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てらまち・ねっと



 今日26日は名古屋市長選の投票日。
 中日・東京新聞の地元だけあって、中日新聞は工夫して企画している。
 昨日の夕刊トップは面白い。

 数日前の毎日新聞も、3候補のインタビューを続けていて、「私が当選したら」とソフトに伝えているようで面白かった。

 「麻生首相が怯える名古屋弁の男」(内外タイムス)も面白い。 

 ともかく、各紙の報道は、相変わらず「河村リード」。

(2010年9月7日追記 ⇒ ◆「河村たかし リコール 署名 場所」/名古屋市の職員給与などの削減/岐阜県は )

 今回の経済の破綻状況の中での選挙、河村氏の
 「大学卒業後は家業の古紙回収業・卸売業に従事しながら、司法試験を9回受験するも不合格」という性格はユニーク。
 「衆院初当選以来、一貫して非自民党であり、自身が所属した政党が自民党と連立をしたことがない」というのもヒカる。

 ところで、今回の名古屋市の選挙のポスターや選挙カーなどの候補者分の税金での負担は一候補あたり「400万円」が上限だそう。

 ちなみに、3候補の後援会経費も含む選挙費用について、前記の中日新聞は次のように集計している。

  細川 2.652万円     河村 428万円     太田 1.205万円

 ここでも河村リードはダントツ。

 ●名古屋市選挙管理委員会発表 ⇒ 投票・開票速報 ●

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ここのところ6位、7位あたり

(参考)
 4月13日のブログ
    ⇒ ◆名古屋市長選がスタート/マニフェストにリンク
 4月20日 ブログ
    ⇒◆名古屋市長選/中日新聞のスクープ/民主王国愛知に期待する小沢氏の思惑
 4月21日 ブログ
    ⇒ ◆河村リード・名古屋市長選/小沢氏は民主公認勝利を続投のお墨付きに/尾鷲市長は不信任議決で議会解散へ

●名古屋市長選 各陣営のマニフェストをよむ
      早稲田大学マニフェスト研究所 2009/04/21

●名古屋市長選、河村氏が優位 26日投票、細川氏追う  2009/04/24 18:15 【共同通信】
・・知名度の高さで優位に立つ河村氏を、自民、公明両党の県組織が支持する細川氏が追い上げ、太田氏が続いている。

 衆院選の前哨戦ともなる事実上の「与野党対決」の構図。千葉、秋田両県知事選で支援候補が敗れた民主党が連敗を止められるかも注目される。

 河村氏は衆院議員5期の実績を生かして民主党支持層を固め、無党派層にも浸透している。細川氏は自民党県連や引退する松原武久市長の支援で組織戦を進める一方、「市民派」を掲げて支持を拡大。太田氏は福祉の充実などを訴え、票の上積みを図る。黒田氏は伸び悩んでいる。・・

● 河村氏一歩リード、細川氏が追う展開… 世論調査・支持率   2009年4月20日00時42分 読売新聞
河村候補は推薦を受ける民主支持層の8割弱を固め、自民支持層の2割強を取り込んだ。支持政党のない無党派層の3割強にも浸透している。年代別では60歳代と20歳代、30歳代で支持が4割を超えた。男女別では、男性の5割近くから支持を得ている。

 細川候補は自民支持層の6割、公明支持層の9割近くをまとめた。無党派層の支持は2割弱となっている。年代別では、70歳以上で支持が4割弱を占め、河村候補を上回った。地域別では、市南部で河村候補に迫る支持を集めている。

 太田候補は、共産支持層の9割を固めたものの、無党派層に浸透していない。

●公約力説、さて倹約は? 3陣営懐事情  中日 2009年4月25日
 名古屋市長選の投開票日が26日に迫った。共産推薦の太田義郎さん(65)、民主推薦の河村たかしさん(60)、自民・公明支持の細川昌彦さん(54)は連日、街を飛び回っている。白熱する戦いに、ふと気になるのは「おカネ」。各陣営に14日間の選挙戦で使う費用の見通しを尋ね、概算をはじいてみた。 (社会部・豊田雄二郎、白石亘、奥田哲平)
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
 
■全額寄付で賄う…太田さん
 全部で1200万円。本人の持ち出しはゼロで、全額を、市民や支援団体からの寄付でまかなう。食事は、農業を営む支援者からの差し入れを中心に「野菜たくさん」メニューを炊き出しするなど、経費節約の知恵も。

 ビラ配りやポスター張りはすべてボランティア。電話作戦も支援者らの自宅で、費用も自己負担に。出費がかさむのは印刷代で「費用を抑えたいが、知名度が低い分、政策を(有権者に)届けないといけない」と陣営幹部は言う。

 マニフェストで「働く人の時給を1000円以上に」と掲げた。しかし、ウグイス嬢らの時給は「申し訳ないけど、1000円を下回る程度」。ここは公約通りとはいかなかった。

■経験物言い格安…河村さん
 ほかの2候補より格安におさまりそうなのは、衆院議員を5期務めたノウハウや経験があるから。事務所は、従来の自宅兼事務所を活用し、印刷機も自前で最新機器を備えている。

 候補者本人による「自転車街宣」を最優先し、集会もほとんど開いていない。知名度があり、費用のかかる集会を重ねても「動員に人手がかかるが、それだけの効果は見込めない」と分析する。

 定年退職したばかりの同級生がこぞってボランティアを買って出たこともあり、人件費もほとんどかからない。ただ、支援を受ける政治団体のビラ代などが120万円近くかかるため、当初目標とした「100万円以内」は断念した。

■事務所別々悩み…細川さん
 本人の強い意向で、市民派用と政党用と、事務所が別々に分かれ「財布も2つあるのが悩ましい」(自民関係者)。選挙に不慣れな市民派の支出に、自民の担当者が「お目付け役」になる。

 知名度を上げようと、ビラやはがきを大量に作成し、新聞広告にも300万円。支援団体の名簿を元に電話作戦も実施しているが「外出などで留守宅が4割超。電話代は少なくてすむが…」と担当者は複雑な表情も。

 市民派のボランティア40人には交通費や弁当代、携帯電話料金の実費支給は一切ない。昼食に訪れる近所の飲食店は、クーポン利用時の割引料金でいいからと、サポートを買って出る。

◆どう負担? 
 候補本人の自己資金や、政治団体からの繰り入れ、献金などでまかなうことになる。ただしポスターやビラの作成費、はがきの郵送代、街宣車のリース・燃料代は公費負担が認められ、1候補当たり上限は400万円。

 市選挙管理委員会は、市長選にかかる費用総額を、6億1000万円と見込む。大半は投開票日の人件費で、26日は投票所の立会人など民間も含めて延べ7000人が作業に当たる。

●’09名古屋市長選:候補者の横顔紹介/上 太田義郎氏  毎日新聞 2009年4月14日
 ◇福祉を取り戻したい--太田義郎氏(65)=無新
 --米屋一筋の経歴が特徴的だ。

 小6の時に父親が亡くなったので母と祖母が米屋を経営し、中学校に行きながら米の配達を手伝っていた。66年に愛知大の夜間に入ってからは僕が継いだ。午後5時半まで仕事して6時から8時半まで授業に出る生活だったが、ちゃんと4年で卒業した。今と違って米はほとんど配給で、定期的に決まった量を決まった家に届けるだけだったので経営と言っても楽だった。

 --いつから政治に興味を持ったのか。

 配達に行くと、時々学校に行っていない子供に出会った。「なぜ行かないの」と家の人に聞くと、軽い知能障害だからだと言う。これはおかしいと思った。当時の中村区は封建的で、障害者を家から出さない風潮があったが、市内で不就学児をなくす市民運動があったので、僕も障害児や不就学児を教育しようと日曜学校を始めた。

 --立候補を決めた理由は。

 (73~85年の)本山政雄元市長の時に作った医療や福祉、保育園のいい制度がかなり崩れ、多くの人が福祉・医療・教育で困っている。大企業や大手建設会社ばかりもうかって中小企業の生活がよくならない。もう一度昔のように日本一の福祉を取り戻したいと思い、決意した。

 --一番訴えたいことは。

 (名古屋城本丸御殿復元事業などの)4大プロジェクトを止めるか先送りすれば小中学校の30人学級が実現できる。70歳以上の高齢者医療費を無料にしたり、国民保険料を引き下げたりもできる。また各区に市民から公募した150~200人の「区民協議会」を作り、明るい区を作る相談をしたい。市職員や市長も出席して、納得できる市政にしたい。

 --区民協議会を訴えるのはなぜか。

 (88~91年の)日本福祉大研究生の時にイタリアで地区住民評議会を見た。これは地区の問題をすべて扱う場で、ボランティアで選ばれた住民が公民館で熱心に議論しているのを見て「日本も将来こうなる」と確信した。
・・【聞き手・丸山進】

●河村たかし氏  毎日新聞 2009年4月15日

 ◇市民税、10%減税を--河村たかし氏(60)=無新
 --選挙の争点をどう考えているか。

 官対庶民。「税金で食っている方」対「税金を払う方」だ。

 --「庶民革命」とうたっているが。

 役所が一番好きな食べ物は税金。一番嫌いな食べ物は減税だ。減税を主張すると、こうやってきれいに分かれる。減税すると言えば、嫌がる人たちがグルになって、嫌だ嫌だと言う。減税論争がもっと起きればよい。本当にできるのか、財源はどうだ、と議論すればいい。

 --一番訴えたいことは。

 減税と、住民が自分で事柄を決める地域委員会だ。浸透してきている。減税は膿(うみ)を出して民間に戻すだけであって、お金がなくなるわけではない。目標は市民税10%減税。(お金が)民間に戻るわけで、これはいい話だ。

 --有権者にどう伝えていくのか。

 名古屋市は60年間も無競争の独占の会社、と言っている。商売人は、安く良いものを提供しようとしている。毎日、減税しているようなもの。それで物が悪くなるかと言えば、その反対だ。お客さんに少しでも喜ばれようと、経営マインドがものすごく強い。「値段も品質もよくしよう」となる。それと同じだ。

 --10%という数字の根拠は何か。

 市民税10%減税は250億円。総予算2兆6000億円の1%程度だ。1%以下の数字では(小さすぎて)わけがわからない。福祉なんかも一切カットせず、カットするどころかもっと厚くする。

 --減税では財源が減るとの批判がある。

 不景気な時ほど減税して民間に金を戻さなければいけない。減税しなければ、市長が喜ぶ名古屋市にはなるが、市民が喜ぶ名古屋市にはならない。市長が退職金を1億何千万円ももらい、何千万円もの給与をもらって、財源がないなんてそもそも言えるのか。その退職金はどこから出てくるのか。そんなふざけた話はない。

 --地域委員会については。

 民主主義とは、自分たちで決める、ということ。選挙で選んだ人たちが(地域委員会に)出てきて、決めていかなければいけない。
・・・【聞き手・岡崎大輔】

● 細川昌彦氏   毎日新聞 2009年4月16日

 ◇「つながり力」で解決--細川昌彦氏(54)=無新
 --公務員出身で政治家を志した理由は。

 今も政治家になるというつもりはない。市長というのはむしろ行政のトップで、名古屋地域のためにお役に立ちたいとの思いしかない。公の仕事を30年間やってきたので、今後の人生でこれまでの経験をどう生かし、社会の役に立つにはどうするか考えてきた。名古屋とは人の縁があり、中部経済産業局長を務めた後も何度も呼ばれる機会があり、昨年10月からは中京大教授にもなった。日本を代表する地域なので、名古屋が元気になるお役に立ちたいと思った。

 --「つながり力」は聞きなれない言葉だが。

 日本の強さでも良さでもある人と人とのつながり、企業と企業とのつながり、行政同士のつながりのこと。子育ての問題が母親の孤立から起きるように、このところ人のつながりが薄れてしまった。それがいろんな問題の根源になっており、つながりを強めることで解決できる。きずなの力と言ってもいいが古くさいイメージもあり私のセンスで考えた。

 --最も重視する政策は。

 景気や雇用の立て直しだ。思い切った財政出動をし、プレミアム付き商品券の発行をはじめ1年以内に実行できることをやる。同時に中長期を見据えた対策も取らないといけない。高速道路や港湾の利用料引き下げで物流コストを下げ、産官学一体となって優秀な留学者を獲得する。
・・・【聞き手・丸山進】


●麻生首相が怯える名古屋弁の男   内外タイムス 2009年04月22日(水曜日)
 麻生太郎首相(68)はいつ解散総選挙に踏み切るのか? ・・

 裏事情として囁かれるのは、来たる26日に投開票される名古屋市長選の影響。民主党推薦の前衆院議員河村たかし氏(60)が圧勝した場合に風向きが変わることを警戒し、様子見モードに突入したとの見方が浮上している。昨秋、懲りたはずの“解散機見逃し”を繰り返しかねないという。

 「西松建設巨額献金事件をめぐる敵失で政権支持率が上昇した今こそが絶好の解散機でしょう。しかしながら麻生首相は一向に動く気配がなく、再びチャンスを逸する可能性が高まっています。昨秋、ぐずぐずと解散を遅らせるうちに手の打ちようがなくなったことを忘れたのでしょうか。あきれるほど学習能力がありません」(永田町関係者)

 最近の首相動静をめぐる報道では弾けるような笑顔が目立つ。漢字誤読を連発し、難しい顔ばかりが新聞紙面を飾ったころとは別人のようなにこやかさだ。なにしろ一時期は支持率一ケタ台目前だったのに、いまや20%台まで盛り返した。西松建設事件で公設秘書が逮捕・起訴されて以降、シブい表情になった民主党の小沢一郎代表(66)とは対照的で、だれの目にも笑いが止まらない様子が見てとれる。

 それならば、さっさと解散すればいいのに…というのはどうやら素人考えらしい。
 全国紙の政治部記者は「首相はまだまだ支持率は上昇すると様子見しているフシがある。もうひとつ、26日の名古屋市長選で民主党推薦の河村たかし氏の優勢が伝えられていることが引っかかっているようだ」と指摘する。

 なぜ、それほどまでに一地方都市の首長選挙を気にかけるのか。

 西松建設事件を受けた千葉、秋田両県知事選で民主党系候補は惨敗。そもそもの選挙情勢が民主党系候補に不利だったこともあるが、事件が足を引っ張ったことは否めない。小沢氏や民主党幹部は求心力回復のため、名古屋市長選で抜群の知名度を誇る河村氏勝利に望みをつないでいる。

むしろ、追い詰められているのは民主党であり、首相が気にするのは過剰反応といっていい。

 その背景を解説するのは、前出の全国紙政治部記者。
 「衆院議員を5期務めた河村氏は、バラエティー色の強いテレビ討論番組などでおなじみ。独特の名古屋弁で好き勝手なことを言うからテレビ的に見栄えがいい。実は河村氏は筋金入りのアンチ自民党で、その政治活動は一貫して自民の逆を行っている。麻生首相は、河村氏が名古屋弁で政権批判を交えた勝利宣言をすることを恐れている。名古屋弁の首相批判はインパクト絶大だ」

 一流ホテルのバー通い批判や漢字誤読騒動があってから、首相は報道に端を発する世論形成に敏感になっているとされる。ヘタに解散を急ぎ、名古屋市長選で風向きが変わってしまえばアウト。仕切り直すわけにもいかないため、極端に警戒しているというのだ。

 さらに、首相にとって名古屋は“鬼門”にもあたる。昨年9月、自民党総裁選候補としてJR名古屋駅前でマイクを握り、愛知県安城、岡崎市などで死者3人を出したゲリラ豪雨について「安城や岡崎だったからいいけど、名古屋で同じことが起きたらこの辺全部洪水よ」とやった。激怒した両市は麻生氏あてに抗議文を送り、謝罪文を書くハメになったという苦い思い出がある。
・・
●名古屋の松原市長が最後の定例会見 河村さんの減税論を初評価  中日 2009年4月21日
 松原武久・名古屋市長は20日の定例会見で、26日投開票の市長選に触れ、・・市長にとって最後の定例会見だった。

 【市長選】河村さんは「先に減税ありき」で、役所内の無駄がなくせると訴えている。市長はこの点を「減税すれば、行政は節約で補おうと努力する。荒療治によって役所の体質を改める。これは一定の見解だと思う」。
・・
 市長は、自民・公明が支持する細川昌彦さん(54)の集会で応援弁士に立つなど精力的に支援。特定候補に肩入れしすぎではとの批判が一部にあるが「市長には政治家の側面もある。公務はきちんとやっている」とかわした。
・・(豊田雄二郎)


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