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てらまち・ねっと



 去勢抵抗性前立腺がんの悪化した患者の人たち、そして、いずれそうなるかもという人たち、あるいは報道関係からも大きく注目されている「西郷輝彦さんが、PSMA療法のために渡豪」したことの続報が出た。
 治療は「うまくいった」らしいけど、帰国の報がない。私は、(何度も行き来できないから)規定の最大回数の治療を施してから日本に帰国される予定かと見ている。

 真意は分からない。
 ともかく、帰国されたら、大きな話題になろう。
 そんなことを思いながら、次の2本の近況にリンク、病気にかかる肝心なところの一部を抜粋、
 あと、世界では認可が進んでいるのに、日本ではいまだ認められず、国内承認まではまだ数年かかるといわれるPSMA療法関係の国内での研究・治験状況などにもリンク、抜粋しておく。

●【対談】永遠に終わらぬ挑戦/西郷輝彦さん/ NICHIGO PRESS | 日豪プレスが運営するオーストラリア生活総合情報サイト 2021年11月1日
●【対談】手に入れた「新たな生き様」/西郷輝彦さん(後編)/日豪プレス 2021年11月25日

●日本 臨床研究実施国 /PSMA-11静注用キット 第Ⅰ相臨床試験 進捗状況 参加者募集終了-試験継続中 2021年9月2日/臨床研究情報ポータルサイト/所属機関 金沢大学附属病院  ★医師主導治験 初回公表日 令和3年3月11日 

●前立腺がんの再発・転移を高精度で検出する最先端画像診断 阪大病院で臨床研究を開始/大阪大学 医学部付属病院 核医学診療科 実施期間:2019年9月1日~2022年3月31日
●前立腺特異的膜抗原(PSMA)を標的としたPET診断能の評価/2019年9月1日 目標症例数 150 臨床研究実施国 日本
●大阪大学大学院医学系研究科 UMIN-CTR 臨床試験登録情報の閲覧

●サイクロトロンを利用したGa-68の製造および 前立腺がん診断を目指したGa-68標識PSMA-11製造システムの確立/福島県立医科大学・北海道大学/ 住友重機械工業株式会社 2021年08月24日

●軽視されている前立腺がんの長期予後/ Medical DOC - Yahoo!ニュース 2021.11/14

 なお、昨日11月24日の私のブログへのアクセスは「閲覧数1,752 訪問者数838」。

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●OP» 特集 / インタビュー» 最先端ビジネス対談» 【対談】永遠に終わらぬ挑戦/西郷輝彦さん
    NICHIGO PRESS | 日豪プレスが運営するオーストラリア生活総合情報サイト 2021年11月1日
・・・(略)・・・作野善教が、日豪関係のキー・パーソンとビジネスをテーマに対談を行う本企画。今回は、日本を代表する歌手・俳優であり、がん治療を目的にシドニーに数カ月にわたり滞在されていた西郷輝彦氏にご登場願った。今月より前後編に分けてお届けする。監修:馬場一哉)

・・・(略)・・・西郷:もう少しやりたい、これは永遠のつぶやきなんです。70歳の時には75歳の芝居をしたい、翌年は76歳の芝居をしたい。いつだって今とは違いますから、僕は常に来年の自分に期待し続け準備をしておきたいのです。

・・・(略)・・・作野:今回、がん治療でシドニーに来られた理由として「もう少しだけ好きな仕事がしたい」とおしゃっていたことが非常に印象的だったのですが、「仕事」というのは西郷さんの中ではどのようなものをイメージされていたのですか。

西郷:もう少しやりたい、これは永遠のつぶやきなんです。70歳の時には75歳の芝居をしたい、翌年は76歳の芝居をしたい。いつだって今とは違いますから、僕は常に来年の自分に期待し続け準備をしておきたいのです。

・・・(略)・・・作野:さて、ここまで西郷さんのプロフェッショナルとしてのお話を伺ったわけですが、ここからは今回のシドニーに渡豪された目的の闘病、がん治療に関してお話を伺わせて下さい。西郷さんがシドニーで受けられている治療は前立腺がんの最先端の治療であるPSMA標的療法といって、オーストラリア、米国などでは承認されている治療方法ですが、日本では未承認ということで今回はコロナ禍中にも関わらず、決断されてシドニーにお越しになられました。大きな決断だったかと思います。どのような思いでシドニーにお越しになられたかという、心中をお伺いしていきたいと思います(次号に続く)。
(9月8日、オンラインで。撮影はcovid-19の規制緩和後、後日行った)

●【対談】手に入れた「新たな生き様」/西郷輝彦さん(後編)
      日豪プレス 2021年11月25日
(前編の続き)
作野:ここまで西郷さんの俳優としてのプロフェッショナルとしてのお話を伺ったわけですが、ここからは今回のシドニーに来豪された目的の闘病、がん治療に関してお話を聞かせて下さい。西郷さんがシドニーで現在受けられている治療は前立腺がんの最先端の治療であるPSMA標的療法といって、オーストラリア、米国などでは承認されている治療方法ですが、日本では未承認ということで今回はコロナ禍中にも関わらず、決断されてシドニーにお越しになられました。大きな決断だったかと思います。どのような思いでシドニーにいらっしゃったかという、心中をお伺いしていきたいと思います。

西郷:2011年に前立腺がんの疑いがあるということで検査をし、その結果全摘出を行いました。その後、特に自覚症状などもなかったため、しばらく検査をしなかったのですが、その間に転移が始まってしまっていたのです。慌てて再入院し、治療に取り組み始めました。抗がん剤投与、放射線治療、ここ数年できることには全て取り組んだのですが、良くなったと思ってもまた悪くなり、なかなか安定しない。そんな中、がん治療について自身でも勉強したところ、僕の場合、抗がん剤を打つことである程度まではリカバリーするのですが、それ以上のリカバリーは期待できないという、何となく限界が見えた感じがしたのです。そこで、先生に相談したところ「日本では未承認だけどオーストラリアに行けばできる治療法がある」と教えて頂きました。ただ、そこから1年くらいは考えましたかね。将来の人生設計というと大げさに聞こえるかもしれませんが、これからどうやって生きていくかを深く考えました。そして「もうちょっと好きな仕事を続けたい」と思った。その「もうちょっとのために思い切って行っちゃおう」とオーストラリア行きを決めました。妻も私の気持ちを理解してくれたので、2人で大きな賭けに出たというわけです。

・・・(略)・・・
作野:PSMA治療というのは他の臓器にダメージを与えず、副作用も少ないため、抗がん剤治療が難しい患者や、高齢の方でも安心して治療ができると聞いています。実際にご経験されていかがでしたか。

西郷:点滴をするだけなので、正直、これだけ?というのが第一印象でした。そして自分の身にダメージのような変化が全く起こらないのがうれしかったですね。抗がん剤治療の方がはるかにきついですし、最初は本当に効いているのかと考えてしまうほどでした。ところがそれがじわじわと効いてきて、2回目に行った後、がんが消えてしまったのです。この目で見た時には本当にびっくりしました。それまで、背中や腰、肋骨の辺りなどが痛くてバスにも乗れないような時期もあったのですがそれもすっと消えました。

・・・(略)・・・作野:本日はありがとうございました。
(9月8日、オンラインで)

●日本 臨床研究実施国 /PSMA-11静注用キット 進捗状況 参加者募集終了-試験継続中 最終情報更新日:2021年9月2日 登録日:2021年3月11日 
  患者様やご家族など一般の方向け臨床・治癒情報サイト 臨床研究情報ポータルサイト  
 
進捗状況 参加者募集終了-試験継続中 / 
所属機関 金沢大学附属病院


  前立腺癌患者を対象とした、PSMA-11静注用キット
TLX591-CDx 及び 68Ge/68Ga-ジェネレータ AX001により調製された

68Ga-PSMA-11 (68Ga-TLX591-CDx) の
第Ⅰ相臨床試験

  ★   医師主導治験 初回公表日 令和3年3月11日 / 臨床研究実施計画・研究概要公開システム

●前立腺がんの再発・転移を高精度で検出する最先端画像診断 阪大病院で臨床研究を開始
     大阪大学 医学部付属病院 核医学診療科 2019-9-18 
F-18 PSMA-1007 PET臨床研究の概要
【試験名】前立腺特異的膜抗原(PSMA)を標的としたPET診断能の評価
【目的】前立腺がん患者において、F-18 PSMA-1007 PET/CT検査を行い、従来の転移評価検査であるCTや骨シンチグラフィーと比較することで、PSMA-PETによる診断能を評価し、詳細な病態解明を行う
【対象】成人男性で前立腺がんと診断され、全身の転移検索を行う患者、または治療後に再発や転移が疑われる患者等
・目標症例数:50例
・実施期間:2019年9月1日~2022年3月31日
・研究責任医師:渡部直史(阪大病院 核医学診療科)
本研究は阪大病院 倫理審査委員会の承認を得て、実施されています

●前立腺特異的膜抗原(PSMA)を標的としたPET診断能の評価 
       臨床研究情報ポータルサイト最終情報更新日:2021年3月24日登録日:2019年9月1日 
対象疾患 前立腺癌  試験開始日(予定日) 2019-09-01
目標症例数 150  臨床研究実施国 日本

● 大阪大学大学院医学系研究科 UMIN-CTR 臨床試験登録情報の閲覧
前立腺癌と診断された患者に対して[18F]PSMA-1007注射液を用いたPET/CT検査を行い、コンベンショナルな全身の転移検索の手法であるCT・骨シンチ等と比較することで、PSMA-PETによる診断能を評価する。病変の有無については、PSA値(前立腺癌に対する腫瘍マーカー)の推移などの臨床経過、原発巣や転移巣の病理組織との比較によって、評価を行う。

●サイクロトロンを利用したGa-68の製造および 前立腺がん診断を目指したGa-68標識PSMA-11製造システムの確立
     福島県立医科大学・北海道大学/ 住友重機械工業株式会社 2021年08月24日
公立大学法人 福島県立医科大学(理事長兼学長 竹之下 誠一、先端臨床研究センター教授 志賀 哲)は国立大学法人 北海道大学(アイソトープ総合センター教授 久下 裕司)、住友重機械工業株式会社(東京都品川区:社長 下村 真司)と共同で日本医療研究開発機構(以下、AMED) 医療機器開発推進研究事業(医療費適正化に資する革新的医療機器の探索的医師主導治験・臨床研究)の支援を受け、<font style="background:#ffccff">サイクロトロン*1によるGa-68の製造とGa-68標識PSMA-11*2の製造システムの確立を達成しましたのでお知らせいたします。日本は世界的に見てもサイクロトロンが普及していること、Ga-68の製造の原価が安くなることからこの事業を進めてまいりました。</font>
今後、医薬品医療機器総合機構(PMDA)のもとでGa-68標識PSMA-11の品質・安全性に関する審議を受け、<font style="background:#ffffcc">臨床試験に向けた準備
を進めて参ります。
・・・(以下、略)・・・

●軽視されている前立腺がんの長期予後
  Medical DOC - Yahoo!ニュース 2021.11/14
・・・(略)・・・PSMAを前立腺がんの診療に用いると、治療だけでなく「高感度の画像診断」が可能になります。
・・・(略)・・仮に手術によって前立腺がんを摘出できたとしても、その後、
・・・(略)・・・総じて「やっかいながん細胞ほど生き残ってしまう」ので、長期化する患者さんが一定数いらっしゃるのです。
・・・(略)・・・
編集部:前立腺がんによる死亡率は、ほかのがんと比べて低いのですよね?
車先生:いいえ、けっして「死亡率が低いがん」とはいえません。がんの重篤度を示す4段階のステージのうち、1~3期においての5年生存率は100%とされています。ところが、15年以上経過した段階での部位別死亡率となると、前立腺がんは男性の「4位」に急上昇します。

編集部:男性のがんで死亡率4位となると、看過できませんね。

車先生:そうなんです。先ほどご説明した治療の流れからすると、治療開始から5年後や10年後は、「ホルモン治療によってがん細胞が抑えられている時期」ですよね。ですから、この間の死亡率は下がります。しかし、問われるのはその後です。「生き残らせてしまった頑固ながん」との戦いが、その先に待っています。
・・・(以下、略)・・・



コメント ( 4 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
Unknown (mintdaisuki)
2021-11-26 11:40:07
西郷輝彦さんの続報ありがとうございます。PSMA療法のその後の経過、本当に気になりますね。発信力の強い方なので、顕著な効果が立証されたら、国内承認も進むかもしれませんね。
それにしても、こう言った先進医療の話は日本が初承認とか聞いたことないですね。いつも海外諸国から数年遅れです。日本は慎重なのかやる気がないのか、もう少し患者の立場に立って審査のスピードアップを図って欲しいと思います。
 
 
 
Unknown (mintdaisuki)
2021-11-26 12:01:04
続けてカキコミ失礼します。
過日ご紹介頂いた名古屋市立大の市民講座ですが、他の用事とバッティングしてしまいました(現在、調整中です。行けるかも分かりません。)
事務局に問い合わせしましたが、Webでの配信は予定していないとのことで、最新の前立腺癌治療について聞ける機会を失うことになりますが、今後ともアンテナを高く広げて行きたいと思っています。
 
 
 
Unknown (mintdaisuki)
2021-11-27 17:02:54
こんばんは、仕事の都合がついたので、講演を聞きに行けることになりました。
お騒がせしました。
帰りのひつまぶしを楽しみに講演を聞くつもりです(笑)
 
 
 
イベント (●てらまち)
2021-12-01 14:07:06
mintdaisukiさん、

>国内承認も進むかも

当事者としては、強く期待しているところです


>審査のスピードアップ


今のコロナ関係の承認にしても、同様ですね。


>名古屋市立大の市民講座
>講演を聞きに行けることに

それは良かったですね。


>Webでの配信は予定していない

そうでしたか。私の早とちりでした。すみません。

昨年、出版されたばかりの同大の本を読みました。今回のイベントの出発点になる書籍と理解しています。
それなりに納得できるスタンスの内容です。
 
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