43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

カウル / 312T5

2020-05-15 | Ferrari 312T5

私は「映画は映画館で観たい!」人なのですが、当然ながら見逃した映画は家で観ます。
でも円盤のレンタルは、多分20年ぐらい利用したことないなあ・・・・
テレビ放映してたら観るか、有料放送で観るかですが、最近はストリーミング配信中心ですね。

で、皆さんどこの配信サービスを利用してますか?
アマゾンの有料会員になればもれなく付いてくる「アマゾン・プライムビデオ」を利用している人は多いと思いますが、無料で観れるコンテンツは多いとは言えないし、ほかにも選ぶとすると・・・・
私はいくつか試してみましたが、結局 NETFLIX だけにしてます。
コンテンツの豊富さなら U-NEXT が一番かと思いますが料金が高い。アダルト系が無尽蔵にあるのでこれで料金が高くなってるような気がして嫌なんですよねー。
アダルト無しで安いプランてのがあれば良いのにね。

NETFLIX は画質や同時に利用出来るデバイス数によって料金が選べるので、私は一番安いプランです。
それでも画質に不満は無いし、微妙な動きが荒いと感じる時はありますが気になるほどでも無いです。

別に、 NETFLIX の宣伝をしたいわけじゃないです、
言いたいのは NETFLIX や今後の映画配信にまつわる問題点。

最近ではアメリカで「GAFA」に加えて「FAANG」とも称される巨大企業になった NETFLIX ですが、番組制作、映画製作にも進出してオリジナル作品も多いんですよね。


この、「ローマ」は昨年映画館で観ましたがとても良い作品でした。
70年代のメキシコのある一家の日常を温かい視線で眺める映画です。「ローマ」というのはメキシコの地名です。
全編モノクロの美しい映像。昨年観た映画の中ではベストの一本です。

最近では、「マリッジストーリー」を観ました。


離婚することになった夫婦ですが、子供の養育権を巡って裁判で争うことになります。
お互いの仕事や夢のため、円満に別れるはずの二人だったのに裁判で傷つけあうことに・・・・

結婚してない自分には分かりませんが、愛し合いながらも現実と折り合いを付けなければならない男女の葛藤がユーモアも交えて描かれています。
アダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソンのW主演で各種映画賞も受賞しており、良い映画だと思います。
深刻な題材だし私はあまり好きなお話ではありませんでしたが、主演の二人は好きな俳優さんなので楽しめました。

ただ、この作品は映画館でも上映されていたんですが私は配信で観ました。
NETFLIX のオリジナル映画というのは基本的に配信のために作られるので映画館では上映されないか、されてもミニシアター中心に小規模に・・・・ということが多く、映画館で観ようと思ってても難しいんですよね。
しかも、劇場公開と同時期に配信もされているので客が入りにくく、映画館にはメリットが少ない。

それでも映画館で観たいという人のために劇場公開も並行してくれるのは有難いとも言えるんですが、こういう形式が今後増えていくとしたら、確実に映画館産業は廃れてしまいますよね。
これって、結構深刻な問題なんじゃないですかね。

配信と言う形で映画文化が守られる陰で、映画館という娯楽形式が消えていくのは何だか違う気がします。

コロナ問題で映画館が休業を続ける日々、ちょっと考えてしまいました。

映画に限った話でも無いですが、便利さと引き換えに失ってしまうものって少なくないと思います。

 

さて、便利さと言う言葉には全く無縁な模型作りのほうですが


すでにカウル塗装に進んでいますが、塗装前の作業の画像があったので、備忘録として少し戻って書いときます。

カウルのリアエンドは上の画像の通り、分厚くなってます。
カウルの下側はエアダクトの上蓋になってます。
背びれの後端、下側は良く分かる資料画像が無く、どうなってるのか謎です。
キットの状態も全くのっぺらぼうだし・・・・

僅かに見える資料画像と、あとは想像力で造形していきます。

背びれ横にNACAダクトがあるのですが、そのまままっすぐ後方に抜けているわけで無く、どうやら下に流れてカウル直後にあるミッションオイルクーラーに空気を当てているらしい・・・・と想像、それっぽく出口を掘り込んでおきました。
NACAダクトと繋がるまでは掘っていません。無理。


なので、ここのNACAダクトのほうも開口せずそのままです。

もうちょっと前方、燃料タンク横のNACAダクトは掘り抜いて奥の面を再生しました。

奥に入れたのは、こんな感じのパーツです。

アルミ板を曲げて作りました。細かくて難しいです。
しかも、これをメタルの穴の内側に貼り付けてもスムーズな穴にはなりません。
まあ、雰囲気だけです。

コクピット前にも小さなNACAダクト。


ここは、穴だけ開けときました。

 

月日は流れて、塗装が進んでます。


白フェラーリ。


ピンクフェラーリ。

この段階で、ユズ肌が目立ってきたので中研ぎしてます。
この前の白の状態で塗面が荒れているので本当ならそこで中研ぎすべきでした。

ピンクサフは薄めて吹いているのでそれほど荒れないはずなんです。

ピンクを研いだらまた白が出てきたので、またピンク吹いてます。

段取り悪いとなかなか進みません。

それでも、焦って作業して失敗するよりは早めにやり直すほうが結局は近道だろうと思います。

この後、無事赤くなりました。

つづく。

( フェラーリ312T5 ベルギーGP 1980 )

 

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