今日はゴールデン・ウィークのわが家の定番となった軟弱首都圏一泊旅行へと出発しました。
軟弱ゆえ、家を出たのは朝８時。
仕事に行くよりゆっくりです。
明日も１７時ころには家に帰りつく予定。
これもまた、仕事から帰るよりはるかに早いというわけで、疲労をなるべく抑え、それでいて日頃出掛けない場所を目指すという私のコンセプトに合致しています。
まずは東京駅まで行って、中央線に乗り換えました。
そこから約３０分、国分寺駅で西武多摩湖線に乗り換え、西武遊園地駅で下車。
ガキどもの嬌声かまびすしい遊園地は素通りして、多摩湖がある狭山公園へ。
思いの他広く、しかも野趣あふれる自然が残る都立公園でした。
なんだかウォーキング大会を開いていたようで、リタイアしたと思しき老人たちが、わき目も振らずに歩いていました。
あんなに必死に歩いたら、まわりが見えずにつまらんでしょうに。
多摩湖は東京の水源を確保するために明治期に作られた人造湖のようで、強引な感じは否めません。
レトロな風情に取水塔が建っていました。
それもそのはず、大正時代に作られたそうです。
多摩湖畔を離れて緑あふれる公園の奥へ。
意外なことに、池がありました。
宅部池（やけべいけ）と言うのだそうです。
鴨や鯉が泳いでいました。
そのままぶらぶら歩いていくと、西武遊園地駅の一駅戻った武蔵大和駅に出ました。
そこから再び西武多摩湖線に乗り、国分寺駅で下車して昼飯に塩ラーメンを食いました。
奇をてらわない、昔懐かしい味で、近頃あまりに個性的なラーメンが増えたせいか、かえって新鮮に感じました。
大学通りというのが飲食店街になっていて、多くの若者でにぎわっていました。
全体に、中央線沿線というのは若者が多いようですね。
四畳半フォーク全盛の７０年代じゃあるまいし、いまだに地方から出てきた若者は、中央線や、東京の西を走る私鉄沿線に住みたがる傾向があるようです。
私の学生時代の友人も、地方出身者は軒並み西に住んでいました。
東京東部のほうが都心に近くて便利なわりに、家賃が安いという好条件なんですがねぇ。
不思議と結婚して子供ができたりすると、東京東部や千葉や埼玉に住むようになる人が多いのですよねぇ。
大人になって冷静に比較するとそういうことになるんでしょうねぇ。
国分寺駅から中央線に乗り、立川駅へ。
ここから徒歩８分くらいで、国営昭和記念公園にたどり着きます。
昭和天皇をしのぶ博物館がある他は、ひたすらだだっ広い公園です。
国が作ると博物館にしても公園にしても学校にしても、行くのが嫌になるほど巨大なものを作るようです。
まぁ、そういう私もだだっ広い国立の研究機関で働いていますが。
ずいぶん多くの家族連れやカップルが散策やサイクリングを楽しんでいました。
噴水では子供たちが果敢に水で涼を求めていました。
ここにも人造と思しき池があり、手漕ぎや足漕ぎボートの花が咲いていました。
犬を連れた人が大勢いて、その中にひときわ大きな白い犬が注目を集めていました。
犬柄がよろしいらしく、おとなしくて愛想の良い犬でした。
国営昭和記念公園の三分の一ほどしか歩いていませんが、歩数が16,000歩を超え、さすがに疲れたので早めにホテルにチェック・インすることにして、西立川駅から青梅線に乗り込み、福生駅のすぐ近くの東横インに先ほど入り、シャワーを浴びて今、この記事を書いています。
福生駅に降り立った途端、米国人と思しき白人、黒人、ヒスパニック系の人々がわが物顔で大勢闊歩していて驚きました。
しかし驚くにはあたりませんね。
福生駅は米軍横田基地の最寄り駅なのですから。
わざわざ太平洋の反対側の島国にこれほど多くの米国人が赴任しているとは。
わが国はわが国の軍隊が守るべきですが、どうして米軍に守られるようになったのかは、日本人なら誰もが知っていること。
現状では米軍に頼る他ありますまい。
しかし、未来永劫米軍頼みというわけにはいきますまい。
いずれは日本人の手でわが国を守るようにしなければなりますまい。
今、17時過ぎ。
これから福生の飲食店街を冷かしつつ、適当な店で一杯やるとしましょう。
米兵向けの店に行くのも面白いかもしれませんね。
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