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てらまち・ねっと



 「日本人らしく忘れる」といけないので「かんぽの宿」のこと。
 泊まったことはないけど、半ば勝手に使える集まってきた税金のような感覚で野放図に造り、運営していたとみえる。

 それはそれとして、小泉・郵政民営化との関連が最近の話題の発端。
 「自民党をぶっ壊す」といった言葉に、私もだまされかけたクチかも。

 ともかく、「小泉劇場」の功罪が今の政局を生んでいる一員であるのは確か。

      「このとめどない改革主義の果てに、
       自民党が液状化するのは当然のことだった」


 と書く人もいる。
 危機に瀕している自民党は、
     「『小泉劇場』の夢よ再びとばかり、宮崎県の東国原英夫知事、
      大阪府の橋下徹知事のシアターも、自民党の応援興行」


 とも新聞に書かれている。
  かんぽの宿をながめながら、「小泉劇場」のことと、政治のこれからをみた。

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 まず、贅沢なお宿の様子。 
 ●かんぽの宿 トツプページ
 ●かんぽの宿のコンセプト
「お客さまに心からご満足いただける宿、また来たくなる宿・・・それが、私たちのめざす宿。くつろぎに満ちた空間で過ごす休日。地元の旬を選りすぐったお料理に、スタッフ全員のおもてなしを添えて、笑顔と真心のサービスをおとどけします。
 心地よい、くつろぎ空間 あふれるお湯に心なごむ 地元の食材、旬の素材をふんだんに 素晴らしいロケーション レクレーション施設で快汗体験! 」

                の写真から一部を宣伝。




●党首討論:【詳細速報その1】鳩山代表、日本郵政社長人事で「総理は判断できない、ぶれる、間違える」
         毎日 2009年6月17日
 麻生太郎首相(自民党総裁)と鳩山由紀夫・民主党代表による2回目の党首討論が17日に行われた。討論の詳報は次の通り。

  ◇鳩山由紀夫・民主党代表
 私は国民の代表の思いで、政府の代表である総理に対して、議論いたしたいと思います。その中で民主党と自民党の政策の違いを明らかにしたいと思います。

 まず最初に、この話をすることを、民主党の同僚議員からは止められているのですが、国民の最大の関心事に触れないわけにはいきません。日本郵政の西川(善文)社長の続投問題であります。

 この件に関して、国民の総理に対する支持率がたいへん落下した原因を作った。なぜならば、判断できない、判断がぶれる、判断を間違える、この三つについて、一国の総理大臣が重要な判断に対してなかなか結論を出せなかった。そして途中で判断が変わった。そして私から見れば、間違った方の首を切ったのではないでしょうか。国民のみなさまにとって、これでは総理の器としていかがなものかと思われるのは当然ではないでしょうか。反論があればうかがいます。

●党首討論:【詳細速報その2】麻生首相 「混乱を招いている感じはいかがなものかと思い」
      ◇麻生太郎首相
 我々も国会議員であればみな国民の代表、選良だということをまず最初にお断りしておきたいと思います。

 郵政民営化に関しての話が、郵政会社に関するお話がありましたけれども、私は郵政株式会社っていうか、郵政会社は、これは民営化された会社です。100%、政府が株を持っているとはいえ、間違いなくこれは株式会社でありますんで、そういうような株式会社、民営化された株式会社に対して政府の介入を最小限にとどめるのは当然だと私はそう思っています。

 民間会社というのは民営化というその趣旨からしても人事に介入するのは特に慎重であるべきだと思っております。従いまして日本郵政の人事にいろいろな点で問題があるというのであれば、これは明らかに業務改善命令等々を出されておりますから、それに基づいて郵政株式会社が結論を出されるのは、それは取締役会で出されるのでありますから、それに基づいて取締役会までに結論をおろされておくべきだということで、早い時点からこの点を申し上げておりますが、残念ながらその対応はできなかったということだと私はそう理解しております。

 従いまして、このような状況の中において混乱を招いている感じはいかがなものであるかと思いましたので、私どもとしては総理総裁としての人事権が及んでいるのは郵政会社ではなくて、間違いなく内閣側にありますので、この問題に関しては担当大臣の辞表を受理したということであります。

 また西川社長につきましては、今後、新任された総務大臣の下で業務改善命令に従って対応していかれるということになりますので、この改善状況を見た上でよく判断をしたいと思っております。少なくとも総務大臣というのは事実を踏まえて、法律に基づいてきちんと対応されてしかるべきであって、基本的にそう思っておりますので、ぶれているとかぶれていないとか、結論が出るまでの間、いろいろなご意見を聞くのは当然のことだと思いますが、結論が出た後は速やかに実行するべきだと思います。

●「手紙を外に出すのはおかしい」 首相、鳩山氏に不快感
        朝日 2009年6月16日21時10分
 日本郵政の社長人事をめぐり、鳩山邦夫前総務相が西川善文社長の後任候補リストを麻生首相から受け取ったと説明していることについて、首相は16日、「個人との間に出された手紙やら文章やらが、安易に外に出される方がおかしい」と述べ、鳩山氏の言動に不快感を示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 また、候補リストについて首相は「いろいろないきさつの話がある。その経緯を説明するのは聞こえがいいが、全部見せることが果たして正しいことか」とも述べ、リストを渡したことを認めるともとれる発言をした。

 一方、今後の社長人事への対応については「総務大臣のもとで、きちんと対応していかれると思います」と語り、総務省の業務改善命令に対する日本郵政の改善計画の内容を見極めたうえで判断する考えを改めて示した。

●第174回: かんぽの宿売却問題は大疑獄事件の一端である
      経済アナリスト 森永 卓郎氏 2009年3月02日
 かんぽの宿売却が大きな問題になっている。1月6日に鳩山邦夫総務大臣が、70施設をオリックス不動産に一括売却する案件に対してストップをかけた。

 オリックスグループといえば、そのトップである宮内義彦氏は総合規制改革会議議長を務めており、小泉内閣の民営化推進路線のまさに旗振り役だった。そうしたグループ企業に準国有財産を売却することには「疑念がある」というのが鳩山総務相の主張である。

 これに対して、マスメディアは当初、鳩山総務相に批判的だった。「公正な入札を通じてオリックス不動産が取得したのだから、そこに一大臣の疑念だけで横やりを入れるのはおかしい」というのがその批判の趣旨だった。

 しかし、その後、次々と疑念が噴出するにしたがって、マスメディアの論調が変わってくる。売却問題にまつわる事実関係が徐々に明らかになり、そのインチキぶりが白日のもとにさらされつつある。

 わたしはこの問題を、ロッキード事件やリクルート事件と同じような、非常に大規模な疑獄事件の一端であると考えている。かんぽの宿問題は徹底的に事実究明すべきである。だが、国会議員もメディアの報道も「麻生降ろし」「中川大臣辞任」に目を奪われてしまっているのは気がかりだ。

●小泉元総理が西川社長を外したくない本当の理由
          日経BP 2009年6月16日
 麻生総理は西川社長を更迭したくとも、そこには小泉純一郎元総理という大きな壁が立ちはだかっていたのである。報道によれば、小泉元総理は麻生総理に対して、「もし西川社長を更迭したら、総選挙で支援しない」と圧力をかけたと言われる。小泉元総理の意を汲む小泉チルドレンなどは、「鳩山こそ辞めるべきだ」と顔を真っ赤にして怒っていたほどである。

 だが不思議なのは、なぜ小泉総理はそこまで西川社長にこだわるのか。それが最大の問題である。

 よく言われるのは、西川社長を連れてきたのが小泉元総理だったからという理由である。ちょっと聞くともっともらしいが、そうではないとわたしは思う。小泉純一郎という人は、そうした人間関係に頓着しない人である。ある人物に利用価値があると判断したら、それを利用するだけ利用して、価値がなくなるとポイ捨てすることを繰り返してきた。猪瀬直樹しかり、田中真紀子しかりである。

 小泉元総理にとって一番の悩みは、もし西川社長を外してしまうと、日本郵政からどんなスキャンダルが飛び出してくるか分からないということなのだ。もっとも、小泉元総理もそこで何が行われていたのか、その詳細は分かっていないと思われる。ただ、郵政民営化のどさくさに紛れて、いわゆる構造改革派の人たちが利権をむさぼった可能性は十分にある。そのあたりの詳しい事情は、「かんぽの宿売却問題は大疑獄事件の一端である」で書いたとおりだ。

 だからこそ、民主、社民、国民新党の野党三党は、西川社長を特別背任未遂罪で刑事告発しているのである。ただ、この犯罪の立証は困難が予想される。西川社長の背任行為を立証しようにも、証言や証拠は十分に揃っていない。密室で行われているので、内部の証言者がでない限りは立証が極めて難しいのだ。

 かといって、西川氏がトップでいるうちに証言をする人が出てくるとは思えない。それは、組織の中で働く人ならば理解できるだろう。自らの会社のトップを追い詰めることなど、よほどの覚悟がない限りできないのだ。

●「民営化間違ってない」 小泉元首相「かんぽ」売却の正当性強調
         日経 14日 22:03
 自民党の小泉純一郎元首相は14日、神奈川県横須賀市で街頭演説し、鳩山邦夫前総務相の辞任に発展した日本郵政社長人事問題に言及し「郵政民営化は間違っているという人がいるが、そうじゃない。行財政改革の必要性はこれからますます高まる」と訴えた。

 一括売却をめぐり問題になった「かんぽの宿」に関し「旅館もホテルも、民間がいっぱいやっている。本質は、役所がやらなくていいことをやり、つけを国民に回したことだ」と述べ、売却の正当性を強調した。

● 郵政株の売却凍結も=「簡単に放出すべきでない」-佐藤総務相
            時事 2009/06/26-12:34
 佐藤勉総務相は26日の閣議後記者会見で、日本郵政が2010年度にも計画している傘下の金融2社(ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険)株式の売却について「(凍結の是非も)検討していく話だ。わたしの意思としては簡単に株を放出するという話ではない」と語り、凍結することも含め売却は慎重にすべきだとの姿勢を示した。その理由として、保養・宿泊施設「かんぽの宿」譲渡をめぐる業務改善命令に対する会社側の対応を見極める必要があるとの認識を強調した。

 佐藤総務相は「いま株の放出がいいのかというと誰が見てもいいとは思わない」と述べた。
 
●棺を覆いて事定まる
   朝日 2009年7月8日0時21分
 「かんぽの宿」売却問題に端を発し、所轄大臣の鳩山邦夫氏が突如日本郵政の西川善文社長のバッシングを始めた「鳩の乱」は、結局鳩山氏の実質更迭で一応の幕を閉じた。

 西川氏は、バブル崩壊後の金融危機の中で、もっともスキャンダルが多かった大手銀行の経営者として、苦境を乗り切ってきた。その過程では、きれい事ではすまない様々な事態ものみ込んできたはずである。全く清廉なだけの人だとは、言い切れないだろう。

 だが、経済が混乱したり、組織が危殆(きたい)に瀕(ひん)しているときに、「正義」などと、うそぶいていては組織の崩壊を食い止めたりはできないのである。

 危機のリーダーには、不屈の闘志と常人を超えたストレス耐性が必要であり、西川氏はそのような人物として当時の改革派の期待を担って、官僚伏魔殿に乗り込んできたのではなかったのか。

 今回の騒動で不可解だったのは、西川氏の更迭を言う誰もがその後任に触れないことである。政争の具と化した社長のいすである。経済的に恵まれたポストでもなく、政治状況で理不尽に追われる可能性も高い。やってもよいという一流財界人などいるはずもない。二流の人材を用いれば、都知事が思い付きで始めた悲惨な都営銀行の愚を繰り返すこととなる。

 やりたい郵政官僚には事欠かないし、やらせたい応援団も数多くいるだろうが、これを認めれば、その政権と党首は直ちに国民の信を失うだろう。乱気流に入った政治状況から、不幸にして突如更迭という事態になるかもしれないが、西川氏は断固抵抗することで晩節を全うするだろう。人の評価はしょせん「棺を覆いて事定まる」ものである。(十菊)

●【今日の突破口】ジャーナリスト・東谷暁 液状化する政党政治
      産経 2009.7.8 03:10
 自民党の迷走を受けてマスコミには「液状化」という言葉も登場してきた。懐かしい言葉である。平成7年、阪神・淡路大震災の際に神戸のポートアイランドが地盤沈下を起こしたが、原因は土壌の液状化だった。1990年代前半の政治的混乱に応用されて、日本の政治も「液状化」したといわれたものだ。

 現代の政治に必要なのは、「レスポンシブル」と「レスポンシブ」の両方だといわれる。つまり国民に対して継続的に「責任」を取る姿勢があり、しかも世論に対して敏感に「反応」しなくてはならない。小泉政権以降の政治はレスポンシブルをかなぐり捨ててレスポンシブに傾斜した。いまは麻生首相に批判が集まっているが、液状化の元凶は小泉劇場といわれた政治にあり郵政選挙の「成果」だと見るのが妥当だろう。

 レスポンシブな政治とは何か。それは空気のように漂う世論に、誰よりも早く反応する競争にほかならない。構造改革が大切だという空気になれば、構造改革論を振り回して選挙民に媚(こ)びる。規制緩和が日本経済を救うという空気が蔓延(まんえん)すれば、規制緩和を唱える二流の経済学者を連れてきて、日本をリセットしようと言わせる。

 困ったことに、このレスポンシブ型の政治に真っ先に侵食されてしまったのが自民党だった。転変きわまりない世論をうかがって、郵政民営化への空気を読めば、それまでの経緯など無視して民営化を断行してしまう。官僚批判が受けると分かると、先進国でも人口比率で最少である官僚を3分の1にすると言ってマスコミの注目度を高める。しかし、これではただの大衆迎合の改革主義だろう。

 呆(あき)れたことに自民党のレスポンシブ派は、この種の改革主義を自党の存立基盤に向けてしまった。郵政を民営化して特定郵便局長会と離別し、農政を軽視し農民票を失い、浅はかな医療民営化を唱えて日本医師会と対立し、自党を支えてきた官僚組織を叩(たた)き続け、そのあげく、約4割を占める世襲議員を窮地に追い込もうとした。

 このとめどない改革主義の果てに、自民党が液状化するのは当然のことだった。レスポンシブルであろうとする党員も守旧派とか抵抗勢力といわれて叩かれるのだからレスポンシブになるしかない。では、民主党はどうだろうか。表看板は政党でも、その内情は不満連合にすぎず、政策立案能力などありはしない。霞が関の官僚たちも、民主党が政権を取ったら忙しくなるぞと笑っているらしい。

 少しばかり景気が持ち直してきたといわれているが、これは米国経済の落ち込みに対する過剰反応の部分が是正されているだけだ。世界が不況であることは変わらないから、過剰反応分だけ戻れば、その先は必ずしも明るくない。この政治的状況は、90年代前半に日本が置かれた惨状とうり二つで、悪くすると、液状化もあのとき以上になるかもしれない。

 私にはこれからの政党政治が当時と二重写しになって見える。それは世界が急激に変化するときに、せせこましい党利党略に憂き身をやつす政治家たちが、液状化した大地の上で死のダンスを踊る光景である。せめて1割でいい。1割の政治家が、それでもなお愚直にレスポンシブルであろうとすれば、何年後かに、この液状化した大地を固め直す期待が持てるだろう。

●首長連合 『橋下劇場』開幕 『政党支持』 独り歩き
           東京 2009年7月2日
 “総選挙興行”の不入りを心配した自民党一座。
「小泉劇場」の夢よ再びとばかり、宮崎県の東国原英夫知事に秋波を送ったのは、ご存じの通り。もう一人の人気役者、大阪府の橋下徹知事は1日、新党構想たる「首長連合」の説明会を地元大阪で開き、動き始めた。

 実はこの橋下シアターも、自民党の応援興行との噂(うわさ)が。人気知事二枚看板で起死回生となるのか、はたまたとんだ田舎芝居か-。 (上田千秋、鈴木伸幸、大野孝志)
   ・・・
●郵政劇場型選挙の反省ゼロ 民放TVの大罪
           週刊ゲンダイ 2009年06月29日 掲載
 総選挙を前にして、宮崎県の東国原知事と、大阪府の橋下知事がセカセカと動き回り、その一挙手一投足を民放TVが追いかける。彼らがナントカのひとつ覚えのように訴えているのが「地方分権」だ。これと似たような光景が繰り返されたことがある。05年の郵政選挙だ。小泉元首相が「郵政民営化」一本やりで突き進み、大マスコミは「刺客だ」「抵抗勢力だ」と踊らされた。TVはまたぞろ小泉劇場政治の大罪を繰り返そうとしている。

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