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てらまち・ねっと



 明日、明後日と名古屋で選挙講座。ここのところ、その資料作りが忙しい。
 高木基金のアジアからの助成応募29件の格付け、審査・コメント付記も「評価集計表」のエクセルの提出しめきりまであと一週間。

 別に、今年は、自治会長をやっていて、昨日は道路の都市計画変更の原々案の関係の配布地図の作成やコピーも。
 ところで、先月は大分県で、今月は奈良県で「自治会による八分」の問題で提訴された事件があった。ヒドイ話しだ。
 私は、若いころここの自治会で、総会などで「宗教行事などとは切り離す、強制してはいけない」など意見を述べてきた。そのせいかどうか知らないけれど、「欠席」はフリー、不問。先の9月に会長として呼びかけておこなった定例の「小祭」、参加者は加入軒数の1/4以下。大部分が役員(ゆえだろう)。私も役員でなければ出ない(だろう)・・・

 ともかく、いろんな事情があるだろう。今日は、その2件の訴訟の関係を見て、記録しておく。

なお今朝は11度、ウォーキングは快適。家に着いた時に雨が降り出して、ラッキーだった。昨日11月8日の私のブログへのネットのアクセス情報は「閲覧数3,439 訪問者数1,344」。

●奈良地裁 村八分で自治会を提訴 自営業男性/毎日 2018年11月2日
●奈良・天理市内での「村八分」に是正勧告 閉鎖的な自治会に批判/ライブドアニュース 2018年9月26日 弁護士ドットコム

●「村八分受けた」、自治会と市提訴 大分・宇佐の男性/朝日 2018年10月3日
●『村八分』扱いで精神的苦痛と、60代男性が市を提訴 330万円の損害賠償を要求/nifty 2018年10月05日 00時50分
● 大分の村八分で「総毛立つ恐怖心」 Uターン男性が提訴…是正勧告スルーされ/ORICON NEWS 2018-10-04 (弁護士ドットコムニュース)

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●奈良地裁 村八分で自治会を提訴 自営業男性
       毎日 2018年11月2日
 地元自治会への加入を長年拒否される「村八分」を受けたとして、奈良県天理市の自営業男性(71)が自治会を相手取り、入会を認めた上で20年間支払った会費計27万円を返還するよう求め、奈良地裁に提訴した。

 訴状などによると、この自治会は構成員を地元神社の氏子に限定する一方、土地を所有する非会員世帯からも祭りなどに使う会費(年1万3500円)を徴収している。男性も市外から転入した1992年から20年間払ったが、自治会を通じて配布される広報誌が届かなかったり、祭りの案内が回らなかったりして、排除されたと主張している。

 奈良弁護士会(西村香苗会長)は8月、「人権侵害に当たる」として自治会側に是正を勧告。男性はその後、自治会に話し合いを申し入れたが拒否されたという。自治会側は「希望者は自治会に加入できるよう、前向きに検討している」とコメントした。【数野智史】

●奈良・天理市内での「村八分」に是正勧告 閉鎖的な自治会に批判
        ライブドアニュース 2018年9月26日 弁護士ドットコム
奈良県天理市内に転入した夫婦が自治会から「村八分」にされたという
奈良弁護士会は同自治会に「人権侵害にあたる」と是正勧告を出した
SNSでは「ひどい」「排除するかのような行為」と批判の声が続出した
是正勧告の出た「奈良の村八分」に反響 「自治会とは呼べない」「田舎は理想郷じゃない」

奈良県天理市内に転入した夫婦が遭った壮絶な「村八分」ーー。奈良弁護士会は「不合理な差別的取扱いで人権侵害にあたる」として、自治会に対し、8月27日付で是正勧告を出しました。

この「村八分」を取り上げた弁護士ドットコムニュースの記事(『恐ろしすぎる村八分…全くの孤立状態、葬儀にも来てもらえず 奈良県内自治会に「是正勧告」』https://www.bengo4.com/internet/n_8576/)が大きな反響を呼んでいます。

ツイッターでは、「村八分じゃなくて村十分」「葬式にも来ないんじゃ村九分じゃねえか。村八分よりひどい」「自治会費を払わせておいて自治会に入れない?そういう組織は自治会と呼べない」「折角来てくれた人たちを排除するかのような行為」など、自治会に対する批判の声があがっています。

また、「田舎への幸せな幻想を抱いた都会人って多いよね。ガチの田舎は何故人口減少に苦しんでいるのかよく考えたほうが良い」「田舎は理想郷じゃねえよ。クソみたいに閉鎖的」「自治会などに関わってはならぬ」など、カントリーライフを考える人に警鐘を鳴らす投稿も少なくありません。

●壮絶な村八分体験「邪魔物を排除する力が強い」
村八分をめぐっては、過去に掲載した記事(『若者の地方移住、地獄の「村八分」には要注意…政府白書は「関心高い」と指摘するけど』https://www.bengo4.com/other/n_8123/)でも、村八分にあった場合の法的請求について濵門俊也弁護士が解説し、多くのコメントが寄せられました。

ある40代の女性は、地方独特の閉鎖性から村八分を懸念し、次男を生家の養子にすることを断ったそうです。女性は「あんな閉鎖性の高いところにはやりたくありません」「子供達が生まれ育ち、今も住んでいる地域の感覚で移住したら間違いなく村八分です。あの濃さは程よい交流に慣れてしまうと拷問でしかありません」とコメントしています。

また、ある40代の男性は、敷地に空き缶が捨てられる、回覧板をわざとポストの上に置かれる、挨拶を無視される、すれ違いにそっぽを向かれる、昔からある商店でタバコの銘柄を言うと、ないと言われ売ってもらえないなど、陰湿な村八分にあった体験談を寄せています。

別の40代男性は、「田舎は、地元民による汚職や横領や会社の私物化が当然になっていて邪魔物を排除する力が強い。田舎に転勤して、田舎の人達に排除されて人生も生活もキャリアもボロボロになった」と壮絶な村八分に耐えかね、長年勤めた大企業を辞めたほか、マイホームも捨てて上京したそうです。

ほかにも、地方に移住し、村八分にあったという声が多数寄せられました。

「ゴミ出し時には、いちいち細かくチェックされたりと煩わしさを感じますし、ご近所やら集落同士の関係が密」(30代・女性)

「20年位前Iターンで田舎に行って、感覚が合わずにその数年後脱出しました。他の方が書いているように、区費が高い、請われて消防団に入ったは良いが、訓練のあと強制的に遅くまで飲酒、地元の活動には強制参加、祭りでは神輿を担ぎましたが、重すぎて肩を痛めました」(40代・男性)

「田舎では地主のような権力者や先生と呼ばれる人以外は『皆と一緒であること』を、とにかく求められます。地元を出た人間が戻ってきても『地元を捨てた裏切り者』として、余所者扱いされることもあります」(40代・女性)

「やっぱり田舎のあの人間関係はまっぴらごめんで、癒されに行きはしても住む気にはなれない」(40代・男性)

このような体験談に対し、ある60代以上の女性は「村八分、村八分と皆さん言っているけど、こんな事が、村八分なら、田舎暮らし無理です」と指摘していました。

●自ら「村八分」を選択する移住者も
中には、密接な関わり合いを忌避するため、自ら村八分を選択したという内容のコメントも寄せられました。

ある30代の男性は、「強制的な感じで、消防団に入れ!入らなければ罰金を払え!町内会から抜けるならゴミを出すな!と言われましたがもちろん全て断りました。消防団は強制で入るものでもないですし、罰金なんて必要ないでしょ?税金を払ってて指定のゴミ袋を買ってゴミを捨てるなと言われる筋合いもない」と、自ら地域のルールに従わないことを選択したそうですが、煩わしいご近所づきあいがなくむしろ良かったと考えているそうです。

また、ある50代の男性は、「はっきり言って、『村八分』にしてもらった方が楽な場合もあります。近所の人が死んだら、何日も仕事を休んで葬儀の手伝い行けますか?正月から年末まで、季節ごとにある祭礼の準備もしかり。たまの休みも返上ですよ。お金も出さないといけませんよ。神社の修復、祭りの費用、その他。ある人は夜逃げするくらいお金に困ってたのに、情け容赦なく寺院修復費の分担金として数十万円をむしり取られてました。村八分がつらいって、ホントにそうですか?」と、村八分に対して逆のイメージを持っているようでした。

●「郷に入っては郷に従え」村八分にあった人への批判も
「移住者が、自治会の決まりを嫌がって、自治会に入らない場合もあるように思えるのですが」(60代以上・男性)など、村八分にあう地方移住者に対する批判的なコメントもありました。

ある30代の男性は、「郷に入っては郷に従え、そんな言葉があるくらいだから、日本はもともと閉鎖的なんだよ。特に田舎は田舎の価値観があってそれを大事にしてる。相容れない奴を除外して維持するんだろ。それが嫌な奴は田舎から都会に出ていくし。自由気ままに田舎暮らししたかったら、別荘地とかいいんじゃない?」と、地方の考え方への理解を求めています。

また、実際に地方で暮らしているという50代の男性は、「村八分になったのではなく、自身から溶け込まなかったのではないでしょうな?田舎には、お祭りや古くから伝わる行事など住民が大切にしている文化もあります。それらを蔑ろにして部落行事には参加せず住居するのはどうかと思います。各家への広報配布やゴミステーションの掃除も住民が交代で実施している集落が殆どです。住民は新しい仲間を求めています。楽しいカントリーライフは仲間作りから始まります」と、地方での生活について一面的な見方をすることに対して疑問視するコメントを寄せていました。(弁護士ドットコムニュース)

●「村八分受けた」、自治会と市提訴 大分・宇佐の男性
     朝日 2018年10月3日
 大分県宇佐市にUターンした元公務員の男性(69)が2日、自治会への加入を拒まれ、地域で平穏に暮らす権利を侵害されているとして、自治会の新旧区長3人と市を相手取り、330万円の慰謝料を求める訴えを大分地裁中津支部に起こした。
 訴状などによると、男性は2009年に母親の世話などのため、14戸が暮らす・・・(以下、略)・・・

●『村八分』扱いで精神的苦痛と、60代男性が市を提訴 330万円の損害賠償を要求
       nifty 2018年10月05日 00時50分
記事まとめ
大分県宇佐市に住む男性が自治会から『村八分』の扱いをされたとして、市を提訴した
関西からUターンした男性は、突然、自治会の構成員資格を剥奪されたという
『村八分』は人権侵害にあたるとして、330万円の損害賠償を求めている

● 大分の村八分で「総毛立つ恐怖心」 Uターン男性が提訴…是正勧告スルーされ
       ORICON NEWS 2018-10-04 (弁護士ドットコムニュース)
大分県宇佐市の集落(自治区)にUターンした男性が「村八分」のような扱いを受けているのは重大な人権侵害にあたるとして、自治区長ら3人と宇佐市を相手取り、330万円の損害賠償を求める訴訟を大分地裁中津支部に起こした。10月2日付。この問題では大分県弁護士会が2017年11月に自治区側に是正勧告を出していたが、改善はみられず、提訴に至った。

●区長激昂の翌月、突如の排除通告
訴状などによると、男性(60代)は2009年5月、母親の介護と就農のために関西地方から宇佐市にUターンした。当初は自治区(地縁団体で14戸からなる小規模集落)に加入し、地域の行事に参加したり市報の配布なども受けたりしていた。

ところが2013年3月ごろ、原告が農家向けの補助金に関する会議に呼ばれなかった理由を質問すると、区長が「口出しする権利はない」と激昂。原告が欠席した翌4月の集会で、「原告を自治区の構成員と認めず、今後は行事の連絡をせず、参加もさせない。市報も配布しない」という内容の決議をした。原告は「総毛立つような恐怖心を抱いた」という。

決議理由として、区長側は当初、住民票がまだ宇佐市に移されていないことを挙げた。そこで原告は2014年12月に住民票を現住所に移し、2016年5月19日付書面で自治区に加わる意向を示した。だが、「構成員全員の賛同が得られなかった」として、翌6月に拒まれた。原告側は「排除決議をした真の理由は、原告の住民票異動の有無ではなかった」としている。

●宇佐市「コメント控える」
原告側は訴状で、区長が自治区から原告だけを排除し、宇佐市に届け出る際にも原告を戸数に反映させず、原告に対してだけ市報の配布や行政に関する連絡をしなかったと指摘。「原告の名誉や人格権を著しく侵害するだけでなく、生活そのものを脅かすもので憲法14条(法の下の平等)にも反し、極めて人権侵害性の高い不法行為だ」と主張している。

また、宇佐市は慣例で、区長を特別職の非常勤公務員である自治委員として委嘱してきた(報酬あり)という。このため原告側は区長が行った不法行為について宇佐市も賠償責任を負っていると訴えている。

宇佐市秘書広報課は10月3日夕、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、「私どもとしては訴状が届いていないのでコメントを差し控える」(担当者)とした。また、担当者は一般論と断ったうえで「市政に関する情報は市のホームページでも入手可能で、市役所で市報を入手することもできる」と話した。

これまでも、弁護士ドットコムニュースでは「村八分」に関連した記事を掲載してきた。主な過去記事はこちら(「https://www.bengo4.com/other/n_8123/」「https://www.bengo4.com/internet/n_8576/ 」「 https://www.bengo4.com/internet/n_8581/ 」)

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