不揃いなのよわたしたち
なんとも なんとも お似合いでしょう
でこぼこ走った線をなぞって
爪先立ちでせいくらべ
やわくてぬるい歪な線を
辿ればあなたの指は伸び
丸めた背中をほぐしてちょうだい
爪弾く音は喉をふるわせ
何度も 何度も こじ開けましょう
わたしの胸に手を当てて
あなたの額に牙を押し当て
ほぐして絡んでうずくまり
あなたは足をぴいんと伸ばし
痛んだ膝をほぐしてちょうだい
かたくてぬめる線を引き
可視化をさせるの冷たい隔たり
柱の影に隠れるあなた
影のそばから見つめるわたし
不揃いなのよわたしたち
何度も 何度も 貶めましょう
だってこんなにわたしたち
遠ざかるからこそ温かいのよ
なんとも なんとも お似合いでしょう
でこぼこ走った線をなぞって
爪先立ちでせいくらべ
やわくてぬるい歪な線を
辿ればあなたの指は伸び
丸めた背中をほぐしてちょうだい
爪弾く音は喉をふるわせ
何度も 何度も こじ開けましょう
わたしの胸に手を当てて
あなたの額に牙を押し当て
ほぐして絡んでうずくまり
あなたは足をぴいんと伸ばし
痛んだ膝をほぐしてちょうだい
かたくてぬめる線を引き
可視化をさせるの冷たい隔たり
柱の影に隠れるあなた
影のそばから見つめるわたし
不揃いなのよわたしたち
何度も 何度も 貶めましょう
だってこんなにわたしたち
遠ざかるからこそ温かいのよ