暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

お外が怖い

2015-05-01 | 暗い
明るい日差し
子供の声
影はくろぐろと肌に落ち
きらめくしずくが肌に浮く
明るい声と
いくつもの足音

わたしはそこへ入りたいと
いつだったかに願っていた

けれどもすぐそばまで身を寄せても
見えない羊膜に隔てられる

手を重ねてみたところで
同一だという証明にはならない

あなたとわたしが相似では
イコールなどには成りえない

異界の物音、異界の存在
異物はほかならぬわたしだというのに