ありがたい事に、56Bはすでに作り終えて製作記も公開されてる方がいますので、色々参考にさせてもらえます。
先日コメントいただいた雑食モデラーさんによれば、リアに付くオイルクーラーがカウルと干渉して、カウルがズレてしまいます。
少し削るとかすれば大丈夫かなと思いましたが、ノーズ・セクションを付けて合わせてみると全然合わないorz
仕方がないのでカウル側を削ってましたが、削り過ぎて穴が開いてしまいました。
んで、大変なことになってます。
どうせなら、リアを少し膨らませてやればオイルクーラー収まるだろ、と思い、いったん大穴開けて洋白帯金で枠を作り直して、ハンダを盛って面を作り直してますが…
このリアの面、内側に全体的にへこんでいる形状なんで、再生するの大変なのでした…
しかもオイルクーラーがのぞく開口部(上の穴です)は、フチが少し盛り上がってるので、それも再現しなきゃならない。そのために帯金で枠を作ったんですけどね。
しかし、ここは目立つポイントなのでキレイに仕上げたいんだけど、ちょっと厳しいかも…
嬉しいパーツはコレですかね。
ロストワックスって言うんですか、贅沢な工法で作られたキャスト・パーツ。
私は初めて見ますが、近年のタメオはこうゆうのも入ってるんですか?
素材は洋白と、真鍮ですかね。このままだと汚い色ですが…
洋白のロールバー、磨いてやるとピカピカのメッキパーツのようになります。
お高いキットなんですが、こうゆう小さなポイントのために高級素材を投入する、本当の意味での贅沢感を味わえます。
まあ、贅沢なパーツがあるからと言って、素晴らしい完成品が出来るとは限らないところが、この趣味の厳しいところですな。
技と根気があって、運が味方してくれないとどうにもならないですよ、このレベルのキットは…。
(写真:タメオ1/43 ロータス56B オランダGP71)
もうすぐ都会に出張するので、今度こそ出会いたいキットです。
タメオは、お金さえ出せば手に入りますからね…
正直言ってフルディティール・キットは、作り始めると色々破綻が見えてくるので、キットを眺めてるうちが幸せなのかも知れません。
完成する頃には、ゴミの塊みたいになってるんじゃないかという不安に苛まれます。