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てらまち・ねっと



 福島第一原発の事故後3年半以上経過。「東京湾の放射能汚染」とかが伝えられる。海外からは、チェルノブイリの事故からほぼ30年というのに、「トナカイ肉の放射能濃度が急上昇、ノルウェー」とかは入ってくる。
 事故の福島の原発現地では、“汚染水の危機”とか、「原発がれき撤去で20キロ離れた住宅地にも粉じん、50キロ離れた水田にも」とか・・・伝えられる。

 昨日NHKのBSだったかの番組で、「スリ-マイル」でくずれ、溶けて落下して固まった燃料を取り出すことがいかに困難だったかの記録、それ以上の事故の規模の「チェルノブイリ」では、固まった燃料を取り出すめどすら未だにないことの実態が映像として示されていた。
  ★ スリーマイル島原子力発電所事故/ウィキペディア
  ★ チェルノブイリ原子力発電所事故

 最悪の事故だった福島がそれ以上の困難さであるのは当然。楽観的な予測を信じるのはよそう。
 そんなことで、次の12件を記録した。

 ところで、今朝は、早朝から雨。だから、雨の当たらないところで、「早足ウォーク」と「スロージョギング」のインターバルにした。
 また、このgooブログが通知してきた「11月24日のアクセス数は、「閲覧数3784」「訪問者数1047」だった。

●福島第一原発事故 東京湾の放射能汚染/リアルライブ 2014年11月10日
●トナカイ肉の放射能濃度が急上昇、ノルウェー/AFPBB News 2014年10月10日
●福島第一原発公開でわかった“汚染水危機”/アサ芸プラス 2014年11月20日
●福島第1原発:防護服…たまり続ける低レベル放射性廃棄物/毎日 2014年11月04日

●がれき撤去で20キロ飛散の恐れ、説明せず 国や東電/朝日 2014年7月14日
●50キロ先、住宅地にも粉じん 福島第一原発がれき撤去/朝日 2014年7月16日
●茨城で2マイクロシーベルト 変わらない放射能汚染の実態/日刊ゲンダイ 2014年7月18日

●高コストの原発導入は、核兵器技術を獲得するため 原発再稼働は、実に愚かな選択 京都大学原子炉実験所助教 小出 裕章/人民新聞 2014/11/23 

●東日本大震災:震災がれき山林に大量投棄、3年放置 茨城/毎日 2014年11月24日
●震災がれき大量放置 有害廃棄物も 茨城県、撤去命令3年出さず/産経 2014.11.24

●放射能汚染木くず投棄認める=コンサル社長に懲役2年求刑?大津地裁/WSJ日本版 2014年11月6日
●【滋賀】放射能汚染された木くずをめぐる裁判「全容解明に至らねば意味なし」市民団体が不法投棄の「各地横行」を危惧/IWJ 2014/11/06  
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●福島第一原発事故 東京湾の放射能汚染
      リアルライブ 2014年11月10日 12時01分 [社会] 2014年11月バックナンバー  週刊実話 提供:週刊実話
 東京湾の放射性汚染がピーク--。福島第一原発事故の収束は、まだまだ遠い話のようだ。原発から約200キロも離れた東京湾の汚染が今、深刻になっていることがわかったのだ。

 京都大学防災研究所の研究グループがまとめた予測によると、東京湾の放射能汚染は2014年3月に最も高くなり、湾の北部で局地的に泥1キロ当たり4000ベクレルに達するというシミュレーション結果が出ていた。
 「さらに先ごろ、一部報道機関が専門家の協力を得て調査した結果、千葉の花見川河口で1000ベクレルを超える泥が採取され、荒川河口でも400ベクレル、多摩川河口でも基準値超えのものが採取されたのです」(サイエンスライター)

 事故から3年以上も経過しているのに、東京湾で福島並みの汚染が続いているのはどういうわけなのか。
 「除染できないままになっている森に溜まった放射性物質が、台風の通過とともに木の葉や土に付着して河川に流れ込んだためです。同研究所によると、汚染は10年ぐらい高止まりが続くとのこと」(同)

 東京湾の放射性物質の調査はセシウムに限られている。今回の調査もセシウムに絞られ、魚や貝の汚染は低かった。しかし、東電が放出した放射性物質は約1000種類にも及ぶため、数値は未知数といえる。
 ジャーナリストの窪田順生氏が言う。
 「こればかりは対策の講じようがない。東京湾に入った放射性物質で小魚が汚染され、それを大きな魚が捕食し生物濃縮が進んでいく。東京湾は太平洋に面している福島沖と違って希釈されにくい。東京の人は福島の犠牲のもとに繁栄してきたが、因果応報といえるかもしれません」

 そのツケは知らぬ間に襲い始めている。

●トナカイ肉の放射能濃度が急上昇、ノルウェー
        AFPBB News 2014年10月10日 09:45 発信地:オスロ/ノルウェー
【10月10日 AFP】旧ソ連のチェルノブイリ(Chernobyl)原発で大事故が発生してからほぼ30年が経過したが、数千キロ離れたノルウェーでは最近、トナカイの肉に含まれる放射能濃度が急上昇し、食肉として消費するのは不適格となっている。同国政府機関が9日、明らかにした。

 ノルウェー中部では今年、原発事故で大気中に放出された放射性同位元素のセシウム137のトナカイの肉に含まれる濃度が1キロ当たり最大8200ベクレルに達した。同地域は1986年の原発事故で発生した「放射性プルーム(放射性雲)」により甚大な影響を受けた。

 ノルウェー放射線防護機関(Norwegian Radiation Protection Authority、NRPA)の研究者、インガー・マルグレーテ・アイケルマン(Inger Margrethe Eikelmann)氏は、AFPの取材に「これは、トナカイの食肉処理を行える上限値をはるかに上回っている」と語った。

 2年前にトナカイの肉に含まれていたセシウム137の平均値は1500~2500ベクレル。同国の許容限界値は3000ベクレルに設定されている。結果、毎年9月末に伝統的に行われているトナカイ数百頭の食肉処理が実施されることはなかった。

「生態系では長年にわたってセシウムの減少がみられており、今年のトナカイでも基準値を下回ると考えていた」とアイケルマン氏は話す。

 放射能濃度が上昇に転じた原因は、今年の夏の暖かく、湿気の多い気候が、「ショウゲンジ」というキノコの成長を促進させたことにある。ショウゲンジは、トナカイやヒツジなどの放牧されている家畜が好んで食べる餌の一つだ。

 ショウゲンジは、土壌上層部に含まれる栄養を吸収する。ここにはセシウム137の大半が存在する。


 アイケルマン氏によると、トナカイがショウゲンジを食べなくなれば、体内の放射能濃度は2~3週間で半減するという。またショウゲンジは初霜が降りると、自然に姿を消してしまう。

 ただ野生で得られるトナカイの餌に改善がみられない場合、所有者らはトナカイを囲いのある牧草地に閉じ込めて適切な餌を与えることで、11月~12月には射殺処分することができるようになるとアイケルマン氏はみている。(c)AFP

●福島第一原発公開でわかった“汚染水危機”
         アサ芸プラス 2014年11月20日 9:56 AM
「構内に保管している36万トンの汚染水を来年3月末までに処理を完了する」──東京電力・福島第一原発の小野明所長は10月16日、報道陣を前に「自信」たっぷりに語った。

「自信」の背景にあるのは、この日行われた今年3回目の報道公開。事故発生から3年以上経過した今も発生し続ける放射能汚染水への新たな切り札となる高性能型の多核種除去設備(ALPS)とモバイル・ストロンチウム除去設備などを初公開したことにある。

 汚染水内の62種類の核物質を告示濃度限度以下まで取り除けるALPSは、既設のものが試運転中。

 今回公開された高性能型は政府の支援を受けて開発され、処理能力は1日500トンと既存型の2倍で、発生する放射性廃棄物量は9割削減できるとのフレコミだ。

 確かに高性能型ALPSは、私が過去の報道公開で目にした、いくつもの装置を並べて大小数多くの配管でつないだ複雑怪奇な既存型ALPSとは違い、配管などが簡素化され、明らかに「進化」がうかがえる。

 とはいえ、既存型ALPSのほうの運用もトラブルの連続。今春には使用しているフィルターが放射性物質による劣化で亀裂が入り運転を停止。新材質フィルターに交換し、試運転を再開したものの、今度はフィルターに亀裂が発生。試運転は一部停止に追い込まれた。

 当初あった来年3月末までの汚染水処理完了という「公約」は、今回公開された高性能型だけでなく、既存型のALPSもトラブルなく順調に稼働することが大前提。高性能型ALPS導入が大きな前進につながるかは疑問視されている。

 さらなる問題も露呈した。今回、福島第一原発の構内で目にした汚染水が入ったブルーの巨大な1000トンタンクがそれだ。これまで汚染水はグレーの組立式タンクに保管されていたが、昨年夏以降に組立継ぎ目などから汚染水の漏出が発覚。ブルーのタンクはこれに代わる継ぎ目のない溶接型タンクとして順次置き換えを進めていたものだ。

 しかし、タンクエリアにはまだ圧倒的に組立式タンクのほうが多く、置き換えにまだまだ時間がかかることは明らか。組立式タンクの耐用年数は5年で、あと1年余りで全て交換しなければならないだけに、不安要素の一つである。

 また、1~4号機の建屋群についても、今回初めて構内の高台からその様子をうかがうことができた。4号機上部には過去になかった建屋カバーが新設され、内部では使用済み燃料プールからの燃料棒取り出しが行われていた。

 また3号機上部には、水素爆発により発生した瓦礫が大量に積み上がっていたが、かなり除去されていた。3号機の次なるステップは4号機同様、使用済み燃料プールからの燃料棒取り出しとなるが、これも大きな困難が待ち構えている。

 3号機上部は瓦礫を撤去してもなお放射線の線量が高く、従来どおりの人的な労力を駆使した使用済み燃料棒取り出し作業の見通しが立たない。

 そして1、2号機はかつてと変わらないまま。報道陣への公開後に1号機では上部の瓦礫除去に備え、放射性物質を含んだ粉塵が飛散しないよう薬剤を散布し始めたが、一方で東京電力は、1号機の使用済み燃料プールからの核燃料取り出しや溶け落ちた核燃料の取り出しが計画から2~5年遅れることを発表した。

 その福島第一原発構内では、今も全面マスクと防護服を着用した6000人弱の作業員が行き交っていた。

 東京電力は、福島第一原発構内からは1日で2億4000万ベクレルもの放射性物質が外部に放出されていると推計している。事故はまだ終わってはいない。
◆ジャーナリスト 村上和巳

●福島第1原発:防護服…たまり続ける低レベル放射性廃棄物
      毎日新聞 2014年11月04日
 東京電力福島第1原発で、作業員が着た使い捨ての防護服が、低レベル放射性廃棄物としてたまり続けている。9月末で敷地内に保管されている使用済み防護服は、25メートルプール約70杯分に相当する3万3300立方メートル。東電は当初予定より約半年遅い来秋から焼却設備を稼働する予定だが、発生量の増加に処理が追い付かない可能性もある。汚染水対応などの作業が新たな廃棄物を生む構図は、当面改善しそうもない。

 同原発で施設建設やがれき処理に当たる作業員は1日約5800人(8月平均)。全員が被ばく防止の作業着を身に着ける。マスクや安全靴は洗って再利用するが、不織布のつなぎ(タイベックスーツ)▽三重の手袋▽二重の靴下−−などは使い捨てだ。汚染土・水が付いている場合もあり、放射性廃棄物の扱いになる。

 敷地内に放射性廃棄物の焼却設備があるが、原発事故後は高濃度汚染水の貯蔵場所になった。防護服は約1メートル四方のコンテナに詰めて施設内8カ所に野積みされ、ここ半年は毎月約1000立方メートルずつ増えている。

 東電は2012年12月、防護服などを燃やして量を数十分の1に減らす設備を、6号機北側に新設すると国に申請した。排ガスは放射性物質の吸着フィルターを通して放出し、焼却灰はドラム缶に詰めて密閉する。受注した神戸製鋼が13年5月から工事を始め、当初は地元自治体の了解を得て今年度末に稼働する計画だった。

●がれき撤去で20キロ飛散の恐れ、説明せず 国や東電
      朝日 青木美希2014年7月14日09時30分
 福島第一原発事故から2年以上たった昨年8月のがれき撤去作業で、住民が暮らす20キロ以上離れた地域まで放射性物質が飛散した可能性を知りながら、国や東京電力は公表してこなかった。今後も新たに飛散する恐れがあるのに、東電は詳細な作業日程の公開など十分な対策をとらないまま作業を進める構えだ。

がれき撤去で飛散、コメ汚染 福島第一の20キロ先水田
 福島県南相馬市で昨秋に収穫されたコメから基準超のセシウムが検出されたことを受け、農林水産省は今年2月、地元の農業関係者の会合で「現時点で原因は不明」と説明していた。3月に東電に対してがれき撤去で飛散した可能性を指摘し、防止策を要請した後も地元には説明していない。

 農水省穀物課は当初からがれき撤去で飛散した可能性があるとみて、1月に原子力規制庁に相談。3月に気象庁気象研究所に問い合わせ、「20キロ程度は飛散し得る」と回答を得ていた。がれき撤去による飛散の可能性を地元に説明していない理由について、同省の担当者は「原因がはっきりした後で説明するつもりだった」と取材に語った。

●50キロ先、住宅地にも粉じん 福島第一原発がれき撤去
        朝日 青木美希 2014年7月16日07時33分
 東京電力が昨年8月に福島第一原発で実施したがれき撤去作業で放射性の粉じんが20キロ以上離れた避難区域外の水田に飛散した可能性が指摘されている問題で、この時の放射性の粉じんがさらに50キロ付近まで飛んでいた可能性が高いことが京大研究グループの調査で分かった。今後も実施していくがれき撤去作業による汚染が広範囲に及ぶ恐れを示すものだ。

がれき撤去で飛散、コメ汚染 福島第一の20キロ先
 調査したのは、京大大学院医学研究科の小泉昭夫教授(環境衛生)ら5人。住民の被曝(ひばく)量を予測するために2012年9月以降、福島県内の住宅地の3地点に空気捕集装置を置いて大気中の粉じんを集め、1週間ごとに放射性セシウム濃度を測定してきた。

 このうち原発から北西48キロの相馬市で集めた昨年8月15~22日分から、他の時期の6倍を超す1立方メートルあたり1・28ミリベクレルの放射能を検出。北北西27キロの南相馬市では20~30倍だった。西南西22キロの川内村では変化がほぼなかった。

●茨城で2マイクロシーベルト 変わらない放射能汚染の実態
     日刊ゲンダイ 2014年7月18日
 福島原発事故から3年余り。放射能の恐怖は少しずつ薄れてきているようだ。安倍政権も再稼働に前のめりで、一日も早く川内原発を動かそうとしている。一方で新たなホットスポットも出現しているのだ。

 最近になって問題になっているのは茨城県守谷市の遊技場だ。つくばエクスプレスの守谷駅から車で10分の場所にある。
情報提供をもとに、本紙が敷地内にある倉庫の雨どいを計測すると、左側が毎時2・06マイクロシーベルトを示した。右側も1・99マイクロシーベルトである。放射線による障害を防止するために文科省が定めた基準の3倍以上の値だ。近隣住民は、「地元では犬の散歩コース。知らないで通っていたと思うと複雑です」と話す。そこから車で5分程度の常磐道・守谷SA(上り)も、地上1メートルの空間線量が0・14マイクロシーベルトあった。

 11年の夏に本紙が調査したホットスポットも、ほとんど変わっていないことが分かった。例えば葛飾区の「都立水元公園」は、入り口の植え込みで0・2マイクロシーベルトを記録。11年6月の計測では0・28マイクロシーベルトだから深刻だ。

■半径100メートルは同じ状況
 元立教大学理学部教授の佐々木研一氏(放射能に関わる無機・放射化学)が言う。
「守谷の2マイクロシーベルトはとても高い数字です。草で覆われていたり、細かい砂がたまっている場所はセシウムが残りやすい。半径100メートルは同じような状態でしょう。散歩している方はコースから外した方がいい」

 天然放射性物質などを考慮すれば、関東なら0・05~0・1マイクロシーベルトの間であればひとまず安心という。水元公園の0・2マイクロシーベルトは、それを大きく上回っている。

「水が流れない植え込みなどは、セシウムが移動しにくいし、チリやホコリとくっついて積もっている可能性がある。近くにいると吸い込んでしまうから、小さい子は遊ばせない方がいいですね。福島原発事故後、放射能は北西に双葉、飯舘、二本松と流れた。その後、二本松を起点に集中的に南下し東北新幹線沿いに飛んでいます。茨城・守谷や千葉・柏、松戸で高い値が出たのもそのため。盲点になっているホットスポットは、ほかにもあると思います」

 最近も、ガレキ撤去で大量の放射性物質が飛散し問題になっている。ホットスポットを見つけても、汚染土を持って行く場所がないのも現実。原発事故の被害は今も風化していない。

●高コストの原発導入は、核兵器技術を獲得するため 原発再稼働は、実に愚かな選択
     人民新聞 2014/11/23 京都大学原子炉実験所助教 小出 裕章
鹿児島県の伊藤知事が、川内原発再稼働に同意した。福島原発事故に関して誰1人として刑事責任を問われることなく、政治責任も不問にされたため、「何が起きても自分が政治責任を問われることはない」と確信した上での政治決定だ。これを指摘する内田樹氏は、「事態は『3・11』以前より悪くなってしまった」と嘆いている。

原発再稼働・事故原発の現状・IAEAの実体などについて、小出裕章さんに聞いた。いつもの明快な解説とともに、原子力ムラへの深い怒りが表明された。

衆院が解散した。半永久的な環境汚染や健康被害のリスクを受け入れてまで経済成長を追い求めるのか?国土の一部を失ったことを忘れて、無人島の争奪に血道を上げるのか?問われているのは、有権者の側だ。(文責・編集部)

※ ※ ※
編集部…川内原発再稼動が焦点化しています。小出さんは11月に鹿児島に行かれたそうですが、講演内容を含めて、見解をお聞かせください。
・・・・(以下、略)・・・

●東日本大震災:震災がれき山林に大量投棄、3年放置 茨城
           毎日新聞 2014年11月24日
 東日本大震災で発生したがれきと関東一円の産業廃棄物が、茨城県常陸太田市の山林に大量に捨てられ、苦情が出た2011年11月から約3年にわたり放置されていることが24日、分かった。

 山林から有害物質も検出され、地権者や住民からたびたび苦情が出ている。茨城県は「警察が捜査中であり現場を変えられない」としているが、不法投棄の監視や環境保全への対応が問われそうだ。

 廃棄物の投棄に関与した山林の元管理人(59)は共同通信の取材に「(不正軽油を作るときに発生する)毒性の強い廃液が入ったドラム缶がトラック10台分、地中に埋まっている。乗用車も数台埋めた」と話している。(共同)

●震災がれき大量放置 有害廃棄物も 茨城県、撤去命令3年出さず
          産経 2014.11.24 23:23
 東日本大震災で発生したがれきと関東一円の産業廃棄物が茨城県常陸太田市の山林に大量投棄され、苦情が出た平成23年11月から約3年、放置されていることが24日分かった。有害物質も検出されたが、県は「警察が捜査中であり現場を変えられない」としている。

 廃棄物投棄に関与した山林の元管理人(59)は取材に「(不正軽油作製時に発生する)毒性の強い廃液が入ったドラム缶がトラック10台分、地中に埋まっている。乗用車も数台埋めた」と話す。未認可で廃棄物を処理するトラック運転手らに投棄を促していた。

 運転手ら4人が廃棄物処理法違反(不法投棄)罪で起訴され、うち2人は有罪判決が確定した。大型トラック100台分以上の廃棄物を持ち込んだとみられ、運転手(57)は公判で「震災がれきも捨てた」と陳述。運び出した場所や依頼者は明かしていない。

 県不法投棄対策室は「捜査が終了したら現場を詳しく調べ、撤去を命じるかどうか検討したい」とする。

●放射能汚染木くず投棄認める=コンサル社長に懲役2年求刑—大津地裁
        ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2014 年 11 月 6 日 18:30 JST 更新[時事通信社]
 滋賀県高島市の河川敷に、放射性物質に汚染された大量の木くずが不法投棄された事件で、廃棄物処理法違反の罪に問われた経営コンサルタント会社社長田中良拓被告(42)の初公判が6日、大津地裁(赤坂宏一裁判官)であり、田中被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役2年と罰金100万円を求刑、弁護側は執行猶予を求め、即日結審した。判決は12月2日。 

●【滋賀】放射能汚染された木くずをめぐる裁判「全容解明に至らねば意味なし」市民団体が不法投棄の「各地横行」を危惧
        IWJ Independent Web Journal 2014/11/06  2014年11月11日)
 「放射能汚染された木くずを処理すれば、東京電力から多額の損害賠償金を得られることを、知人の東電職員らを通じて知ったコンサルタント会社社長の田中良拓被告は、5000トン超の汚染木くずを福島から運び出し、見返りに東電から約4億円を受領。1億円近くの粗利益を得た」

 これは、放射能で汚染された木くずをめぐる裁判で語られた、公判の概要だ。

 琵琶湖近くの河川敷に、福島第一原発事故で放射能汚染されたチップ(木くず)約310立方メートルが不法に捨てられた事件で、2014年11月6日、廃棄物処理法違反などの罪に問われている、元官僚で東京のコンサルタント会社社長・田中良拓被告の初公判が大津地裁で行われた。公判終了後、刑事告発を行った市民団体は、滋賀県庁で記者会見を開いた。

 会見に臨んだ市民らは、この不法投棄が「氷山の一角」である可能性が高いと指摘、放射能汚染物質を処理する「裏ルート」を日本中に作ってしまわないためにも、環境省や県などによる、事件の全容解明が急務だと強調した。市民らは告発時に「本来なら県が告発すべき問題。県がやらないのなら、われわれがやらざるを得ない」との声明を出している。

 公判で田中被告は起訴内容を認め、検察は、不法投棄先は高島市のみならず、関東や九州にも存在することを指摘した。

 会見では、検察による「懲役2年、罰金100万円」の求刑を不満とする意見も出た。田中被告は、今回の事件で約1億円の粗利益を得ていることから、「罰金100万円は軽すぎるのではないか」という主張である。

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