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てらまち・ねっと



 1月26日(火)、治療のために放射性物質・ラジウム233を腕から注射した。要した時間はほんの1分ほど。
 目的は、身体に広く骨転移した前立腺がん、その「骨転移した癌」を放射線でやっつけるため。
 ラジウムは、★≪注射で体内に送られると、代謝が活発になっているがんの骨転移巣に多く運ばれる≫というから。

 実際に、注射を受けた患者側の感覚で振り返ると、翌日から「肩や肩甲骨のあたりは、それ以前より軽くなった」という印象。この受け止め、つまり身体の軽さの実感は今も続いている。

 ところで、12月1日の一回目の抗がん剤、28日の2回目の時もそうだったけど、10日ほどは副作用の「骨髄抑制」が悪く出ないか一応注意してきた。今回のゾーフィゴも、抗がん剤よりは少ないけど、副作用としての「骨髄抑制」が懸念されているから、それなりに気づかいしている。
 ま、それも、そろそろ良いかと思う。
 今は、ウォーキングも毎日しているし、日差しの弱い日は庭仕事でもしようかと思う。

 ともかく、今日は、その「癌の骨転移」について、基本情報を整理しておく。私のことや、前立腺がんのこととともに、他のがん一般に共通することもあるし・・・

●-1 まず、「ゾーフィゴ」による骨転移がんの治療での放射性物質の動き
 参考までに、放射性物質・ラジウムの身体の中での動態は、
 ★骨中放射能残存率 ⇒「骨への放射能の取り込みは投与 2 時間後までに最大となり、投与放射能に対する割合 52%」、一週間後には10%位。
 ★全身放射能残存率 ⇒「 7 日後の全身放射能の残存率の平均値は 22%」。
 ★血中放射能濃度 ⇒「投与直後に速やかに減少」、一日後にはほぼゼロに近い。
  ※ 1月27日ブログ ⇒ ◆ゾーフィゴ /体内でカルシウムと同様に骨転移など骨代謝の亢進した部位に集積する特性 
 
 この治療法が日本で認可されたのは2016年。
   ※「塩化ラジウム223は、前立腺癌の骨転移巣に対する治療薬である。商品名ゾーフィゴ。日本で初めての『α線を用いた癌治療薬』である。2016年3月に承認され、6月に保険適用となった」(後記・バイエルの解説)
 米国やEUでは2013年から使われている。

●-2 前立腺がんの骨転移は痛い、という
  ※「前立腺がんは、進行すると骨に転移しやすく、去勢抵抗性前立腺がんにおいては、およそ80%もの高い頻度で骨転移が起こる」(同上)

 私は、今は、骨転移の痛みは感じていないけれど、癌が進行した時、骨転移の痛みが出始めると、厳しい状況になるという。要注意だ。

●-3 私の骨の痛みは
 思い起こすに、心当たりはいくつかある。
 昨年の2月12日に告知を受けて治療を開始。3月頃に、朝、ベッドから起きると時、左側の肋骨(ろっこつ)に変なチカラがかってしまった。たったそれだけのことで、不快な痛みが発生した。骨にひびがはいったかと思った。骨が弱っているのか、と反省した。その時、「痛い部分が腫れている」ことに気づいた。

 その後、マイクロ波治療の時、そこにも意識的に余分に照射してもらったりして、1か月ほどで痛みはなくなっていった。
 ところが、うかつにも7月頃にも、同じ部分で痛みを感じた。
 骨転移が原因かとの不快な軽い痛みだった。そのときも、マイクロ波を余分に照射してもらったりして、回避できた。今は、まったく何ともない(もちろん、2回同じことがあったから、身体の姿勢には慎重になっている)

 もう一点。5年以上前から、腰を曲げての姿勢で仕事をすると、腰が痛くなることがフツウになっていた。年ごとにその痛みが早く発生し、しかも強く出るようになってきた。が、本人は単に「としのせい」と軽く考えていた。
 しかし、今はまったくその痛みがない・・・・ということは、ずっと前から、前立腺がんが腰の骨にも相当転移し、定着・蔓延していたと考えると、理解・納得できる身体状況だ。

●-4 そんなこともあり、今日は「前立腺がんの骨転移」について整理しておく。
 癌の中でも、前立腺がんは、特に骨を新しく造くる「造骨型」という性質の癌が増殖するので、痛みがはげしいのだという。
 そこで、今日は、「骨転移のこと」を確認しておく。
 
 一般に、癌は骨転移しやすいとされる。
 骨転移には、二種類がある。
 骨を溶かす「溶骨型」の転移し、骨を新しく造ってしまう「造骨型」の転移。もちろん、「混合型」もある。 
 想像するに、骨が溶ける方が痛みがありそう。確かに、骨が溶けると骨折などの不可抗力の事故につながり、二次的にはつらいアクシデントの状況に陥るから、それはツライ。
 とはいえ、実は、造骨型の方が、痛みが激しいという。今まで、骨がなかったところに、骨をつくるからい造骨の痛みは激しいという。 

●-5 では、どういう癌が「溶骨型」「造骨型」なのか。
 それも分かっているから、下記に図解などの解説にリンクし、抜粋しておく。
 ちなみに、骨転移のタイプは次。
 肺がん/溶骨型、混合型  乳がん/混合型、溶骨型  胃がん/造骨型、混合型
 前立腺がん/造骨型  腎がん/溶骨型  大腸がん/混合型、溶骨型

●-6 骨転移治療ではALP値にも注目を  去勢抵抗性前立腺がんでは約9割に骨転移/がんプラス 
 血液検査で、アルカリホスファターゼ(ALP)という数値があり、肝障害などを疑う数字でもあるが「骨」にもかかわる。癌の骨転移の目安にもなる。前立腺がんの放射線「ゾーフィゴ」治療では、PSAよりもこちらで見ると、という考え方もある。
 ちなみに、私のこの一年のALPの変化は以下。

 癌を発見した時の数値より、翌月の3月の方がはるかに悪い。なんと基準の4倍だった。
 それも夏には基準に納まった。今はだいぶ低い値にまでなっている。

 ということで、上記の飲用も都のもっと詳しいことは下記でリンクし、図なども抜粋しておく。明日も、癌の骨転移についてみたいと思う。 
 なお、昨日2月6日の私のブログへのアクセスは「閲覧数9,233 訪問者数866」。

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★前立腺がんの 骨転移について 「去勢抵抗性前立腺がん」
●去勢抵抗性前立腺がん・骨転移について
ゾーフィゴ 静注の情報サイト|患者さんとご家族向け|放射性医薬品・抗悪性腫瘍剤   バイエル薬品
  「去勢抵抗性前立腺がん」とは。

医学的には「男性ホルモンを抑える治療(手術療法やホルモン療法)が行われ、
血液中の男性ホルモン(血清テストステロン)の値が50ng/dL未満と非常に低いにもかかわらず、
病勢が悪化したり、腫瘍マーカーであるPSAの値が上昇している状態」
と定義されています。

前立腺がんの骨転移が起こりやすい部位
前立腺がんは、
進行すると骨に転移しやすく、
去勢抵抗性前立腺がんにおいては、
およそ80%もの高い頻度で骨転移が起こる
ことが知られています。

転移が起こりやすい部位は、
脊椎、肋骨、骨盤、大腿骨など、
からだの中心付近にある骨です。

 

★癌全般の 骨転移の解説
●がんの骨への転移について
     サバイバーシップ  がんと向き合ってともに生きること
内臓など骨以外の所にできたがんの細胞が、血液の流れにのって骨に到達し、そこで増殖することを「骨転移(こつてんい)」と言います。「がんの転移」と言われると、多くの患者さんやご家族が「末期状態である」、「もうあまり生きていられない」と考えてしまうかもしれませんが、「骨転移(こつてんい)」は直接「余命」には影響しません。

しかしながら放置しておいて良いものではありません。なぜならがんが骨に転移をすると、痛みが出現したり、骨折が起こったりするため、患者さんの生活の質(Quality of life:QOL)を低下させる大きな要因になるからです。

また骨が壊され、骨に蓄えられていた栄養をがんが吸収すると、がんが活性化してしまうことも問題になります。
骨転移(こつてんい)は全身のどの骨にも発生します。

一般的に骨転移を起こしやすいがんの種類は、肺がん、乳がん、胃がん、前立腺がん、腎がん、大腸がん(結腸がん・直腸がん)などです。そして、痛みや骨折、下半身麻痺などの困った症状を起こしやすい部位は、背骨(脊椎)、二の腕の骨(上腕骨)、太ももの骨(大腿骨)、骨盤(こつばん)です。「骨転移の好発部位とその症状」(下表参照)に部位による主な症状を示しましたので参照して下さい。


●骨転移(こつてんい)のメカニズム
    サバイバーシップ
骨転移(こつてんい)の分類  がん細胞が骨に住み着いた後の骨の反応により、骨転移は大きく3種類に分類されます。おのおの、起こりやすい症状や治療法が異なってきますので、簡単に説明します。

溶骨型転移 /転移部で骨が溶けてしまうタイプ。骨の強度が低下するので骨折を起こしやすくなります。レントゲンやCTでは病巣部が黒く写ります。

造骨型転移 /骨を造るタイプですが、造られた骨は正常な骨組織ではありません。骨折は少ないのですが、骨痛を訴えることが多くなります。レントゲンやCTでは病巣部が白く写ります。

混合型転移 /溶骨型と造骨型が混在しているタイプです。

実際には、純粋な溶骨型転移や造骨型転移は少なく、混合型転移が多いと言われています。がんの種類別のまとめは下の表を参照して下さい。

がんの種類 骨転移のタイプ
肺がん 溶骨型、混合型
乳がん 混合型、溶骨型
胃がん 造骨型、混合型
前立腺がん 造骨型
腎がん 溶骨型
大腸がん 混合型、溶骨型

●骨転移(こつてんい)の治療法
      サバイバーシップ
痛みを緩和させる治療と骨への直接的な治療があります。

痛み止めの薬
鎮痛剤を使用して、痛みを和らげる治療です。痛みの程度によって使用する薬剤を選択します。複数の薬を用いる場合もあります(詳細をお知りになりたい方は静岡がんセンターのサイトの「痛みをやわらげる方法~おくすりのお話~」をご覧下さい)。

骨修飾(しゅうしょく)薬
がん細胞は破骨(はこつ)細胞による骨吸収*の働きを利用して骨に転移します(骨転移のメカニズムを参照)。がんの骨転移の治療では、この破骨細胞の働きを抑えて骨転移を進行させないことが重要です。
骨転移の進行を抑制する薬のことを「骨修飾(しゅうしょく)薬」と言い、代表的ものには、骨表面に吸着し破骨細胞に取り込まれることで内側から細胞を壊す薬(ビスホスホネート製剤)と、細胞を活発にする外からの刺激をブロックして、破骨細胞を動けなくする薬(抗RANKL抗体製剤)があります。
*骨吸収・・・古くなった骨を溶かす働きのこと(骨のリモデリング(骨の代謝)を参照)

放射線治療
放射線治療は、放射線を当てた範囲のがん細胞の量を減らし、痛みをやわらげたり、骨折や脊髄圧迫による下半身麻痺を予防することが期待されます。がんの種類によっては、放射線を当てた範囲のがん細胞が完全に消える場合もあります。
手術に比べて体の負担が少ない治療法で、痛みがあり画像検査で骨転移の診断がついた場合は、第一選択になる場合が多い治療法です。・・・(以下、略)・・・

●ゾーフィゴ®静注とは、どのようなお薬ですか?
    バイエル薬品  ▶骨に転移した去勢抵抗性前立腺がん※に対して抗がん作用を持つ、治療用の放射性医薬品(注射薬)です。ゾーフィゴ静注には、アルファ線と呼ばれる放射線を出す「ラジウム-223」という放射性物質が含まれています。このラジウム-223には、骨の成分であるカルシウムと同じように骨に集まりやすい性質があり、注射で体内に送られると、代謝が活発になっているがんの骨転移巣に多く運ばれます。

そして、そこから放出されるアルファ線が、骨に転移したがん細胞の増殖を抑えます。
こうした作用によって、骨転移した去勢抵抗性前立腺がん(※)に対して治療効果が期待できるお薬が、ゾーフィゴ静注です。
※男性ホルモンの分泌を抑える治療を実施しても症状が悪化する前立腺がんのこと
ミニ知識(1)〈アルファ線の特徴について〉ゾーフィゴ静注の治療で要となるアルファ線は、エネルギーが高く、細胞を破壊する力が強いという特徴があります。
しかし、アルファ線の力が届く距離は0.1ミリ未満(体内)と短いことから、正常細胞に影響を及ぼすことは比較的少ないとされています。


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 昨日午前10時、名大病院で私の癌の骨転移対策を目的として、放射線治療「ゾーフィゴ」の注射があった。
 塩化ラジウム(223Ra)の注射は、一分ほどのあっさりしたもの。通常はそれで終わり。

 私の場合(というか、医師の研究の一テーマとして)、毎回、特別に身体の中にどのように薬剤が広がっているかを確認する検査としての画像撮影が14時から行われた。
 それで帰宅できる。が、放射能を身体に入れているということで、人に迷惑をかけてもいけないから、名古屋市内に泊まることにした。
 ちょうど、翌日にあたる今日11時には主治医の診察も組まれていたし、名古屋泊りは合理的かつ自然な選択。
 
 今日の診察や名古屋のデパ地下や地下街の散策、買い出し品でホテル部屋食でのんびりしたことなどは改めて書くとして、今日は、薬の身体の中の残存などに関することを確認、整理しておくことにした。

  ゾーフィゴという治療は基本的には、「注射後は自宅に帰って良い」とされている。
 とはいえ、「前立腺がんの世界初のアルファ線放出放射性医薬品」。
 身体でどのように変化していくかは気になるところ。
 特に、治療目的の明確な本人よりは、「周囲の人たちに悪影響があってはいけない」ので調べてみた。

 バイエル薬品株式会社が「日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2013 に準拠して作成 2020 年 9 月作成(第 6 版)」というのを出していて、それの解説と、私の「放射能の濃度はどのように変化ていくのかという患者目線」とをグラフからまとめてみた。
 塩化ラジウム(223Ra)の、投与後の血中放射能濃度推移、骨中放射能残存率、全身放射能残存率の時間推移について。
 超簡単にまとめると次。もう少し詳しく、かつ、グラフを横に並べた比較は、このブログの後半に記録しておく。

 ★ 血中放射能濃度推移
 ⇒「血中放射能濃度は投与直後に速やかに減少」、一日後にはほぼゼロに近い。
 
 ★骨中放射能残存率の時間推移
 ⇒「骨への放射能の取り込みは投与 2 時間後までに最大となり、投与放射能に対する割合 52%。
  腸管内放射能は投与 6 時間後に最大。心臓、肝臓、腎臓、膀胱、脾臓等の臓器への特異的な取り込みは認められなかった。」
 半日後には半分、一日後に35%、2日後には20%、一週間後には10%位。

 ★全身放射能残存率の時間推移
⇒「 72 時間後の累積糞中排泄率の平均値はそれぞれ 56%及び71%、
   48 時間後の累積尿中排泄率の平均値はそれぞれ 1.5%及び 0.3%。
   7 日後の全身放射能の残存率の平均値は 22%」
  2日後にはおおよそ半分。

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●ゾーフィゴ静注 に関する資料  バイエル薬品株式会社
 医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2013 に準拠して作成 2020 年 9 月作成(第 6 版)
開発の経緯 ゾーフィゴ®静注
【一般名 塩化ラジウム(223Ra):以下、ゾーフィゴ】は、骨転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)の治療薬として開発された世界初のアルファ線放出放射性医薬品である。
ラジウムは、カルシウムと同族のアルカリ土類金属であることから、ゾーフィゴは、体内において、カルシウムと同様に骨転移など骨代謝の亢進した部位に集積する特性を有する。

ゾーフィゴは、高LET(線エネルギー付与)放射線であるアルファ線を放出し、隣接する細胞において高頻度にDNA二重鎖切断をもたらし、骨転移に対して抗腫瘍効果を発揮する。
また、アルファ線の組織内飛程は100μm未満であり、周辺組織に対する放射線量*は限定的である。・・・(略)・・・
 
※ 100μm=0.1ミリ  / μm 長さの単位。1マイクロメートルは100万分の1メートル、すなわち1000分の1ミリ。記号μm ミクロン。 ★≪  教えて!goo  実際にミクロンとか数十ミクロンは?・・・家庭でお使いの包装用のプラスチックフィルム(レジ袋、ゴミ袋、ラップフィルムetc)の厚みが数十ミクロン≫

●塩化ラジウム(223Ra)単回投与後の血中放射能濃度推移(算術平均値±標準偏差)
  解説では、
 ⇒「血中放射能濃度は投与直後に速やかに減少した」
  注射は、4週間ごとに6回繰り返すのだけれど、
 「反復投与による塩化ラジウム(223Ra)の薬物動態への影響は認められず」
 
 また、血液中の放射能の濃度はどのように変化ていくのかという患者目線で私がグラフから読み取ると、
 2時間後には1/5くらい、
 半日後には 数十分の一
 一日後にはほぼゼロに近い



●塩化ラジウム(223Ra)単回投与後の骨中放射能残存率の時間推移(個別値)
 解説では、
 ⇒「骨への放射能の取り込みは投与 2 時間後までに最大となり、骨中放射能の投与放射能に対する割合の平均値は 52%であった。
 腸管内放射能は投与 6 時間後に最大となり、投与放射能に対する割合の平均値は 64%であった。
 心臓、肝臓、腎臓、膀胱、脾臓等の臓器への特異的な取り込みは認められなかった。」


 私がグラフから読み取ると、
 半日後には半分
 一日後に35%
 2日後には20%
 一週間後には10%



●塩化ラジウム(223Ra)単回投与後の全身放射能残存率の時間推移(個別値)
  解説では、
「日本人の去勢抵抗性前立腺癌患者各 3 例に、塩化ラジウム(223Ra)55kBq/kg 及び 110kBq/kg 単回投与 72 時間後の累積糞中排泄率の平均値はそれぞれ 56%及び71%、単回投与 48 時間後の累積尿中排泄率の平均値はそれぞれ 1.5%及び 0.3%であった。
肝胆道系排泄は認められなかった。
塩化ラジウム(223Ra)55kBq/kg 及び 110kBq/kg 単回投与 7 日後の全身放射能の残存率の平均値は 22%であった。」


 私がグラフから読み取ると、
 2日後にはおおよそ半分
 一週間後には20%





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 さて、今日は25日(火)は、癌が身体の骨のあちこちに転移しているので、その「骨転移がん」をやっつけるための治療の開始。
 私の骨転移は、「骨シンチ」という検査法で、昨年2月で90か所、11月で70か所ほどあるという検査データが出ている。
 12月に2回投与した抗がん剤が、私の全身のガンにはまったく効かなかったので、違う治療を進めることにしたわけ。

 こちらから依頼して、1月14日(木)に放射線科の加藤医師の初診を受けた。
 初診で全て確認して、骨転移対策として「ゾーフィゴ治療」を開始してもらうことに決定。
 毎月一回、「ラジウム-223」という放射性物質を注射して、塩化ラジウムでがん細胞をやっける、という方法。
 6か月先まで日程が組まれている。
  (関連) 1月14日のブログ ⇒ ◆今日は名古屋大学病院の外来・放射線科の診察/ 医師の明解、明確な説明 「まだ、治療の選択肢はいろいろとある」 /骨転移治療のための「 ゾーフィゴ」(放射性医薬品 塩化ラジウム(223Ra)注射)

 10時に注射。ほんのわずかの時間。
 あとは14時から、医師の研究テーマの一環、一連として、骨転移の状況がとてもよく分かるという「18F-NaF PET/CT」も実施。毎回実施のこの特別な検査。「この検査の費用は研究費で出すから本人負担は不要」、ということなので、同意した(嬉)。
 
 一回目は、事前にということで1月22日にすでに実施している。
 なお、通常に行われる「骨シンチ」は、事前にということで1月18日に行った。あとは、6回終わってから検査。こちの2回は保険適用の自己負担の検査。
 つまり、毎回、塩化ラジウムの効果が確認できるというおまけがついた。

 という ゾーフィゴの初治療の開始日なので、どんな方法かについてのメーカーとウエブが分かりやすかったある医療機関の説明を借りておく。

●ゾーフィゴ®について/バイエル薬品株式会社
●ゾーフィゴ治療について /大阪・多根総合病院 高精度放射線治療センター

 なお、昨日1月25日の私のブログへのアクセスは「閲覧数2,277 訪問者数799」。

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●ゾーフィゴ®について
    バイエル薬品株式会社
ゾーフィゴ®静注には、アルファ線と呼ばれる放射線を出す「ラジウム-223」という放射性物質が含まれています。
このラジウム-223には、骨の成分であるカルシウムと同じように骨に集まりやすい性質があり、注射で体内に送られると、代謝が活発になっているがんの骨転移巣に多く運ばれます。そして、そこから放出されるアルファ線が、骨に転移したがん細胞の増殖を抑えます。

こうした作用によって、骨転移した去勢抵抗性前立腺がんに対して治療効果が期待できるお薬が、ゾーフィゴ®静注です。
※男性ホルモンの分泌を抑える治療を実施しても症状が悪化する前立腺がんのこと

ゾーフィゴ®静注の治療で要となるアルファ線は、エネルギーが高く、細胞を破壊する力が強いという特徴があります。
しかし、アルファ線の力が届く距離は0.1ミリ未満(体内)と短いことから、正常細胞に影響を及ぼすことは比較的少ないとされています。

▶4週間に1回ごとの注射を、通常6回受けていただきます。
ゾーフィゴ®静注は、4週間ごとに1回、静脈注射で投与します。
最大6回の注射を受けたら、ゾーフィゴ®静注による治療は終了です。

▶薬剤の性質上、原則として注射日の変更はできません。担当医とよく相談してスケジュールを決めてください。
ゾーフィゴ®静注は、お薬の有効期間が短いことから、病院で在庫を持つことが難しく、患者さんの意思を確認したあと、製薬会社に発注することで病院に届けられます。このため、原則的に注射日の変更はできません。
また、ゾーフィゴ®静注による治療効果を十分得るためには、4週間隔での注射を6回受けていただくことが必要です※。
注射日を決める際には担当医とよく相談し、患者さんご自身が納得したうえで、スケジュールを確定するようにしてください。

●ゾーフィゴ治療について
    大阪・多根総合病院 高精度放射線治療センター
ゾーフィゴ®〔一般名:塩化ラジウム(223Ra)〕は、骨転移のある去勢抵抗性前立腺がん(男性ホルモンの分泌を抑える治療を実施しても病状が悪化する前立腺がんのこと)の治療薬として、世界で初めてアルファ線(α線)と呼ばれる放射線を用いた、骨に転移したがん細胞に対して治療効果を発揮する放射性医薬品です。

特徴
ゾーフィゴに含まれるラジウム-223には、骨の成分であるカルシウムと同じように骨に集まりやすい性質があり、注射で体内に送られると、代謝が活発になっているがんの骨転移巣に多く運ばれます。そして、そこから放出されるアルファ線が、骨に転移したがん細胞を攻撃します。

ゾーフィゴ治療で要となるアルファ線は、エネルギーが高く、細胞を破壊する力が強いという特徴があります。しかし、アルファ線の力が届く距離は体内で0.1ミリ未満と短いことから、正常細胞に影響を及ぼすことは比較的少ないとされています。


 治療は4週間ごとに1回、静脈注射で投与します。最大6回の注射を受けたら、ゾーフィゴ治療は終了です。






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 今日は、名古屋大学医学部附属病院の外来・放射線科の診察(院内初診だから再診扱い)。
 なぜ放射線科かというと、抗がん剤を2回投与したが、私の場合、抗がん剤が効かないばかりか、腫瘍マーカーが6倍に跳ね上がっていて、こちらから次の治療として放射線に関係する治療法を希望したから。
 (経過) 1月4日の泌尿器科の主治医の診察時のことを1月5日のブログに書いた。そこから簡潔に抜粋すると次。

 ★≪ 主治医「抗がん剤の1コース目でPSAがこれだけ上がった(6倍)から、2コース目でも下がらない可能性が高い。
        ドセタキセルは今日の2回目でやめる。次の抗がん剤のカバジタキセルに行く方法がある」
 寺町 「骨転移が主でもあるから、次はゾーフィゴの点滴の方を考えたい」
 主治医 「保険適用の中でできる選択肢は、カバジタキセルとゾーフィゴの二つしかない」
 寺町 「では、最速でその方向でできるように、手配して欲しい」
 主治医 「(キーボードを打ちながら) いま、紹介状(てがみ)を書いている。あとで行って、自分で予約を取って」

 ちなみに、この次の治療= ゾーフィゴ(放射性医薬品基準 塩化ラジウム(223Ra)注射液) に関しては、岐阜に戻る車中に、放射線科から電話がかかってきて、 14日に担当医の診察予約が決まったと連絡があった≫

● こんなわけで、今日、放射線科の医師の診断を受け、ゾーフィゴの治療の日程が決まった。
 第一回は1月26日(火)。以後4週間に一回ずつ総計6回。6月までの「ゾーフィゴ 静注」の日程が全部決まった。
 治療開始後、骨髄抑制が重くならず、好中球の値もよれば治療を継続する、という。

● 医師の話はとても面白かった。泌尿器科の主治医は、あとは抗がん剤のカバジタキセルしかない、旨の見解。
 今日の放射線科の医師は、ラジウムを使った治療である「ゾーフィゴ」はもちろん、他のこともいろいろと質問したが、答えは明確、かつ、とても分かりやすく「まだ、治療の選択肢はいろいろとある」との即答だった。 
 たとえば、私が、前立腺がんの「原発巣」(一番最初の癌ができた場所)に対する放射線治療(トモセラピー)をやってくれる病院があるが、そういう「原発巣」の放射線治療も私の場合でも良いかと質問したら、「もちろん」、とのこと。
 
 泌尿器科の主治医の見方とは全く違っていることに驚くとともに、小気味よかった。

● 私の現状の検査については、骨シンチの画像はゾーフィゴと同時期に撮って、最終回の後との比較をしたいから、18日に撮ることになった。
 また、18F-FDG PET/CTは私は12月に撮っている。が、今回は、別に、「18F-NaF PET/CT検査」という検査をしたいとのこと。これは、「骨転移」の状況が一番よくわかる検査法で、通常の保険適用はない、しかし、これを毎回行いたい、費用は全部研究費で出す、とのことだった。もちろん、毎回そんな画像がみられるなんて最高なので、同意した。
 (下記の通り、同氏の一つの研究テーマでもある雰囲気)

 ということで、今日は帰宅したのが暗くなってからだっので、ブログはこのあたりにしておく。
 質問は10項目ほど、メモしていったので、その問いへの回答は明日香、近いうちに整理して載せる。
 あとは、名大の教員情報でのその特任教授の加藤氏の関連のことを幾つか、コピペしておくことにする。

 ★教員詳細   大学院医学系研究科 総合保健学専攻

 研究発表等 18F-NaF PET/CT、18F-FDG PET/CT、骨シンチ/SPECTによる去勢抵抗性前立腺癌骨転移223Ra治療の評価 ,   加藤克彦 第59回日本核医学会学術総会 , 2019年

(12月に私が入ったPET/CT)
●名古屋大学医学部附属病院 放射線部 核医学検査室
特殊検査:当院はサイクロトロンを所有しているため、18F-FDGを用いた検査以外にも半減期が短い11C を使用した11C-メチオニンや、18F-NaFなど特殊な薬剤(いずれも保険適用外)を使用した検査も行っています
11C-メチオニンは、18F-FDGの生理的集積により観察しにくい脳腫瘍の患者さんに対して、頭部PET/CT検査を行っています。薬剤投与から20分後に撮像しています。
18F-NaFは全身の骨転移の診断に有用です
PET/CTはガンマカメラより高い空間分解能を有するため、骨シンチグラフィよりも骨の描出がきれいであることが特徴です。薬剤投与から40分後に30分近くかけて全身を撮像しています。また、内用療法では、131Iを用いた甲状腺がんの残存腫瘍のアブレーション治療やバセドウ病の内用療法だけでなく、α線放出核種である223Raを用いた去勢抵抗性前立腺癌の骨転移に対する治療も行っています。


 なお、昨日1月13日の私のブログへのアクセスは「閲覧数6,778 訪問者数812」。

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