私は人の形をしただれか
骨身をきれいに分解すれば
骨にしたってみすぼらしい
虚栄心で何を得たか
何も得られない現実だけ
喪われた数年間を
時に分に、秒に換算したことはあるか
日に日に体はおおきくなる
頭は相対して小さく見える
実際にすこしずつすこしずつ縮んでいく
発育不良の骨はいずれこなごなに砕け
私は人の形をしたなにか
骨身をわけられることもない
憎悪の筋肉をどろどろに溶かし
何層も纒う利己心を変色させ
尊大な皮膚をふくらませるような
そんななにかになり果てて
山を海をさまようのだと
思っている
想像している
いま既にそうだという可能性には
決して目を向けずに
分厚い利己心に肥え太り
憎悪の筋肉で骨身を支える
私は人の形をしただれか
骨身をきれいに分解すれば
骨にしたってみすぼらしい
虚栄心で何を得たか
何も得られない現実だけ
喪われた数年間を
時に分に、秒に換算したことはあるか
日に日に体はおおきくなる
頭は相対して小さく見える
実際にすこしずつすこしずつ縮んでいく
発育不良の骨はいずれこなごなに砕け
私は人の形をしたなにか
骨身をわけられることもない
憎悪の筋肉をどろどろに溶かし
何層も纒う利己心を変色させ
尊大な皮膚をふくらませるような
そんななにかになり果てて
山を海をさまようのだと
思っている
想像している
いま既にそうだという可能性には
決して目を向けずに